goo blog サービス終了のお知らせ 

魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

スプリンガーズドゥモワゼル

2025年04月16日 21時53分12秒 | 魚介類飼育(海水)

gooぶろぐのサービス終了が発表されましたが、サービス終了は11月ということで、書き込みも9月いっぱいは可能らしい。ということでまだしばらくお付き合い願います。最近は淡水魚(とくに髭がはえている魚)の紹介ばかりだったので、海水魚の紹介も少々。

3月の終わりに「アクアリウムバス」というイベントに行ってきて、魚を購入して水槽に入れた。この種はスプリンガーズドゥモワゼル(スプリンガーズデムワーゼル)という小型のスズメダイである。スズメダイの仲間であるが、現状はほかの魚に対して無害である。丈夫で飼いやすい、いい魚である。

スプリンガーズドゥモワゼル、といえば体側にある独特の模様であるが、この個体にはそれは入っていない。フィリピン産のものには入っている一方で、インドネシア産のものにはこの模様は入っていないとされているが、どうもこれらは別種とされる可能性があるようだ。ただし、フィリピン産の個体でもこの模様が入っていないことがある。益田一・ジェラルド・R・アレンの「世界の海水魚」では、独特な模様の入っていないフィリピン産のスプリンガーズドゥモワゼルの姿を見ることができる。

こちらがフィリピン産のスプリンガーズドゥモワゼル。不規則な模様が入ることから容易に同定ができる。寸詰まりの体や青い色彩から、本種は大まかな分類ではルリスズメダイ属の中でもシリキルリスズメダイに近いグループとされている。この仲間はシリキルリスズメダイのほか、筆者も以前飼育していたロイヤルドゥモワゼルや、ブルースポッテッドドゥモワゼルといった種も含まれる。大きく育ったシリキルリスズメダイなどは結構気性が激しくなり、なわばりを形成しほかの魚を追い払うことがあるのだが、サンゴとの相性は抜群であり、ソフトコーラルやSPSメインの水槽で飼育するとよいだろう。とくにそのまぶしいほどの青い色彩は、アクアリストをわくわくさせてくれる。

以前飼育していた個体

なお筆者は体側に不規則な模様が入らないタイプのスプリンガーズドゥモワゼルは過去にも飼育していたことがあるのだが、その時の個体は水替えでサンゴを移動していたときに死んでしまった。それ以降さがしていたがなかなか入手できず、久しぶりの飼育となる。今度の個体は前回の個体の分まで長生きさせたいところである。

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さよなら、goo blogくん

2025年04月14日 14時29分14秒 | 魚類とインターネット

この間椎名さんは自身のぷららプライベートホームページのサービス終了を見送ったものだが、またサービス終了のお知らせである。椎名さんのぶろぐはこれまで使っていたぷらら提供のぶろぐ(2006-2014)、goo blog第1期(2014-2017)、WordPress(WP)製ぶろぐ(2017-2021)、と続いてきたがここでカタストロフィもあり、goo blog出戻り(2021-)となっている。しかし残念なことについにNTTドコモはぷららのプライベートホームページに続いて、goo blogのサービスを終了するという決断を下すことになったようだ。サービス終了は今年の11月の半ばである

しかも発表されたのはNTTドコモの「goo blog」やそのほか一部サービスだけではない。同日明らかになったことだが、どうも「FC2WEB」もウェブサービスを終了するらしい。これは困ってしまった。どちらも利用者数が非常に多く(FC2は古い時代につくられたサービスの終了だけらしいが)、多くのウェブログやウェブサイトがこれらのサービスで動いていた。今回の発表はこれらのサイトが消失するということを意味している。しかし少なくとも、インターネットを調べものくらいにしか使わないという人たちにはあまり関心がないのかもしれない。というのも近年のインターネット上での情報発信はFacebook、mixi、Twitter(X)といったSNSか、WP製のサイトやブログで行うことが主流になりつつあるからである。

魚の飼育情報はいまや観賞魚雑誌が絶滅危惧ⅠAとなっている状態である昨今、ウェブサイトから入手することが多くなっている現状であるが、WPは広告をつけやすいというところがあり、「手軽にお小遣いを稼ぐ手段」として多くの人が参入した。しかしそれは有象無象な情報サイトがあふれるという結果につながってしまった。昔の情報サイトは趣味の延長と情報発信が主であったのに対し、現在では稼ぐ手段になってしまい情報の質が下がったというのは、この「魚のぶろぐ」のなかで、以前も何度も述べてきたことである。そして古くからの良質な情報サイトやウェブログも、サービスの終了で存亡の危機にあるわけだ。もちろん椎名さんもかつてWPでマリンアクアリウムサイトを作成したことがあり、批判するわけではないが、ああ、嘆かわしいことである。日本政府は2019年のジオシティーズ終了前に「国立インターネットサイト保存センター」みたいなものを作成するべきだっただろう。

