散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか新潟(5) 新潟のバーはどう?

2013年09月10日 21時08分02秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
新潟に行く前にバーの調査を行ったのだが、いわゆる「ここはまず行け」というような超有名店はない模様。札幌で行くバーの店主にも聞いてみたが、特に紹介できる店がないとのことであった。

いわゆる細い飲み屋街を歩き、事前に調べておいた店「D」を発見。2階への階段を昇る。まず1杯目はジンフィズ。フルーツとサラミの通しが出る。



2杯目はいつも通り「あまりドライでなく」とマティーニを注文する。プリマスを使い、私好みのマティーニが到着した。しかし、惜しむらくはマスターが少しシャイなのかな…。なかなか初めてでは、会話が盛り上がらない感もあったが、カクテル造りの腕は、間違いなくしっかりしていると思う。



いずれにせよ、道の感覚がわかっていない初日から飛ばすのもどうかということで、コンビニに立ち寄ってホテルに戻る。コンビニでは、おそらく地元製品だろう「もも太郎」という安い味(←褒め言葉である)のアイス等を購入した。


なぜか新潟(4) ふなべた

2013年09月10日 18時50分02秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
さて、新潟市内を散策し、本日の1軒目は居酒屋「K」へ。店内はいたってこぎれいで入りやすい。まずは喉が渇いたのでビールを注文し、本日のお勧めから良く分からない品、ふなべた、かきのもと、焼きなすを注文する。

通しはイカ大根。イカの臭みが全くない。



良く分かっていなかった「ふなべた」はこんな感じの綺麗な刺身だった。後で調べてみると、正式名ガンゾウビラメだとか。ほぼ新潟で消費されてしまうため、県外ではなかなか食べられないらしい。



早速食べてみると、少しトロみのある舌触りで、クセはなく身は柔らかい。感じとしてはヒラメ・カレイというよりは、コチ・キスに近い系統の感じがする。かきのもとは食用菊花。蕎麦つゆのような味つけで、旨いおひたしである。



どこでも食べられるだろう的野菜の茄子だが、新潟県が作付日本一らしい。確かにデパート、スーパーでも随分多くの種類の茄子が置いてあった。



鶴の友、村祐と日本酒を頼み、小鯵南蛮漬け、しめ鯖と酸味ものを追加する。小鯵は身がしっかりしていて、酸味と共に噛みしめる感じだ。



しめ鯖は外側の酢締めの部分と中の生っぽい部分の対比が鮮やか。これまでのしめ鯖ランキングでも上位である。



最後に麒麟山グリーンボトルを燗してもらい、里いもナスとり団子煮を注文。麒麟山は「燗にしても」とメニューに書いてあったので、ぜひ試してみたくて頼んだのだが、柔らかい味わいで風味がいい。煮物は素朴な味わいでこちらも心和む味だ。





飾らず気取らず、そしてちょいと美味しいものをという大人に、実にピッタリの居酒屋であった。開店14時とあって、札幌にあったら、昼下がりに足を向けてしまうこと間違いなしである。


なぜか新潟(3) 山口晃展

2013年09月10日 16時25分29秒 | ART
私の旅先での主要目的の一つは、美術館・博物館巡りである。まず1か所目は新潟市美術館へ行こう。



美術館に行く道すがら、「案内板が全然ないな」と不審に思っていたところ、新潟は何故か歩道に多くの表示がされていることに気がついた。これは雪が降っても大丈夫なものなのだろうか。

さて、美術館に到着した。建物はかなりクラシックな造りである。



早速、展覧会を見ていこう。

■新潟市美術館「山口晃展 またまた澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ」



「門前みち/軍艦」:神社に向かう道を描き、その形のままに軍艦に変化させるという2連作。
「頼朝像図版写し」:有名な「伝頼朝像」の図録掲載写真をもとに描いた2連作。図録の仕上がりが全く違うので、片方は服が真っ黒、片方はかなり複雑な文様が見える。
「自由研究(柱華道)」:実は電柱設置に「道」「流派」が存在するという設定のもと作られた作品。関東は「遠州流」、関西は「池の坊」なのだそうだ。

