散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

祝日に行く居酒屋

2017年05月03日 20時04分32秒 | 飲み歩き・琴似界隈
小規模ではあるがギャラリー巡りを終えて、琴似に戻ってきた。今日は久しぶりに居酒屋「D」に行こう。思い出すこと随分昔になるが(調べると、ちょうど20年前だった)、ここに初めて来たのも祝日の5月3日だった。店頭には「本日10時まで」との掲示があるが、まさかそんなにいないので、大丈夫である。

今日は結構気温が高くなったからねと、小さめのビールでスタート。通しはしっとりチャーシューの切り落としをキュウリなどと和えたものである。



まず注文は刺身だ。お任せしたところ、カスベ、タコ頭、マグロ、ブリ、しめ鯖、カツオの盛り合わせが来た。これには日本酒を合わせよう(銘柄失念)。



ブリが天然、かつハラスの部分ということで、脂が乗っているのだが、しつこさがない。また、今日のしめ鯖は味の具合が非常にいいね。

次は温かモノで、もやしとニラの肉味噌炒めを注文。これ、誰でも作れそうに思うかもしれないが、生姜の効いた微妙な味付けはさすがで、なかなか箸を止めることができない。ここで東洋美人の大辛口を飲む。大辛口と言っても辛いだけで味気ない酒ではないので、こういうつまみにちょうど良いかもしれない。





春の味、タラの芽天ぷらを少量頂く。ほろ苦さが絶妙。



そして、何だか非常に美味そうだった、時鮭の煮浸しを注文。



おー、これは出汁が鮭にしみ込みつつ、鮭の身もしっとりしていて実に美味い。こういうのを食べると、回転寿司でサーモンとか食べている場合じゃないよねと思う(私は食べないがね)。

そろそろ洋酒に切り替えて、鶏スモーク(蒲鉾スモークはサービス)を注文。



 

最初のウイスキーはグレントファース1991とあまり聞いたことのないボトル。バランタインやロイヤルハウスホールドの原酒として使われているが、オフィシャルボトルがほとんど出ないということで、これもG&Mボトルなのである。

次のウイスキーがストラスアイラ19年。これはボトルについていたテイスティングノートにあるように、ミントやグレープフルーツの香りがする、爽やかにして奥の深い味。北海道のゴーダチーズを最後に一口いただいて、今日もいい一日だった。


20170503ギャラリー巡り

2017年05月03日 16時51分45秒 | ART
本日は北大→500m美術館→新さっぽろ→北海道博物館→資料館→レタラの6か所。

場所によっては、まだ雪が残る札幌。日中の気温はかなり上がったが、午前中はまだひんやりした空気が漂っていた。



■北海道大学総合博物館「北海道のジオサイトに見る化石」。
いつも「美味しそう」という感想しかわかないタカハシホタテ。ちなみに絶滅しているそうだ。



ヌマタネズミイルカの化石。世界でただ一つの新属・新種の貴重な化石らしい。



トウベツアカマツセイウチの化石標本。



博物館の2階では斉藤マサヨシ「サハリン(樺太)国境紀行写真展2」が開催されていた。

■500m美術館「北の脈々 -North Line2-」。
鈴木隆「cello」:セロファンを使った作品。



伊藤幸子「(作品名が特定できず)」:作者得意の体が半分埋もれたポーズ。



阿児つばさ「幌 horo/poro」。何となく気になる、ローカルテイストあふれる写真。



澁谷俊彦「起源・発生-White Generation-」:白いマップピンを埋め込み、最近かウイルスの発生を見る思い(ちょっと不気味)。



萩原由美乃「十から卍までの運動空間」:どこかお釈迦様の手を思わせるパーツが気になった。



上嶋秀俊「水のきおく」。



■北海道博物館「総合展示室」。博物館の展示が一新されてから、初めての訪問である。
入口すぐにマンモスとナウマンゾウの骨格共演。

 

「蝦夷国風図絵」より「ウイマムの図」。松前藩主へ挨拶するアイヌの人々だそうだ。

 

「オムシャ」模型。アイヌ民族が再会の際に贈り物を送りあう儀式のことなのだが、次第に和人がアイヌ人に決まりを伝えるという政治的儀礼の場に変わっていったそうだ。



「開拓がはじまったばかりの平岸地区」。これが平岸!



