保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

トークサロン、無事に終了。

2006-11-11 23:52:56 | 船頭
今日、亀岡市文化資料館で行なわれたトークサロンは
なんとか無事に終了致しました。

本日、資料館までお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

また、感想など寄せていただければ嬉しく思います。

トークサロンの様子については、亀岡市民新聞社のはかせ記者が
取材に来られていたので、詳しい内容等は同新聞の記事を
ご覧下されば幸いです。

資料館の黒川館長並びスタッフの皆様、本日は大変お世話になりました。

明日はトークサロン!只今準備中!

2006-11-10 21:03:01 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
明日はいよいよ、市文化資料館での「トークサロン」です!

目下、明日のトーク原稿や資料となる写真などの制作に奮闘中!

でも、テーマに合ういい写真や資料がない~

で・・・結局このブログの写真と記事を資料とする事にします。

約3年間にも及ぶ記事を整理していると、一文一文、懐かしいですね~

いろんな事、書いてますね。

よくぞ、ここまで続けられたものです。

一体自分は、生きている間にどれくらい書き残すことが出来るのだろう・・・

いやいや~そんな感慨にふけっている時ではなかった!

早く、明日の準備を済まさねば!

今日はこの辺で失礼します。

明日の「角倉了以・素案の業績」特別展・トークサロンイベントの
問い合わせは
亀岡市文化資料館HPまで。

保津峡の紅葉そろそろ・・・

2006-11-09 17:29:31 | 船頭
最近、やっと朝晩の冷え込みも厳しくなり、保津川峡谷内の
もみじの葉も少し赤みがかってきたようです。

写真は峡谷中腹にあるもみじです!

毎年、一番早く紅葉することで有名なもみじです。
このもみじが紅葉しだすと、保津川の紅葉もあと少しです。

今年は残暑のような暖かい秋となっているので
紅葉の色つきが心配される声も聞きいておりますが、
このもみじの色つき加減を見ていると今年も
鮮やかな赤色の紅葉が見られるのではないかと感じがして
期待がもてるところです。

トロッコ保津峡駅から見る峡谷の景色です。

山の頂上付近にあるガードレールは「京都西山ドライブウェー」
通称・嵐山高雄パークウェーです。

京都の‘もみじの名所’として名高い「高雄」へ、嵐山から
山中を通って行く有料のドライブウェー。
写真の所は「保津峡展望台」といわれる所で、車の駐車場や
100円を入れて見る望遠鏡などが設置されています。
この展望台から見える保津峡の景色はまさに絶景!

今の天皇陛下も皇太子の頃、美智子皇后と一緒の
ご覧になられたことがある、絶景スポットなのです。

この辺りが紅葉し出すと、保津峡の秋もいよいよ本番です。

厳しい自然条件の中で逞しく育った保津峡のもみじ。

その艶やかさと荒々しい力強さをかな備えた赤色で
山々を染め抜く保津峡の紅葉はもう真近です!

嵐山で事件です!

2006-11-08 16:27:51 | 船頭
今日の午後2時30頃、嵐山渡月橋上流の
千鳥ヶ淵付近である事件が発生!

私の船が通過する時、レスキュー隊が到着!

そこに○○が・・・

詳しくは午後のニュース等でご覧下さい。

嵐山は幾多の出来事をただ黙って、今も見続けている・・・

爆弾低気圧が通過で保津川下りは運休へ~

2006-11-07 23:34:58 | 船頭
今日は活発な寒冷前線が日本列島に接近し、日本海側の地方では
最大瞬間風速が30m/sを超えるという暴風が吹く大荒れの天気でした。

保津川下りもあまりにも突風が激しくなってきたので
午前で船の運航を中止する事態に!

寒冷前線の活発化で低気圧が急激に発達するこのような現象を
「爆弾低気圧」と呼ぶそうですが、私達の様に自然の中で仕事を
する者とっては最大の強敵なのです。

強風が水面を波立てる今日の保津川。
時より立っていることすらままならない程の突風に
今日の運航が相当厳しいものになることを覚悟しました。

ひとたび、出航すると激しい突風にも人力で挑まなければなりません。
一瞬も気と力を抜くことは許されません!

船の前方で櫂を引く者と棹を差す者たち全ての力を合わせて
船を進めなくては、間違いなく船は風に流されたりバックするのです!

日々自然の中で鍛えられ研ぎ澄まされた五感と体力のすべてを
フル活動させ、なんとか嵐山まで無事に到着することが出来ました。

この爆弾低気圧の発生原因には地球温暖化が影響しているという
識者の声もあるようです。

北海道では竜巻により甚大な被害がでたとのニュースも観ました。

人は今一度、自然とのかかわり問い直す必要があるのではないでしょうか?