「五木寛之作「親鸞」挿画より」:実にバリエーションが豊富。
「渋澤龍彦作「菊灯台」原画より」:マニアックにしてエロチック。たまたま教育鑑賞に来ていた子供たちが、エロシーンで大騒ぎ。
「サウンドロゴ」:どちらかというとネガティブな言葉を、音とナレーションでカッコよく見せるという作品。例えば「MY OWN WAY of LIFE、『NEET!』」とか、「for the future、『先送り!』」という具合。

なかなか一筋縄ではいかず、いろいろと考え込まされてしまうあたりは、先日見た「福田美蘭展」に近いものを感じた。

■新潟市美術館「ニッポン・画はどこにある?」。館のコレクション展。
ウジェーヌ・カリエール「野原」:カリエールの作品を5点も見られるとは嬉しい。「日本画は陰影と色彩に乏しい」と題したコーナーで、比較としてカリエールを持ってきた展示である。
佐藤哲三郎「下萌」:4人の裸体でくつろぐ女性。白から青へと変化する空の色がいい。
横山操「グランドキャニオン」:燕市出身なのか。横に5m以上ある、ゴツゴツと壮大な作品。
大野俶嵩「五つの形「錆No.3」」:茶色の絵具を盛り上げ、岩のように見える。

今日はまずはここまで。

なぜか新潟(2) タレカツ丼

2013年09月10日 13時15分14秒 | 食べ歩き
ちょうど昼過ぎになったので、まずは腹ごしらえだ。10分ほど歩いて、とんかつ「T」を訪問。いきなりとんかつ? という話もあるだろうが、新潟のカツ丼はタレカツ丼という、醤油タレにカツをくぐらせてご飯に載せる、独自のスタイルをとっている店が多いのだ(玉子ではとじない)。



カツは3、5、7枚と選択できるのだが、夜のことも考えてミニカツ丼(カツ3枚)を注文した。他にもカツカレー、ヤキメシなどが旨そうだ。

程なく到着したのが、他の地域の人間は不安になるようなシンプルなお姿のカツ丼だ。まずはカツを持ち上げて大きく一口、うーん、実に熱い。薄めで脂身の少ないカツは非常にさっぱりしており、少し甘め(トロミはなし)のタレ、そして旨いご飯と相まって、単純さが嬉しい。



熱さは途中、付け合わせの沢庵でなだめ、あっという間に食べきってしまった。米の旨さが全てを受け止めている感じもあり、また私は帯広の豚丼との親近性も感じるのであった。カツ5枚でもあっさり行けそうだし、明日もまた食べることができるカツ丼なのだろう。

まずは新潟の味に満足し、次は展覧会だ。


なぜか新潟(1) 新潟入り

2013年09月10日 12時04分03秒 | 旅日記
今年の夏季休暇の旅行がスタートだ。空港に到着し、小腹が減ったのと飛行機の到着時間を勘案し、肉むすびというのを食べる。豚・牛の2種類が入っているのだが、ちょっと甘辛い味に西洋わさびのトッピングもピッタリ。なかなか旨い。

 

さて、今年の目的地は「新潟」である。なんで新潟なのか、私も漠然とした印象はあるものの、良く分かっていない。おいおい、記事の中で新潟の魅力が分かって行くことだろう。

 

左右3列シートのやや小型の飛行機、乗客は20人強と非常に空いている。東京出張の時はとにかく前方通路側を死守する私だが、今回は珍しく窓際に座ることになった。天気が良いので、少し興奮し、写真を撮る。次の写真は室蘭付近だ。



次は多分、新潟県の粟島だと思う。



等とやっているうちに、短時間で新潟到着。空港はかなり立派な方だ。



ここから空港バスでとりあえずホテルにチェックイン。バスも400円で比較的短時間に街中に到着できた。ホテル前からランドマークである朱鷺メッセが見える。



天気はいいが、死ぬほど暑い訳でもなく、湿度もさほどではない。北海道人にとってはありがたい気候だ。