「明治はじめごろの小樽」。



「アイヌ文化の世界」展示コーナーでは、アイヌ民族を先祖に持つ主人公が、親、祖父母に過去の話を聞くという形式で展示がされている。



アイヌの伝統料理。じゃが芋でんぷんの団子にイクラをまぶしたものが美味そう。

 

続いて、北海道の人なら懐かしい(はず?)百人一首。



展示説明には昭和30年代と書いてあるが、私が子供の頃もこんなスケート靴だった。



鉄道ファン向けの展示はそれほどない。



写真左はニシン漬け、いずし、三平汁。北海道を代表する料理なのだが、今はそれほど食べない。特に三平汁なんかは年に1度食べるかどうかである。写真右は開拓時代の普段の食事の例だそうだ。一汁一菜と言っても、菜がかなり貧弱(大根の漬物?)。

 

結婚式は少し食事も豪華になり、刺身、茶碗蒸し、数の子、焼き魚、きんぴらごぼう、赤飯、吸い物、煮しめが出る。但し、こんなに豪華になるのはお金持ちの家だけだっただろうと思う。



北海道と言えばジンギスカン。昔はこの鍋を使って、自宅でもジンギスカンをしたものだ。

 

新十津川「玉置神社奉祀之景」絵馬。



言わずと知れた吉田初三郎の北海道鳥瞰図。



札幌オリンピックの聖火台ライター(カッコ悪い…)。材料がプラスチックなので、灰皿には使用しないでくださいとの注意書きがある(カッコ悪い…)。



ちゃぶ台と美顔器。一時ブームになった美顔器だが、私の母が使っていた記憶はない。



北海道博物館には屋上スカイビューという景色を見学できるコーナーがある。初めて気がついたので、昇ってみた。すると、何と言っても目立つのが100年記念塔。子供の頃の見学旅行で昇ったような気もするが…。近くいたオジサンが「これ見るの40年ぶりだよ」としみじみしているのがうつり、私もしみじみしてしまった。



新さっぽろ方面には札幌ドームも見える。



企画展として「夜の森 ―ようこそ! 動物たちの世界へ―」というのもやっていたが、バス時間が迫り、適当に見る。

 

やはりゴールデンウィークだったせいか、帰りのバスが大混雑となり、暑い中を立ったまま新さっぽろまで戻る。

■ギャラリーレタラ「高橋シュウ古典 未来の遺跡」。
「立体 インスタレーション」:家の形をした輪郭の中に、粘土板? を配置し、その上に様々なシンボルを描いた連作。
「飛鳥路」「長谷寺遠望2」:油彩と銅板の作品。西洋技法で描く和風のモチーフが良かった。

ここは焼き肉で

2017年05月03日 12時08分59秒 | 食べ歩き
北大の博物館に行った流れで、公的食堂シリーズとして北大の学食に行こうかと思ったが、クラーク館店は休みであった。中央食堂の方は開いていたのだろうか。まさかそこまで戻る気もしないので、先日飲みに行ったときに焼肉を食べられなかったことを思い出して、焼肉の「U」に行ってみることにした。

時間も早めなのでどうかと思ったが、幸い先客もいるようで、カウンター席に座る。ランチメニューから満腹ランチ定食を注文。しかし、この恥ずかしいメニュー名は何とかならぬものか。ご丁寧にランチビールのお誘いが書いてあるので、それに乗ってみた。



ランチの内容であるが、ご飯、わかめスープ、サラダ(セルフサービス)、肉(ホルモン、牛サガリ、豚カルビ)、ソーセージと充実した内容。



早速、ビールを飲みつつ、焼いてみる。


→一人焼肉は別にいいのだが、コンロの上が寂しいよね。

ちょっとタレが甘すぎるように思うが(コチュジャンをもらえば良かったか)、肉はまずまず。ソーセージも美味く焼けて良かった。途中からはビールというより、ご飯をもりもり食べる。量的にも満足で腹一杯だ。



あまり客がいなかったらそれも嫌だなと思ったが、途中で7人組が来るなど、昼から焼肉は人気の模様。私の隣に来た一人客は食べ放題・飲み放題の注文をするという勢いだった。