今週の平日は以下の3か所のみ回っておいた。
7月6日STV北2条、道新
7月8日さいとう
本日は珍しく日曜日のギャラリー巡り。近美→市民→富士フィルムフォトサロン→道新→大通→スカイホール→三越と7か所のみ。
■北海道立近代美術館「聖地チベット」。枯れ好みの日本人に金ピカ仏像はどうかと思われるが、なかなか見ごたえのある展覧会である。細かい所が全然見きれなかったので、後1、2回は行きたい。チベット仏教に伝わるものは日本と通じるところもあるが、どうしてこうなっちゃったのと言いたくなるようなズレも感じる。
「弥勒菩薩立像」足のあたりの衣の様子は、日本にも類似のものがありそう
「ボードガヤー大塔模型」模型ながら、なかなか侮れない
「釈迦如来立像」波状の衣は日本にも伝来している。唐招提寺の仏像を思い出す
「ナイラートミヤー坐像」第三の目を持つ仏。子供? の上に座っている
「ヴィルーパ坐像」ガンジス川を逆流させたり、太陽を担保に飲み屋に行ったという豪快さんである
「タクパギャルツェン坐像」実在の人物っぽい像だ。禅宗の仏像に近いものを感じる
「十一面観音立像」非常に厳密なルールにのっとって作られていることが分かる
「六臂観音菩薩坐像」観音様にはとても見えぬマッチョで怪しい姿
「十一面千手千眼観音菩薩立像」本当に手が千本あるのは珍しいだろう
「カーラチャクラ父母仏立像」手と顔が多すぎて、どうやって抱き合っているのかよく分からぬ
「マハーカーラ立像」邪鬼ではなく、人を踏んでいるように見える。邪念のある弱い人間と言うことか
「ペルデンラモ騎騾像」どくろの数珠を首にかけ、ラバに人の生皮を敷いて座っているそうだ。おいおい!
「ダーキニー立像」展覧会の入口におみくじのようなものがあり、入場者は守りがみというのを引くことができる。で、私が当たったのはこれ。快楽の先に悟りをもたらすのだが、機嫌を損ねた相手は食い殺す、というとんでもない神なのだ。
「蓮マンダラ」蓮が立体的になっており、開いたり閉じたりするのだ。立体マンダラとはマニア心をそそるだろう
「九鈷金剛杵、金剛鈴」本体よりもペアで格納できるケースというのを初めて見た
仏像の細かい彫刻や、マンダラの隅々まで見ることができず、ざっと概観した感じで終了。続いて常設展へ。
「杉山留美子 光満ちる時」は色彩の回廊とでもいったところか。そこを通り抜け「帝展の若き道産子展」へ。上野山清貢は妙に南方風の作風で、「とかげを弄び夢見る島の乙女」なんかはゴーギャン風だ。
加藤顕清は旭川で作品を見たな。山口蓬春は上手い日本画の人。色彩がかなりカラフルなのだが、当時どう思われたのだろう。
ウォームアップギャラリーは「ぎゅうぎゅうマジック」ということで、イメージの反復や詰め込み作品を並べた展示だ。私の大好きな木原康行、一原有徳の作品からスタートし、なかなか面白い。
■市民ギャラリー「七月展」。期待よりはそうでもなかったか、という思いも…
齋藤由貴「青く、棲む」:青い色彩と女性のイメージ
高木瑛「くる」:廃工場に青と白の色彩を飛ばしているが、空でもなく雲でもなく。確かに何かが来そうな雰囲気だ。
高橋風子「かなたの音」:懐かしい雰囲気が上手い。
高橋朋美「モノクロームのち転調」:奇妙なマネキンのような人物、オレンジ系統の色が特徴的。
米澤卓也「Reality」:上手い人物がだが、背景が白のため物語性がない。タイトルからすると、これはこれで狙い通りか。
赤田直哉「CB750FOUR」:ダンボールでバイクを作成。サイズは実寸大だろうか。私が全くバイクを知らないので良く分からないが、こういう稚気は楽しい。
