散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

初冬の後志(5)炉ばた

2016年11月26日 23時00分47秒 | 飲み歩き・北海道内
2軒目は昨年まで倶知安に在住していた人が、心落ち着くという店「I」へ。結構腹一杯なんだけど、刺身が出てきてしまった(ブリ、カツオ、サーモンかな)。



ホッケ、鯖、イカ、椎茸なんかも焼いたものが登場。確かに、何となく食べるよね(麻痺してるか)。飲み物はこの雰囲気ならば燗酒しかないよね。



結構、訳が分からなくなったところで終了。コンビニで3次会の買い物をして、タクシーでホテルに戻る。



ホテルに戻ったものの、もう限界だ。倒れるようにして床につく。おやすみ…。

初冬の後志(4)イタリアン

2016年11月26日 21時00分13秒 | 飲み歩き・北海道内
夜の飲みだが、宿泊施設ではなく、倶知安の街に繰り出そうと、タクシーに分乗して移動する。1軒目はイタリアン「BC」。予約のため満席という掲示がされていた。まさか我々だけで? と一瞬思ったが他にもう1グループいるようだったので、まあそういうものかも。

 

先に入った他グループのあおりを受けて、1杯目の飲み物がなかなか出てこなかったが、それ以降は円滑に料理も飲み物も出てきた。まずはビール(嬉しいことにハートランドだった)と店の名前を冠した、豆やナッツの乗ったサラダでスタート。腹が減っているせいもあるが、このサラダ、美味い。

 

続いてサラミ、チーズ、オリーブなどのつまみでしばし酒を飲む。



ジャガイモのオーブン焼き? 料理の名前はいずれも記憶に頼っているので曖昧である。



途中から飲み物はワインに切り替える。なみなみと白ワインがやってきた。ちなみにドリンクはお手伝いの小学生ボーイがもってくるので、我々の対応もおのずと紳士的なものとなった(「飲み物まだ~」とでかい声で言ったりしない)。



ピザは2種類を選べたので、フレッシュトマトとアンチョビのピッツァ、チキンベーコンピッツァ(だったかな)。



パスタは3種類。ミートソースと和風鶏ごぼう、もう1種類は忘れた…。鶏ごぼうはごぼうの香りが強く、美味しいだし汁のようなスープに浸っている。



この店の得意料理らしい、野菜のダッチオーブン蒸し。各種野菜のそのものの味を楽しめる。



チキンステーキ。これも美味くて、一瞬で食べきってしまった。今にして思うと、全体を通してボリューム感もあったなあ。



最後にスポンジ生地の上に乗ったアイスクリーム。ワインもしこたま飲んだので大満足である。



でも、まだ次に行くんですよね、皆さん。

初冬の後志(3)温泉からのビール

2016年11月26日 17時00分05秒 | 旅日記
小川原脩記念美術館から倶知安駅方面に戻り、合流予定だったメンバーと無事合流。本日の宿泊場所へと移動。



倶知安に来た時にはこの温泉に良く日帰り入浴で来るのだが、今回はここが宿泊の場所でもある。荷物を部屋に入れてから、早速温泉へ。しばらく湯につかってから、休憩所でビールを買い、部屋に戻って飲む。

いつもはさらに移動が入るので、運転をする方に気兼ねをして酒を飲まないのだが、今日は何の制約も無しだ。良かった。



ぷしゅーぅ(←いいオッサンが何事か!)。

初冬の後志(2)小川原脩

2016年11月26日 15時00分30秒 | ART
倶知安に来たら、小川原脩記念美術館に行かなくてはなるまい。時間があるので歩いて美術館に向かう。雪は多いが、まあ歩きづらくはない。



美術館に到着すると、やけに人が多い。館内に入ると、イベントの準備がされているようだ(眼鏡が曇って良く見えない…)。



後で落ち着いてもらったチラシを見ると「「ファゴットだらけ」演奏会」ということで、ファゴットを用いてクラシックやポピュラーミュージックの演奏会をやっていた。後で演奏が始まった際、私は席についてかしこまって聴くのは御免だが、芸術新潮を読みながら聞くともなく聴いてしまった。そうそう、その際、コーヒーと小豆飴もごちそうになった。

さて、小展示室の「小川原脩展 ある画家の軌跡」はおおむね見たことのある作品だったが、今回の目玉は「杉山留美子展-光満ちるとき」だろう。演奏会待ちの人はやたらにいるが、展示室には私以外に1人しかいないので、のんびりとみて行こう。

