保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

ヌートリアと猿のコラボで大盛り上がり!!

2006-01-09 15:14:49 | シリーズ・保津川を下ろう!
今日の保津川は寒さも和らぎ、今年初めての快晴に恵まれました。

朝、10時に某他府県からお越しになったおば様グループさん
13名を乗せ、出航したはっちん号。
大体、おば様グループのお客さんはにぎやかに盛り上げて
下さるので、はっちんも大好きなお客層です。
調子にのり、ついついバカトークも炸裂したり。

綾小路きみまろばりの自虐ネタ炸裂で盛り上がっている
そんな時、水面に珍しい川の動物が顔をみせてくれました。

「なにあれ?なんか川にいる!魚?」と騒ぎ出すお客さんたち。

その動物は水面に丸い頭を出し、こちらチラリ。
そうこの動物こそ保津川のアイドル・ヌートリアです。

全長50~70cmほどの小さな動物ですが、ビーバ風の出っ歯顔
けして速くないのに、懸命泳ぐ姿がなんとも見ていて愛くるしい
川の人気者です。

ヌートリアは保津川の船にも慣れっこで、船が真横を流れていっても
決して逃げることはなく、身近でじっくり観察できるのもグッドです。

「わぁー泳いでる~ こっち向いた!!」とヌートリアの一挙手ごとに
反応しテンションが上がるお客さんたち。

この騒ぎにはさすがのヌートリアも恐れをなしたのか?
珍しく潜水を開始、潜って姿を消してしました。

さすが保津川のアイドル、ヌートリア人気は凄いです。

しばらくすると今度は猿のお目見えです。


温かい陽気に誘われたのか、たくさんの猿が川縁に下りて来たようです。

「わあーさる、さる、さる!!!」と今度も大はしゃぎのお客さん。
「見て、見て、木の枝にの登って実を食べてるわー!!」
テンション最高潮です。

この騒ぎに今度は猿たちが食べる手を止めて、こちらを
不思議そうにじっ~と見つめ出しました。

しばらくしてこの騒がしい船が横切ると川沿いのサルたちは
一斉に山の斜面を猛ダッシュで駆け登り出したのです。

大体、保津川のサルも人には慣れているので、船が通っても
逃げ出す事は少なく、逆にえさでも貰えないかと寄って来ます。

それが今日は、一斉ダッシュです。

よほど、身の危険を感じたのでしょう!

保津川の人気者ヌートリアとサルも恐れをなした
おば様パワーの凄さを改めて思い知らされた川下りでした。

でも・・・キライじゃないぜ!by はっちん

七色の放水に「火災ゼロ」の願いを込めて・・・

2006-01-08 23:17:17 | 船頭
今日、はっちんの住む亀岡市では、18年度の
「市消防出初式」が開催され、町内会長をしている
はっちんも自主防災会・部長として参加しました。

出初式とは、新たな年を迎え、消防職員及び消防団員と
市民が一丸となり、士気の高揚と「火災ゼロ」「災害に強いまち」
の決意を新たにし推進を図る新年恒例の行事です。

朝、8時半に式典会場となる亀岡中学校体育館に
入ったはっちん達自治会メンバー。

会場では消防団仕様の紺のスーツに身を包んだ大勢の
男たちが気合の入った号令を掛け、整列しています。
なんでも消防団では整列の機敏さや行進の整然さが評価の基準
になるらしく、その大会まであるのには驚かされます。

「なんなんだ~ この張り詰めた雰囲気は~」

殆どが初参加の自治会メンバーたち。
あまりにも日常とかけ離れた会場のムードに圧倒
され、かなり引き~気味のメンバーたちです。
「こんなだらだら~してるのは、うちの町内だけやな~」
とはっちん。
「こんなん、軍隊やんか~」ビビる上品な町内会長さんたち。

その時です!
「き・お・つ・け! か・し・ら~な~か!」という
ダミ声の大号令が会場いっぱいに響き渡ります。

だらだら~グループの我が自治会もビックリ!
ピョン!条件反射的に号令に従ってしまうのには笑ってしまいました。

それからは式典恒例のエラ~イ人達のけっして短くないおはなしが続きます。

延々1時間半以上の直立状態に腰が痛くなるはっちん達
自治会メンバー。 ふらふら、そわそわと列が乱れだす
度に、列を見回る消防関係者の恐い視線を感じます。

でも、えら~い人達の「消防団の益々の活躍を期待しております」
という挨拶に、「おい、おい、活躍するような事があったらあかんやろ」
と思わず心の中でツッコんでしまうはっちんです。

