散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

7月20日 17時~20時

2009年07月20日 20時21分14秒 | 食べ歩き
余市から小樽に戻る。小樽では珍しく焼肉の「D」へ。今日は基本的に酒を飲まない予定なので、居酒屋などへは行けない。食事を中心にしようということで焼き肉の店にしてみたのである。



店内に入り、早速ビール(いや、1杯は飲むだろ)、上カルビ・上サガリ・上牛タン・豚ホルモンのセット、焼き野菜を注文。わりとあっさりしたものから食べよう。牛タンは塩ダレ、レモンダレの2種で食べる。豚ホルモンは臭みのないあっさり味。上サガリは肉っぽさ、上カルビは脂の美味しさで、これはなかなか良い肉だと思う。しかしこの店は少し高級なのかなあ。最近帯広でいく「H」に比べると勘定が高いのだが、しかし「H」のコストパフォーマンスと比較してはいけないかもしれない。







追加の肉やキムチ、ライスを行こうかと思ったが、ためらって勘定をしてもらった。ご飯代りには河岸を変えて、蕎麦の「Y」へ行く。北の勝(←飲んでるやないか~い)、鳥わさ、セイロを食べる。この店は客あしらいがいいので、ついつい足を運んでしまうのである。







明日が仕事の日なので、いまいち完全燃焼しきれなかったが、これにて終了。琴似に戻り、本日の歩数は23401歩。疲れた。

他にいくつか掲載したい写真があるので、それは後日とする。

7月20日 15時~17時

2009年07月20日 17時16分17秒 | ART
余市に到着したが、今回はニッカウィスキー工場をパス。結構距離があるので、余市水産博物館「縄文の祈り~栄町7遺跡と土偶~」へまっしぐらに進む。多分30分位はかかったと思うが、さらにこの博物館はちょっとした小高い山の上にあるので、大変なのである。



展示会場はさほど広くなかったが、造形的には興味深い(ただしそれほど洗練はされていない)土偶が並べられていた。素朴に女性の体を表現した土偶が多かったように思う。

真中で目立っていたのは先年国宝になった「中空土偶」のレプリカ。かなり大きいものだし、レプリカということで心にブレーキはかかるものの、素晴らしいものだと思う。ところが入口の所に「広報よいち」の訂正が掲げられていた。「複製品です」と書くのがもれていたようなのだ。私はもちろん複製展示だと知っていたが、本物を見られると思って来た人はショックだろうなあ。



展示見学はそこそこに、余市駅に戻り、甘エビ燻製等(余市名産)を購入。この燻製を作っている店では蟹の燻製が非常に美味しいそうなのだが、それは店まで行かねば買えないのだ。いつか時間のある時に行ってみよう。

電車で小樽へ戻る。

7月20日 12時~15時

2009年07月20日 15時11分28秒 | ART
小樽市に到着。駅前には新しいホテルが建設されていた。とりあえずこの一等地が空き家にならないで良かったと思う。



さて昼食にしよう。クラシックな食堂風のところがいいかと、しばし歩いてみたものの、結論が出ずに結構な有名店「T」に行くことにした。きれいな店内で悪くない。ここでは醤油ラーメンを注文。麺が細麺と中太麺があるというので「お店ではどちらがお勧めですか」と聞いたところ、「好みです」とあっさり言われてしまった。まあ、確かにその通りなのだが、「本来は細麺に合わせて作りました。しかし、札幌ラーメンになじんでいる方は中太麺です」とか言ってくれればよいのになと思う(結局、中太麺を選択)。



カウンターに新聞の記事があったので驚きはしないが、到着した醤油ラーメンは白醤油を使っているということでかなり透明である。麺も非常に白い感じだ。早速食べると、塩ラーメン風の味ながら、後から醤油の香りと風味が追いかけてくる感じだ。ゴマ・高菜が味にわずかなアクセントをつけ、さらにしっかり炙ったチャーシューがパンチをだしている。しかもその具材がいずれもラーメン本体の味を壊すことはないのだ。さっぱりしつつも変化に富み、最後までおいしく食べられるラーメンだった。





ここで、市立小樽美術館に移動し「画家たちのパリ」展を見る。かなりの作品が近美の収蔵品であるため、わざわざ見に行くかなあと思ったが、結局来てしまった。結論から言うと、確かにいつも見る作品も沢山あったのだが、初めて見る作品ももちろんあり、損したという気はしなかった。