7月6日STV北2条、道新
7月8日さいとう
本日は珍しく日曜日のギャラリー巡り。近美→市民→富士フィルムフォトサロン→道新→大通→スカイホール→三越と7か所のみ。
■北海道立近代美術館「聖地チベット」。枯れ好みの日本人に金ピカ仏像はどうかと思われるが、なかなか見ごたえのある展覧会である。細かい所が全然見きれなかったので、後1、2回は行きたい。チベット仏教に伝わるものは日本と通じるところもあるが、どうしてこうなっちゃったのと言いたくなるようなズレも感じる。
「弥勒菩薩立像」足のあたりの衣の様子は、日本にも類似のものがありそう
「ボードガヤー大塔模型」模型ながら、なかなか侮れない
「釈迦如来立像」波状の衣は日本にも伝来している。唐招提寺の仏像を思い出す
「ナイラートミヤー坐像」第三の目を持つ仏。子供? の上に座っている
「ヴィルーパ坐像」ガンジス川を逆流させたり、太陽を担保に飲み屋に行ったという豪快さんである
「タクパギャルツェン坐像」実在の人物っぽい像だ。禅宗の仏像に近いものを感じる
「十一面観音立像」非常に厳密なルールにのっとって作られていることが分かる
「六臂観音菩薩坐像」観音様にはとても見えぬマッチョで怪しい姿
「十一面千手千眼観音菩薩立像」本当に手が千本あるのは珍しいだろう
「カーラチャクラ父母仏立像」手と顔が多すぎて、どうやって抱き合っているのかよく分からぬ
「マハーカーラ立像」邪鬼ではなく、人を踏んでいるように見える。邪念のある弱い人間と言うことか
「ペルデンラモ騎騾像」どくろの数珠を首にかけ、ラバに人の生皮を敷いて座っているそうだ。おいおい!
「ダーキニー立像」展覧会の入口におみくじのようなものがあり、入場者は守りがみというのを引くことができる。で、私が当たったのはこれ。快楽の先に悟りをもたらすのだが、機嫌を損ねた相手は食い殺す、というとんでもない神なのだ。
「蓮マンダラ」蓮が立体的になっており、開いたり閉じたりするのだ。立体マンダラとはマニア心をそそるだろう
「九鈷金剛杵、金剛鈴」本体よりもペアで格納できるケースというのを初めて見た
仏像の細かい彫刻や、マンダラの隅々まで見ることができず、ざっと概観した感じで終了。続いて常設展へ。
「杉山留美子 光満ちる時」は色彩の回廊とでもいったところか。そこを通り抜け「帝展の若き道産子展」へ。上野山清貢は妙に南方風の作風で、「とかげを弄び夢見る島の乙女」なんかはゴーギャン風だ。
加藤顕清は旭川で作品を見たな。山口蓬春は上手い日本画の人。色彩がかなりカラフルなのだが、当時どう思われたのだろう。
ウォームアップギャラリーは「ぎゅうぎゅうマジック」ということで、イメージの反復や詰め込み作品を並べた展示だ。私の大好きな木原康行、一原有徳の作品からスタートし、なかなか面白い。
■市民ギャラリー「七月展」。期待よりはそうでもなかったか、という思いも…
齋藤由貴「青く、棲む」:青い色彩と女性のイメージ
高木瑛「くる」:廃工場に青と白の色彩を飛ばしているが、空でもなく雲でもなく。確かに何かが来そうな雰囲気だ。
高橋風子「かなたの音」:懐かしい雰囲気が上手い。
高橋朋美「モノクロームのち転調」:奇妙なマネキンのような人物、オレンジ系統の色が特徴的。
米澤卓也「Reality」:上手い人物がだが、背景が白のため物語性がない。タイトルからすると、これはこれで狙い通りか。
赤田直哉「CB750FOUR」:ダンボールでバイクを作成。サイズは実寸大だろうか。私が全くバイクを知らないので良く分からないが、こういう稚気は楽しい。