式典後は消防自動車を引き連れての
市内メインストリートの大行進です。

沿道に詰め掛けた、観客の多さに再度、ビックリ!
「こんなに注目されたのは子供の頃入っていた鼓笛隊以来や~」と
少し感動したりして、檀上に立つ、市災害隊長の市長の前を
頭を向け敬礼して通過してしまうノリのいい可愛いはっちんです。



そしてこの日のメインイベント!
亀山城跡の堀を目掛けて、団一斉の大放水です。

堀の向かい側にはハシゴ車も出て、堀沿いに各消防団が
その数だけ用意されたホースが伸ばされています。
いよいよ団の威信を賭けた大放水が始まりです。
放水会場に大勢の見物人が・・・失敗は許されません。

「放水は・じ・め!」の大号令と共に、ホースから水が溢れ出します。

ホースから勢いよく、黄色や水色、赤など、カラー水が
大きな弧を描き噴出す様は、虹を思わす美しさで圧巻でした。

最初は溶け込み難く、距離感を持っていたはっちんでしたが
目の前に広がる幻想的な水の演出には大きく感動し
確かに心が動くのを感じました。

年初の悲しい火災事故のニュースなどを思い出し
「火災ゼロ、災害のない安全なまちつくり」の
大切さを守る使命感を理解した一日でした。

原田龍二さん、初お目見えは世界ウルルン滞在記!

2006-01-07 22:32:01 | 原田龍二さん
全国の原田龍二ファンの皆様!
お待たせ致しました。

原田龍二さん、今年最初のテレビ出演となる番組
「世界ウルルン滞在記」が明日8日に放送されます。

ウルルンは龍二ファンの方なら御存知と思いますが、
龍二さんが芸能界入りして間もない頃に出演され、
役者として以上にひとりの人間として、大きく
成長するきっかけとなった、とても思い入れ深い番組です。

明日の放送は新春2時間スペシャル。

スペシャル番では、解答者としてウルルンを
見守ってきた石坂浩二、清水圭、上原さくらが、
スタジオを飛び出し、レポーターとして海外滞在を
体験するというもので、龍二さんは空席となった
解答者の席に場を移して出演となります。

ウルルンは、島国日本では中々、伝わってこない
世界の人たちの生の生活、日常がリアルに
伝わってくる番組なので、御家族みなさんで
いろんな事を話しながら観れる楽しい番組です。

世界を知り、初めて自分の国・日本を知る。

時間の許す方は是非、ご覧下さい。


世界ウルルン滞在記」
「なんだこの番組は?と言われて早や500回!大感謝スペシャル」
放送日1月8日(日曜日)
TBS系列21時~23時9分

寝正月・・・冬眠・・・穏やかな時間

2006-01-06 23:32:23 | 船頭
新年が明けて今日でもう6日が経ったのですね。
時が経つのは早いものです。

新年に入っても何かとバタバタ続きのはっちん。

今日は史上最大の寒波の影響か、仕事はお休みでした。

恐らく今年に入り、初めてのゆっくりした時間。

寒い外にも出る気にならず、今日は一日、家の中で
本を読んだり、子供と人生ゲームをしたりして
過ごしました。

本を読んでいると、襲ってくる周期的に睡魔も
そのまますんなり受け入れ、横になる自由も許される。

なんとスローで穏やかな時間の流れでしょう~

このひと時の贅沢な時間を感じる為に、私は
日常を慌しく過ごしていたのかもしれません。

明日から3連休です。
それが終わると、学校も始まります。

今年もいつも変わらない日常が始まります。

でも今日だけは何も考えず、スローで穏やかなな
時間に身をゆだねていたいはっちんなのです・・・

保津川下り、今日400年目の仕事始めに思う・・・

2006-01-05 20:49:03 | 京都情報
京都の保津峡~嵐山間を流れる保津川
を下る川下り・保津川下りでは今日、
創業400年目となる仕事始めが行われました。

保津川下りは、慶長11年(1606)嵯峨の
豪商であった角倉了以翁により、川の開削が
行われて今年で400年目に当る年を迎えます。

保津川が流れる京都は、この冬でも
もっとも強い寒波の影響もあり朝から
冷たい風が吹く寒い一日となりましたが、
記念の年の仕事始めとなることもあり、僅か
ではありますが、全国からお客さんが
お越し下さいました。