了以展で11日(土)はっちん・トークサロンを開催します。

2006-11-06 19:35:28 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
誠に恐縮なのですが、今回は私の関わる400年イベントの
宣伝をさせていただきたく思います。

亀岡市にある市文化資料館では保津川下りの生みの親角倉了以翁を
歴史、文化など総合的に紹介する「角倉了以・素案の業績、特別展」が
開かれていますが、今度の11日(土)午後1時30分から
「トークサロン」というイベントが開催されます。

同展を主催する市文化資料館では12月3日までの開催期間中に
保津川ゆかりの方々をゲストに招き、それぞれ専門的な視点から
了以の行なった保津川の開削について語る「トークサロン」

11日はその第1回として、河川土木工学研究の第一人者・石垣泰輔教授(関西大学)
と私はっちんがゲストとして招かれ、専門的な視点からトークを進めます。
その後、そのトークを題材にして、参加者の皆さんも共に
「保津川、了以について大いに語り合おう!」と
いう参加型のトークイベントなのです。

私に与えられたテーマは「保津川下りの魅力について」
自然、伝統の技法など観光業保津川下りという視点から紹介する
保津川の魅力をお話したいと思っています。

また、私にとっても「保津川開削記念事業」最後の仕事となりますので
この1年間の思いを全てかけた集大成のつもりで、
精一杯務めさせて頂きたいと思っております。

11日は皆さんとご一緒に「保津川の魅力」について
熱く語りあえれば嬉しく思います。お気軽にお越し下さいね。

多くの皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。


保津川下り船頭・はっちん


☆22回特別展「角倉了以・素案の業績」ー保津川開削400年の歴史ー
 
 《第一回トークサロン》
  「保津川開削工事の技術について」
   石垣泰輔さん(関西大学教授)
  「保津川下りの魅力について」
   豊田知八(保津川遊船企業組合)

 開催日時 11月11日(土曜日) 13:30~15:30
  
 会場 亀岡市文化資料館 〒621-0815 亀岡市古世町中坪1丁目

 
 開館時間 午前9時~午後5時(木曜日は正午まで)
 休館日  月曜日・木曜日の午後
 入館料  大人360円 小・中学210円 《団体割引30名以上1割引)

 交通   JR亀岡駅下車徒歩5分 
      
 問い合わせ  ℡(0771)-22-0599  25-5067

100年前の保津川下りフイルムが公開されます!!

2006-11-05 00:05:42 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
「角倉了以・素案の業績」特別展を開催している
亀岡市にある亀岡市文化資料館で5日(日)
「100年前の保津川下りフイルムを含む
保津川下りの映像数点が上映されます。

昨年、東京で上映された時には、会場が超満員となるなど
マスコミでも話題を呼んだ「保津の急流」。

映画史の初期に製作された紀行映画(トラヴェローグ)として
今現在では日本を撮影したフイルムで最も古いといわれる
とても貴重なフイルムなのです。

そのフイルムが亀岡で観られるというスペシャルなイベントが
5日、市文化資料館で行なわれるのです!

フイルムには激流を下っていく船のシーンと
もう二度と見る事が出来ない舟を下流から引き上げて
くるシーンも治められています。

また、70年前の保津川、30年前の船頭出演のドキュメント番組も
同時上映されるので、保津川の今昔を映像でみれる、またとない企画なのです。

そして保津川開削の歴史を絵で紹介する
お馴染み「角倉了以物語」の紙芝居も
行なわれるなど、大人も子供も楽しめる企画です。

是非、この機会に保津川に関心のある方のみならず、
映像ファンの方も市文化資料館に足を運んでみては
いかがでしょうか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「角倉了以・素案の業績特別展」ーー保津川開削400年の歴史ーー

大型紙芝居&「100年前の保津川の映像など」映写会

11月5日(日曜日) 13:30~16:00

《紙芝居》「保津の夜明け」 亀岡こどもの本研究会

《映写会》「100年前の保津川の映像」など 
      NPO京都の文化を映像で記録する会

《展示解説》同館職員

《入館料》大人360円 小・中学生210円


京都駅ビルⅩ’masツリー点灯式奮闘記!

2006-11-04 20:11:32 | ゴスペル&ミュージック
今年もクリスマスシーズンの到来を京都に告げる、
恒例の京都駅ビルクリスマスツリーイルミネーション点灯式が
昨日3日、京都駅ビル内・室町小路広場・大階段で開催されました

私はっちんは娘が出演するVOPのゴスペルライブを応援するため
息子や甥っ子たちなどチャイルド隊を連れて駆けつけました。
点灯式直前に会場に着いてみると、地上9階まで続く大階段は
座る所がないほどの混雑です。

京都駅ビルのツリー点灯式は本当に凄い人気なのです。

警備の人に最上階まで押し上げらてしまい、チャイルド隊は
「こんな、遠い所からやと見えない~」
「前の大人の陰でなんにも見えない~」
「もっと、前に行きたい~」
などと不平・不満のオンパレード!

