お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

私のためのご苦労

2019年07月03日 | 仏教
 きょうは、佐賀教区寺族勉強会でした。
 新しい方が聴講においでくださって、うれしいことでした。
 
 さて、きょうのO先生のご講義、
このところ、「大無量寿経を読む」と題して、毎回、プリントを準備の上、お話くださっているのですが
「大無量寿経」の解説 というより、仏法の味わいを厚くご講義いただいています。

 法蔵菩薩(阿弥陀如来が菩薩として御修行中のお名前)の「五劫思惟」のご苦労は、
私たちのため という 受け取りより、私のためのご苦労であった と、いただく こと をお聞かせいただきました。

 すべてを救う(覚りの仏と成らせる)阿弥陀如来の本願ですが、
「阿弥陀如来の本願」を知識として知っていれば、十分で、自分の日常生活には関係無い という、受け取り方、
 one of them つまり、私を大勢の中の一人
と、受け取るのでなく、

 親鸞聖人のお言葉のように
「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば ひとえに 親鸞一人が為なりけり・・・」
 
only one 
私一人を目当てとされたのが阿弥陀如来であった と、拝受する 味わいをご講義いただきました。

 仏法は他人事でなく、私自身の問題だということを。




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