
昨日はK組M寺さまの巡番報恩講にお参りさせていただきました。
ご講師は鹿児島のN師。
終末医療の現場で、患者さんご本人はもちろん、家族の悲痛にも寄り添っておられる僧侶でいらっしゃいます。
大学の医学部や看護学部で、非常勤講師もつとめておられます。
お見舞いに行き、励ますつもりで、かえって患者さんを傷つけてしまう言葉も教示いただき、ハッとさせられました。
生老病死の厳しい現実。愛する者と死に別れなければならない慟哭の時。
その悲痛を乗り越え、生まれてよかった、生きてよかった、死んでおしまいではない、お浄土があってよかった。
と、人生を味わえるよろこびは、南無阿弥陀仏の願いの中に包まれてこその安らぎと、ありがたく聞かせていただきました。