「遅く着いたから仕方ない、隙間からも見えるやろ」
となだめるのに一苦労で、点灯式どころではないはっちんでした。
「あまりうるさく言うと来年は連れてこないぞ~」と脅しも一発!
少し静かになりました。

そうこうしている内に、あたりが暗くなり式が始まる午後5時30分に。
ツリー前に設置された特設ステージには劇団四季京都劇場ミュージカル
「クレージーフォーユー」の主役のお二人も登場され、大階段に集合した
観客と一緒にカウントダウンへ。

「スリー、ツー、ワン、ゼロ!」

超満員となった大階段に元気な声がこだますると、
地上22mの巨大クリスマスツリーに飾られた約4万3500個の
赤や青など七色のイルミネーションに明かりが灯りました。

赤や青、緑に黄など七色の光がツリーに輝くと超満員の観客から
大きな歓声が沸き起こり会場は一気にクリスマスムード一色になりました。

そしてステージはVOPのゴスペルライブへと移ります。

人波をかけ分け、強引に最前列までなだれ降りてきたはっちん&チャイルド隊。

ステージに娘が入って来るのを見つけたチャイルド隊。
「あ~OOちゃん見つけた!」
「一番前に出てる~お~い!OOちゃん!」
ステージの上の彼女を見つけ、みんな立ち上がったり、
大きな声で手を振り声援を開始です。

「・・・お前らとりあえず座れ!静かに観よう・・・」と私。

「あいつ、こんなに大勢の人の前で、最後まで上手くステージできるかな?」
質の高いステージを演出するVOPライブの足を引っ張らないかと
心配になり、段々緊張してくる私を見つけると
「お父さんが緊張しても仕方ないやん!」
と強烈なツッコミを入れる息子たちチャイルド隊!

ステージが始まると、
「あっ!足のステップ間違ってる!、振りが遅れてるやん!」
などとまたまた鋭いツッコミも入れ、騒ぎまくる彼ら。

「みんな、わかった!静かに聴こうね・・・」と私。

そんなこんなで、約1時間のステージは終了。

VOPのライブは今年も素晴らしく、彼女もなんとか
9曲を最後まで歌いきりました。


いろいろと大変な今年のクリスマスツリー点灯式でしたが、
最後の記念写真で、楽しそうに微笑む我が子の姿に
疲れも吹っ飛ぶ、そんな点灯式でした。

秋の保津川下りを包む幻想空間・朝霧

2006-11-03 22:57:35 | 京都情報
秋の保津川の名物は「紅葉」だけではありません。

朝、川の水面を覆う深い霧も保津川の秋の名物といえるでしょう。

その保津川名物の「朝霧」を今日見ることができました。

朝霧が乗船場辺り一面に立ち込めると、あたりは白い雲海に
包まれた様な幻想的な空間が広がります。

こんな日に船に乗ると、数m先すら見えない幻想空間に
船ごと吸い込まれ、異次元の世界へいざなわれて
行くような感じが味わえるのです。

一つ前を行く船が、まるで幻であるかのような錯覚に見舞われ、
現実感すら薄れてゆきそうです。

朝霧の身を切るような冷たい風に我に帰ると、霧は水面を勢いよく
滑っていき、次第に上昇し始めます。

霧の上昇に伴い、白く煙った幻想空間は破られ、あたりは少しずつ
明るくなり透き通るような真っ青な空が顔を覗かせるのです。

この時の青空と灰色の霧のコンストラストは何度見ても素晴らしいのです。

霧が晴れた水面は、朝日に照らされキラキラと輝き出します。

霧が深いとその日はよい天気になるのです。

ぽかぽかしたお日様に照らされて、霧が出ていた頃の
寒さがうそのように、辺りは暖かくなってきます。


太陽の出現で峡谷の空は青々とした爽やかな晴天に早変わり!

あまりにも極端に変化した風景に、さっきまで目の前に
展開していた幻想的な空間自体が、夢を見ていたような
変な感触に見舞われます。

秋の保津川には紅葉とままた違った、自然の魅力を感じることができます。

そんな秋の保津川、是非体験してみてはいかがでしょうか?

*朝霧は10時以降、晴れるので御注意ください。

今年の紅葉はどうかな???

2006-11-02 19:36:41 | 船頭
気がつけばもう11月です!

秋の京都を艶やかに彩るもみじが色づく季節です。

紅葉の名所を数多く持つ京都、その中でも大自然のもみじが
観られる保津川峡谷は毎年、大勢の観光客が訪れる人気スポットです。

そこで今年の「保津川の紅葉」はどうでしょうか?

例年、京都市内より少し遅めの紅葉となる保津川峡谷ですが、
今年もいまのところ、もみじの葉っぱの先が少し色づいた程度ですかね~

今年の秋は降雨量も少な目で、気温が例年より高いようです。

「今の時期にこんな暖かいなんて・・・異常気象や!」という
声をよく聞きますが、最近の自然環境は毎年おかしくなっているので
何が正常で、何が異常か?あまりよくわからなくなってきていますね~

でも、今年の様に温かい秋の紅葉は、本来の艶やかさを出し切れない
ことが多いようで、少し心配しております。

朝晩の冷え込みが今後、どれくらい例年通りになるか、
そこらに期待したいですね~

保津川が開削されて400年目の今年。

雄大な保津川峡谷の紅葉の美しさにはいつも心が奪われます。

こんな自然の美しさだけは永久に変わらない、
そんな保津川であってほしいと願います。



*(写真は去年の紅葉風景です。)