保津川下りでは今の季節、冬季船という
囲い付き暖房船を運航しておりますが、
例年1月~2月はこの寒さに加え嵯峨野観光鉄道も
休業することから、来客数が年中で最も減少する
時期であり、とても静かな仕事始めとなりました。

この時期の保津川は、春や夏、秋に見られるような
華やかでイキイキとしたダイナミックな渓谷の風景と
いうよりは、賑やかだった祭りの後を思わせるような、
少し寂しげな静けさと落ち着きを漂わす雰囲気が
渓谷を包み込んでいるようです。

その空間の中を一隻の船が、櫂を引く音だけを
渓谷内に響かせ、粛々と下ってゆく時の中に
‘冬’という季節を実感することができるのです。

‘自然の中で生きる’ということの‘意味’を
知る瞬間でもあります。

400年いや、筏の頃も入れると1200年以上
もの長い年月、多くの人の人生と共に、流れ続けて
いるこの保津川。

日常の多忙さや街の喧騒から暫し離れて、
静寂の大自然の中で自分という人間と向き合い、
見つめ直す、そんな‘自分探し’の旅をしに
冬の保津川を訪れてみるのもいいかもしれませんよ・・・

おっと!またまたビックリ!M-HEROが読売新聞に!

2006-01-04 10:23:51 | 京都情報
昨日に続き、今日も朝刊をめくって
ビックリ!!

あの噂の金襴師・M-HEROが
京都版で大きく写真入りで紹介されていました。

持ち前の行動力と強い意志で、京都の洛中に
自分の店を出すまでのサクセスストーリが
紹介されています。

記事の中からも彼の勢いを感じさせる
コメントが随処に聞かれ、頼もしさを
感じさせてくれています。

「京都の伝統産業の一翼を支えている自覚を
持つ」というコメントは間違いなく、
これからの京都を盛り上げる人材であること
の片鱗を見せてくれています。

京都の人は是非、今日の読売新聞を読んでみて
下さい。

ヒロさんという人がすぐ分かる内容です。

今年はM-HEROが大きく飛躍する年に
なりそうな予感を感じるはっちんです。




今年最初のビックリ!!はっちん登場!!

2006-01-04 01:19:39 | マスコミ出演
新年早々、ビックリさせられる出来事が・・・

朝、何気なく新聞を読もうとすると、
折込広告の中に、よく見た人影の写真が!

な、なんと自分が、はっちんのシルエットが
写っているではありませんか~

その折込広告とは亀岡市が出している
広報紙「キラリ亀岡」の新年号です。

恐らく秋の早朝の保津川の景色だと思われますが
薄い霧が立ち込め、山々の影が幻想的に浮び上る
空間に、はっちん達の船が一艘、下って行く姿が
鮮明に写し出されている写真です。
しかもその後ろにはトロッコ列車まで走っています。

写真の一番前で棹をしているのが私はっちんです。

顔がはっきりしないシルエットだけ
という写真もはっちんらしくていいです!

船、霧、トロッコと、これだけ条件が揃う場面は
狙っていてもなかなか撮れるものではないでしょう。

自分が写っていていうのも変なはなしですが、
この写真は今まで私が観た保津川の写真の
中でもベストフォトだと思います。

中の紙面には角倉了以物語というシリーズが
今年から記載されるとのこと、保津川開削400年の
年に、いろいろとお力添えを頂きありがとうございます。

今年一年、頑張れそうな気がしてきました。

亀岡市さん、いい写真をありがとうございました。


遊船の新年総会

2006-01-03 11:29:40 | 船頭
保津川下りを提供する私達船頭の会社、
「保津川遊船企業組合」の事始めとなる
新年総会が、毎年3日に行われます。

この新年総会は、企業組合を構成する各4支部が
それぞれの地元町内の集会所で、今年度の支部役員の選出と
予算案の発表並びに今年一年間、一緒に出船する組分けと
順位、専用船を決める総会で、今年度の川下り事業の
就業基盤を決める大事な総会なのです。