まずは1階から。第1部「青春の巴里-小樽の外遊画家たち」では工藤三郎、小寺健吉、長谷川昇が紹介されている。

工藤三郎の作品
「神威之岬」:これは以前見たことがあるかな。黒々とした岩がなかなかいい。
「巴里の下宿」:室内風景である。飾られている画中画や東洋風のついたてが何となく楽しそうだ。

長谷川昇の作品
「鏡前裸婦」:今回の作品の中ではこれが中心作になるだろう。
「幼児像」:しかしかなり若いころのこの作品が素朴でいい。赤い着物を着た幼児の印象か。

小寺健吉の作品
「渓流裸婦」:素朴な感じで、何となく欧風・童話風という言葉が思い浮かんでくる。
また、彼は藤田嗣治との交流があったようで、一緒に写った写真が展示されていた。

第2部は「エコール・ド・パリの群像」
こちらは近美の作品が多かったのだが、近美所蔵であっても初見の作品があったような気がする。キスリングの濃厚カラフル作品が良かったり、全く平板で好みではないマリー・ローランサンに良い作品を発見したりした(「コロンビーヌ」という女性肖像画)。それからアンドレ・ノート「水浴」も初めて見る気がするなあ。

今回は文学館はパスし、3階の市民ギャラリーで「第5回フォト虹彩写真展」を見る。高橋孝二「小樽58町58景」は小樽のすべての「町」で撮影したものだろうか。札幌ではこれは難しいのだろうなあ(広さも、町の面白さでも)と思う。

ここで小樽駅に戻り、余市に向けて移動。

7月20日 8時~12時

2009年07月20日 12時00分00秒 | ART
8:29分、琴似発の電車で野幌へと向かう。野幌では駅の高架工事をやっているようで、雰囲気が以前と変わっている。バスの待ち時間が多少あるので、野幌の街中を散策。その後バスでセラミックアートセンターへ。



今回は「小森忍 日本陶芸の幕開け」という展覧会で、展覧会名からするとイマイチそそられない感じであったため、結果的に最終日の今日訪れることになったのである。結論から言うと、想像した以上に面白く、展示内容も立派な展覧会であった。これならもっと上手く宣伝してほしいよ。「北海道美術ネット」のヤナイさんのこの記事がなければ、飛ばしてしまうところだった。

主な展示はもちろん小森忍の作品である。
「野鶏翅茶碗」:鶉の羽のような見事なグラデーションの作品。
「孔雀釉両耳花瓶」:青の上に黄色・オレンジの釉薬が面白い。
「青磁芥子文花瓶」:これは花瓶全体の形が非常に良い。
「銀彩草花文碟」:海草のような2色の文様が目立つ。
「辰砂長頸瓶」:胴体の赤から口の部分の緑色まで美しい。

彼の作品以外では河井寛次郎、濱田庄司、板谷波山などの作品がある。
板谷波山「彩磁八つ手葉文鉢」:ダイナミックな八つ手の葉が波山らしい(苫小牧市博物館で以前、彼の展覧会を見たのだ)。
同「葆光彩磁葡萄紋様花瓶」:半透明の淡い絵付け。これはなかなかいい。
栗木伎茶夫「赤絵金銀彩シダ文壺」:隣の別の作品から64年後、百歳を超えての作品とは見事なものである。

またこれ以外に、町田市立博物館、東京国立博物館、出光美術館、大倉集古館から中国の陶芸作品が20点強出品されていた。国宝・重文というものではないが、なかなか見どころがあり、このことを事前に知っていれば喜んで早く来たのになと思う。

「青磁三足香炉」:落ち着いた色で雰囲気がある。
「釉裏紅芭蕉文水注」:面白い形で、抑えた赤色が良い。
「五彩牡丹文盤」:牡丹が明るく華やかでいいね。
「青磁釉裏彩花鳥文尊形瓶」:梅に鳥を配置し、大ぶりでおおらかな作品。
「火炎紅瓜形瓶」:赤と青の溶けあった素晴らしい色彩。

時間があったので初めてセラミックアートセンターの中庭に出てみたところ、原田ミドーの「風の門」という彫刻があった。



この時間から天気が良くなってきて、気持ちが良い。11時過ぎにバスで野幌駅に戻り、そこから小樽市に向けて移動。

途中から天気が良くなった日

2009年07月20日 09時27分59秒 | Weblog
20日は朝はいま一つだったが、徐々に天気が良くなってきた。本来19日に出かけようと思っていたのだが、今日出かけることにしよう。コースはいろいろと悩んだのだが、野幌→小樽→余市→小樽と回ることにする。

本日は時間がないので、おいおい記事をアップする(もしかすると来週末になるかもしれない)。冒頭写真はいきなり変貌していた野幌駅南口。高架化を進めているらしい。