散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

函館の旅(8)

2010年07月16日 22時18分37秒 | 飲み歩き・北海道内
二日目なのに、もう函館の夜は最終日。今日も大門方面の居酒屋「B」へ行く。昼ビールを飲んだので、函館ワイン白を注文。今日はイカでないものにしようと、マグロ、平目刺しを注文。



平目は相当もっちりとしており、良いものだろうと思う。マグロは津軽海峡が本場と思っての注文だが、ごく普通である。続いてホタテメンチ揚げ。100%ホタテすり身を揚げたものということで、味がしっかりしている。ソースで食べるのもどうかと思ったが、このソースは甘味がありながら、さっぱりした味で、確かに合っている。



少し重量感のあるものを求め、ジャガイモ焼磯風味。磯風味とは塩辛を使っているのかなと考えたが、残念ながら海苔がちらされているだけであった。ジャガイモ自体は美味しいのになあ。



最後に燗酒に切り替えて、ホッケ味噌焼。ホッケの身と味噌をあえて食べて下さいと言われたように、チャンチャン焼き風ということか。これが味付けほど良く、ホッケの身もしっかりで美味かった。皮の部分もほとんど食べてしまう。



2軒目は大門のクラシックなバー「S」へ。1杯目は初めて見たオールボージュビリウムス(ネットで検索した所、ボトルが違うようだが)。確かにアクアビットの味がするな。



2杯目は膨大なメニューからやっと発見。この店伝統のサービス品、1杯120円のブラックニッカである(昔はアーマードリキュール、その後、ボストンクラブを使っていたようだ)。これをソーダ割りにする(+30円だったか…)。



3杯目はサイドカー、4杯目は少し高いものをとグレンファークラス21年。古めかしい店だが、落ち着く。マスターに最近の函館話を聞くと、明日から函館競馬も始まり、観光としては盛り上がってくるらしい。「エロ男爵」こと沢村一樹も明日来るそうだ。

3軒目はもう一回行っておこうと、大門横丁のバー「K」へ。もう限界が近い。ジン+フェルネブランカ+レモンのカクテルを飲み、最後に甘いアレキサンダーでとどめだ。よし、函館の二晩は良い店ばかりだった。

函館の旅(7)

2010年07月16日 16時06分57秒 | 旅日記
谷地頭の駅から谷地頭温泉へと向う。私の旅は限界までスケジュールを詰め込んでいることが多いのだが、今日の午後は温泉でぼんやりしてみたい。夕食まで特にそれ以外の予定も入れていないのだ。



2階の温泉へ。中温湯・高温湯・泡風呂の3つがつながっており、それなりに大きな浴槽である。お湯の色は赤茶けた泥色というか、効果がありそうだ。3つの浴槽に入り、外にある露天風呂にも入るが、私は基本的には入浴時間が短い。

結局15分程で入浴を終え、どちらかというとこちらが楽しみな休憩室へ。幸い、広い部屋全体で数人しかいないため、一つのテーブルを独占。自販機で買ってきたビールを飲む。



じーん…

温泉の効果で体は温かく、ビールは冷たい。最初の内こそ読書をしていたのだが、体が段々横倒しになってくる。天井を見上げてしばし呆然。NHKのゆるーい番組の音が聞こえる…。

眠り込むほどのことはなく、しかし2時間ほど陶然として温泉を出た。

函館の旅(5)

2010年07月16日 13時39分43秒 | ART
実は本日も函館美術館へ。9時半から開いているから時間つぶしの意味もあるし、もう一度展覧会も見ておきたいからだ。気になる作品だけざっと見て、五稜郭の繁華街へ移動し、ギャラリー巡り。

■ギャラリーシエナ(陶器など小物)
■いしい画廊「青彩グループ水彩画展」
■市場の中の小さな美術館

電車で新川町まで移動。

■NHKギャラリー彩「TriadsⅢ」。教育大札幌、岩見沢の学生作品を見ることはあっても、教育大函館の学生の展覧会は初めてかも。芸術文化課程美術専攻の有志による作品ということもあり、期待していたのだが、申し訳ないが見どころは少ない。そんな中、向川未桜のテラコッタは、表情や造形に現代彫刻の香りを感じた。

昼食は別記事として、十字街に移動。

■函館市地域交流まちづくりセンター「植物画教室なかま展」
■ベイギャラリー「映画で観る函館」

まちづくりセンターでは、東北以北最古の手動式エレベータというのがある。この建物は、大正12年創建の丸井今井呉服店函館支店を活用しているのだ。申し出ると実際にエレベータに乗ることも可能らしい。



周辺を散策し、日本最古のコンクリート電柱へ。以前に日本初のコンクリート製寺院というのに行ったことがあるのだが(これも函館)、ありがたいのかそうでないのか分かりにくいものである。



函館どつくに行くが、ここではギャラリー空振り。谷地頭に移動する(別項)。

さらに夕方。
■棒二森屋「特選サロン」(絵画ギャラリー)
■函館駅2階ギャラリー

函館の旅(6)

2010年07月16日 11時58分02秒 | 食べ歩き
時系列としては「函館の旅(5)」と逆順になっているが、松風町付近の焼きそば「MK」で昼食。できればもう一食食べたいので、いちばん少ない並盛りとスープ(50円)を注文。メニューには焼きそばのみだが、大盛りにすることもできるし、肉入り、卵入りというトッピングも可能なのだ。

少なめであろうと予想した並盛りだが、普通に並の量がある。味はというと、これが特別に美味しい訳ではない。しかし、誤解のないように言っておくが、恐らく時々猛烈に食べたくなる味なのではないか。



大体、ソース焼きそばで「ものすごく美味い」というのもないだろう。しかしこれはソースの香りが驚くほどよく、所々焼けた麺の歯ごたえも実に良い。味が少し薄めなので、紅ショウガをまぶし、ソースをかけて食べる。やっぱり味を自分なりに整えて食べるのが良いようである(後で調べてみたが、コショウもかけると良いとか)。

また、50円のスープが心憎いね(味は予想通りの味だと思う)。

いつまでも函館市民の心の味として、残ってほしい焼きそばだ。


函館の旅(4)

2010年07月16日 07時32分50秒 | 食べ歩き
昨日は少々飲み過ぎたが、朝5時に起きて1時間ほど散歩。寒からず暑からずで、散歩にはもってこいの天気だ。また、函館は朝市があるため歩いている人もそれなりにいて、寂しくないのが良い。

朝食はホテルで取る。実費の場合は530円と書いてあったので、全く期待していなかったのだが、なかなか充実した朝食で良かった。

ナポリタン(出来立て)、つくね、カニシュウマイ、サバ塩焼、松前漬、ポテトサラダ・タマゴサラダ、ご飯、みそ汁、オレンジジュース等。





出来立てのナポリタンは、ご飯のおかずとしても結構いけるものだ、また、カニシュウマイなど、普通は全くつまらない食べ物だが、ちゃんとカニの味がする。それからポテトサラダだけでなく、タマゴサラダが付いているのが嬉しい所だ。

しっかり食べて、今日は電車の1日乗車券を買って、五稜郭方面へ移動。