私達船頭の間ではこの総会が新年最初のハードな
仕事となります。

特に遊船本部の役員を支部から選出する年の総会は
新年そうそう、風雲立ち込める嵐の総会となります。

本部役員は任期は2年。

本部3役に選ばれると、ハンテンを脱いで慣れない
スーツに身を包み、事務方に回らなければならないので
なかなか本部役員を受ける人がいません。

一応、公平を規する意味から、年齢順で誰もが
一度は本部役員にならないといけないシステムに
なっていますが、本人の都合や固い意思で断る
場合が多々あるのです。

こうなると総会は拗れ、ひどい時は早朝までかかり
後の宴会が翌朝に行われる時まであるのです。

今日もその総会が午後1時から保津町の集会所を
お借りして行われます。

今年はあまり揉めるよな案件はないとは思いますが、
なんともいえない緊張感を感じてしまう・・それが
新年の支部総会のです。

総会を終われば、場は一気に新年会の
宴会へと変わるのですが、果たして今年は
何時頃に宴会に移れるやら・・・

とにかく行ってきます~

初詣には行かれましたか?

2006-01-02 10:58:20 | 船頭
今年に入り2日目の朝を迎えました。

皆さん、初詣には行かれましたか?

京都はご存知のとおり、初詣の人気スポットが
たくさんあります。

まだ、初詣に行かれていない方の為に
今日はいくつかのスポットを紹介したいと思います。

まずは私はっちんが毎年、行っている
「北野天満宮」
学問の神様として有名な菅原道真公を祀っている
「北野天満宮」では、例年三が日には入試を控えた
受験生など約60万人の参拝者で賑わいをみせる
西の横綱です。
1月1日には「歳旦祭」、2日~4日には「筆始祭・天満書」、
1月3日には「狂言奉納」が行われます。
また、参道には恒例の屋台がところ狭しと軒を
連ねる賑やかさです。牛さん像の頭を撫で撫で
お知恵を貰いに行きましょう。

「八坂神社」

正月三が日には例年約100万人が訪れる
京都を代表する初詣の東の横綱。
厄除け、商売の神として京都の人に親しまれ、
舞殿には祇園の飲食店が奉納した提灯が
数多く並んでいます。

「伏見稲荷太社」

八坂さんが京都初詣の横綱ならば、この伏見稲荷は
関西の横綱です。全国に約3万社あるといわれる
稲荷神社の総本宮で、。五穀豊穣のほか、商売繁昌や
家内安全の神様としてあまりにも有名。
例年三が日には約250万人以上の参拝者が訪れるという
から驚きです。
今年も伏見稲荷にお参りして、商売繁盛といきたいところですね。

「平安神宮」

大晦日から元旦にかけて終夜開門してあり、
境内すべての灯籠に灯がとも風景は絶品。
厄除開運のほか、家内安全、縁結びなどにご利益が
あるといわれ、三が日には例年約40万人の参拝者で賑わいます。

「下鴨神社」

京都でも最も古い神社で、「糺の森」がある神社と
して有名な下鴨神社。
三が日には約30万人が訪れ賑わいます。
また、1月4日には平安期の雅びな王朝装束姿の
人々による「蹴鞠初め」が行われます。

「地主神社」
縁結び成就の神様で有名な地主神社。
元旦には新年最初のえんむすび祈願祭が行われます。
祭儀では、新春開運厄除けお祓い、えんむすび祈願祝詞奏上
の他、古代縄文より伝わる石笛の吹奏での降神の儀が行われてます。
「今年こそ良縁を!」と思われている方にはお薦めのスポットです。

「東寺」
正月三が日は、弘法大師を慕って、大勢の参拝者が訪れます。
1~2日には新年法要や護摩が斎行されます。
また、3日には御影堂で「修正会」が行われ、
“おふなごう”と呼ばれる「御影堂牛玉宝印」が
僧侶や献米者に授けられます。
一般の参拝者には白紙に牛玉宝印を捺印した白牛玉が授与されます。
少し、マニアックな初詣を体験できるかも。

新年明けましておめでとうござます。

2006-01-01 13:20:10 | 船頭
はっちんブログをご覧の皆様。

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は、我がブログに一方ならぬ
ご厚誼を賜り、本当にありがとうございます。

今年は「保津川下り創業400周年」の
記念の年にあたります。

この時旬の重みをしっかり自覚し、更なる
技術の研鑚とサービスの向上に努めて参る
所存です。

また、このブログも益々、京都や保津川の楽しい
話題を満載で紹介したいと思っておりますので
変わらないお付き合いの程、宜しく御願いします。

本年も皆様方の一層のご指導並びにご鞭撻を
賜りながら、ロマンと熱情を忘れず生きてゆきたいと
思いますので、宜しく御願い申し上げます。

      
      平成十八年  元旦   船頭 はっちん