散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

久々の東京出張(3)

2009年01月16日 22時42分08秒 | 飲み歩き・東京
今日はおにぎり(梅、かつお)、ゆで卵、オレンジジュース、コーヒーの朝食。割と調子が良い。



東京に到着してから分かったのだが、何と今回の研修、2日目は13時ころ終了し、そのあと自由時間になるのだ。さて、どうしようかなあ…

とりあえず勝どきのホテルに荷物を預け、築地・銀座方向へと歩く。14時頃とにかく腹が減り、目についた蕎麦屋「U」へ。ちょっと先に本格手打ち蕎麦の店もあったのだが、こういうときは丼ものありの町の蕎麦屋さんの方が良い。注文は小さな炊き込みご飯のついた、ピリ辛肉蕎麦にしてみた。



そばの上にちょっと幅広に切られたネギと豚肉、ネギが酸味のないキムチ味という感じの味付けをされている。

蕎麦・ネギ・肉を一緒に取り、蕎麦猪口につゆを入れて、つけて食べる。東京の辛めのつゆなので、あまりどっぷりつけては味が濃くなりすぎてしまう。下の方をそっとつけて、食べてみると唐辛子の辛さと蕎麦つゆの味わいで、これはこれでありな味だ。最終的に蕎麦つゆには脂と唐辛子が浮き、そこに蕎麦湯を入れて飲む。結構満腹。

さて、ここから銀座の画廊巡りをしてみよう。いつもは展覧会中心で時間を使ってしまうのだが、いつかは一度銀座の画廊巡りをしてみたいと思っていた。少々敷居が高いが、なんとかなるだろう。

で、銀座の1丁目から4丁目をジグザグに歩き、片っぱしから目についた所に入ってみる。

永井画廊→日動画廊→和光並木ホール→あかね画廊→阿曾美術→龍の屋→ノリギャラリー→ギャラリーオカベ→井上画廊→コバヤシギャラリー→キャノンギャラリー→ギャラリー青羅→ギャラリーQ→フォトアート銀座→ギャラリームサシ→ギャラリーティ→ギャラリー和田の17個所(感想は別項)。

ふう、さすがに疲れた。

今日は後輩のT君との飲み会の予定なのだが、その前にのどをうるおしておこう。銀座のスタンディングバー「T」で、角ハイを1杯だけ飲む。ここは角ハイ250円だから、ものすごくお得な店だ。





それからホテルで私服に着替えて、待ち合わせ場所の月島へ。実は月島より勝どきから行ってほうが近かったようだが、伝説的な居酒屋「K」へ。

座れるかどうかが心配だったのだが、客入りは7割で何とかコの字カウンターの一角に腰を下ろす。この店は食べ物が出てくるのに結構時間がかかるので、煮込み、さめ煮凝り、あら大根とビールを一斉に注文。

煮込みはオペレーションが単純なせいか、割と早めに出てくるのである。煮凝りも切るだけなのですぐ到着だ。そして東京3大煮込みともいわれる煮込みだが、やはりうまい。そもそも札幌では牛もつの様々な部位が入っている煮込みがほとんどないのだ。ちょっと甘めなところは七味唐辛子でフォローすれば完ぺきである。煮凝りは口中で熱を加えればとろけ出し、臭みも全くない。


→少々食べかけ。



それからあら大根(魚はブリかなあ)が、程よく甘めのパーフェクトな味。骨の部分をしゃぶるのもよし、味のしみ込んだ大根を食べるもよしだ。



日本酒に切り替えて、次は大物のカキ豆腐だ。ぐらぐらする土鍋にたっぷりの豆腐、カキもまだ硬くならない火の通りかげんで、結構な個数が入っている。これをネギポン酢で食べるのだが、熱々で日本酒にもぴたり。

お店を仕切る女性陣(家族らしい)の、親切な客捌きも気持がいいし、東京の名店健在という感じであった。

私とT君だと、1軒で帰るということはありえない。2軒目はバーが満員だったので、先に立ち飲みの名店「O」へ。何となく日本酒で口が甘くなっていたので、さっぱりした洋酒が飲みたい。ニッカ(ブラックニッカか?)のハイボールを注文。

つまみは本日のマグロ「マグロ脳天」だ。この部位、一度食べてみたかったんだよね。写真を見ていただければわかると思うが、形は不揃いになるが、全体にうっすらと脂のまわったお姿である。大トロのようにいかにもって感じではないところが上品だ。



続いてニッカハイボールにレモンスライスを入れてとお願いすると、快く引き受けてくれたので、それを2杯。こちらでもT君が牛筋煮込みを頼んでみたが、品切れ(注文センスは良いぞ、T君)。じゃあ、神戸牛のメンチカツにしてみようかな。

ちょっと衣が硬い感じもするが、中身はおいしいメンチカツだった。これも一人ではおそらく手が出なかったであろうと思われるので、二人飲みというのも悪くないものだ。ということで、よしもう一軒!

先ほど満員だった(スタンディングなので満席ではない)バー「AT」へ。こちらではジン+ライム+ソーダのカクテルでさっぱりし、イベリコサラミを注文。ジワッと美味しい脂と香ばしい香りが口中に広がる。



次にバックバーで発見したガンメルダンスクを使用したカクテルを注文。苦いリキュールなのでうまかったが、だんだん記憶が怪しくなってくる。

この店に来るとスタンディングで距離感が近いせいか下町の気配のせいか、必ず周りの人と意気投合してしまう。今日も記憶が定かではないが、盛り上がる。大体、札幌から来たっていうと、受けるからなあ。

ということで、かなりいい気分になるが、T君を帰宅させなければいけないので、23時前に終了。彼はここから自宅まで1時間半かかるそうなのだ。私はホテルまで徒歩5分なので、申し訳ない。それではさようなら。