「REPEAT」:9×9マスに青系と一部赤の筆跡を残した作品。遠くから見ると均質なパターンを繰り返すだけの表現にも見えるが、近くで見ると作家の手の動きが見えてくるような生々しい作品だ。
「WORK 9704‐9705」:全体に赤だけの作品だが、赤の中に赤の揺らぎが見えるように思う。
「From All Thoughat Everywhere -A-」「同-B-」:赤の色彩を見た後に、青がより深みをもって見えるという作品。
「HERE-NOW あるいは無碍光 -B-」「同-C-」:光と色の取りうる可能性の多さを楽しむ作品。

もう少し作品数が多いと嬉しかったのだが、初めて見る1970年代の作品を含め、なかなか興味深い展覧会だった。



よし、時間だ行こうと思って展示室を出ようとすると、ちょうど後志巡り中のYさんに会うが、時間がなく、すれ違いざまの挨拶だけで会場を後にした。

初冬の後志(1)焼肉

2016年11月26日 12時38分08秒 | 食べ歩き
いつもこの季節には恒例行事があるため、後志地方(主に倶知安)に行くことが多い。今日も朝、琴似駅からスタート。途中にあった温度計の表示は2度だった。琴似から小樽までのエアポートも結構混雑しており、私はたまたま空いた席に座ることができた。



小樽で倶知安行きの2両編成の列車に乗り換える。そこそこ乗り換え時間はあるのだが、危険を察知して、のろのろ歩く人たちをぶち抜いて急ぐ。予想通り、私が乗り込んだ時は2割程度の乗車率だったが、最終的には座席は満席。かなりの立ち客がでるという混雑ぶりになった。

そしてしばらく時間が過ぎ、余市に到着すると大勢の客が降車。残された人間は全員座ることができ、かなり余裕の状況となった(しかし、デカいスーツケースを持ったアジア系観光客がうるさい…耳栓していたけど)。JR北海道も景気の悪い話ばかりしないで、札幌~余市間にちょっと上級の特別列車を走らせて、ウイスキー(または北海道の飲み物)をサービスするくらいやってみてはどうか。

と、妄想している間に倶知安に到着。



途中の車窓から分かっていたことではあるが、雪が多い。積雪は40センチを超えたらしい。

 

粉雪がちらつく中、昼食場所を探す。いくつか店はあるものの、どうも決定打がでずにふらふらさまよい、最終的には中が全く見えない焼肉店「K」に入ってみることにした。ドアを開けると店の人が見当たらなかったので逃げようかと思ったが、気を取り直して待っていると、おばちゃんたちが登場した。

カウンターに座りメニューを眺めるが、ランチなどというものはなさそうなので、潔く「ジンギスカンとホルモン、生ビール」と注文する。他に客がいなかったので、割とすぐに注文の品がやってきた。

ほう、ジンギスカンとホルモンはタレが違うのか。少し値段設定が高めかとも思ったが、ボリュームがなかなかある。

 

おっとっと、忘れずにビールをグイッと飲んで、早速焼いていくか。

 

うむ、普通に美味い焼肉だ。大体、たいそうな肉に高いお金を払うような人間じゃないから、これでいいんだよな。最初は主にホルモン中心に、ビールと合わせる。ジンギスカンは少し食べつつ後半戦にとっておき、やはりここはご飯投入だろう。



やった、少量だけどカクテキもついてきた。ジンギスカンと共にご飯を食べると、さすがのビールもこれには勝てないかもしれない。

ところで店の方が途中で「倶知安、雪が少ないでしょ」と話しかけてきた。いやいや、何を言っているのかと聞いてみると、倶知安は除雪の体制がとてもしっかりしているので、あっという間に車道を除雪してしまい、車の通行に関してはほぼ確保されるとのこと。後で合流した倶知安在住の人にも聞いたが、倶知安町民は町の除雪自慢らしいので、そこはもっと乗ってあげないとということであった。

また、「お仕事ですか?」とも聞かれたのだが、ニセコの開発が進んでいるため、観光客だけではなく仕事で来る人もかなり多いとのこと。あまり倶知安の駅前付近は栄えているようでもなかったが、それなりにお金は落ちているのだろう。そういえば、途中でアジア系の2人組がやって来て、「上カルビ、上タン」などと、私とは違う贅沢な注文をしているのであった。店の人も、大した複雑なことを言う訳ではないが、実に落ち着いた感じで、英語で対応しているのが印象的であった。