ちなみにgoo blogから提示されたぶろぐの移転先の候補は、「アメーバブログ」または「はてな」である。うーん。またWPででもぶろぐ、やりましょうか...?なお写真は本文とは一切関係なく、昨年採集したタナゴと、おととし採集のムギツクである。どちらもかなりビビりである。

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朝から椎名さん憤怒す

2025年04月10日 06時39分56秒 | 魚類とインターネット

椎名さんは水槽のギバチが驚くほど激怒した。かならず、かのMicrosoftとWindowsを除かねばならぬと決意した。

担当者「ビル・ゲイツ様はデータをこわします」

椎名さん「なぜだ」

担「Windows Updateをしなければならないというのですが、どのPCも現状問題を持ってはおりませぬ」

椎「たくさんのデータが壊れたのか」

担「はい、まずは先ほど椎名さんが夜を徹して書いていたWordの内容、さらにExcelの打ち込みなども壊されました...」

椎「呆れた企業だ、生かしておけぬ」

 

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トウカイコガタスジシマドジョウ

2025年04月09日 14時06分24秒 | 魚介類飼育(淡水)

椎名さんといえば、最近忙しいのであるが、久しぶりに水槽を掃除したのでご紹介。これまでこのアクアシステムの水槽ではアリアケギバチを飼育していたのだが、アリアケギバチの成長に伴い、別水槽へと移動。この水槽では3種類の魚をそれぞれ1匹ずつ飼育している。これはドジョウ科・シマドジョウ属のトウカイコガタスジシマドジョウ。もう6年以上飼育している。餌は野菜のペーストと配合飼料。多めにいれているから、ほかの魚に競り負けることもない。温和でとても飼育しやすいが、痩せやすいのと乱獲には注意。

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久々のアリアケギバチ

2025年04月04日 07時09分15秒 | 魚介類飼育(淡水)

昨年の6月以来となる、私のぶろぐ登場となったアリアケギバチ。最近水槽を大きいものにサイズアップしたため、アリアケギバチの成長にもよいようである。この水槽では流木などの隠れ家が多いためなかなか姿を現してくれないのが残念である。屋外では空き缶やタイヤなどのゴミの中にも潜んでいるため適応力はあるようだ。

暗色の体に黄色い模様が見られる。同じくらいのギバチも飼育しているのだが、少なくとも我が家の個体ではこの黄色い模様は薄れてしまっている。体色もギバチのチョコレート色と異なるオリーブグリーンで、これはこれでまたよい。このアリアケギバチは福岡県内の河川で採集したもので、今年の9月で我が家にやってきて2年になったりする。なお餌はギバチと同様で、ヒメダカやエビなどを与えていたが、ヒメダカの在庫は尽きてしまった。最近は「キャット」も食べているので少し助かる。

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さよなら、ぷららくん

2025年04月01日 18時51分15秒 | 魚類とインターネット

今日は4月1日。新年度で大変である。

新年度のスタートとして残念なお知らせ。椎名さんがかつて公開していたホームページ(HP)が昨日3月31日をもって終了したのである。椎名さんのHPは個人向けのインターネット接続サービスである「ぷらら」によるサービスであったのだが、この度ついにお別れの時を迎えてしまったのである。これまで椎名さんは「Yahoo!ジオシティーズ」などのHPサービスの終焉を見守ってきたのだが、今度はついに椎名さんのホームページも終焉を見送られる側となってしまったのである。

この手のISPによるHPのサービス終焉は実質的にWordpressの一人勝ちになってしまったことを意味するのだろう。2000年代から2010年代の半ばまで、ISPのHPサービスはよろしかった。しかしやがてWordpressに変わっていき、HPの作成は自己紹介であったり、自身が取り組んでいる研究成果の披露の場であったり、表現の場であったりしたのが、やがて「運営しているHPに広告をつけて、広告費用を稼ぐため」に変わってしまった。有益な情報を得るのには正直wordpressで作成したサイトよりも、旧式のISPのHPサービスに頼るところが大きかったのだが、最近はGoogle検索の仕様も変わってきており、それが検索しにくくなってしまっていた。そして近年のISPによるHPサービス終了により、物理的(?)にも有益な情報を得にくくなってしまったところがある。みなさんも有益な情報を得たいなら今サイトが残っているうちにキャッシュなどを残しておくべきではないかと思う。

写真は採集してもう1年近くなるギバチ。餌はエビだとか、ひかり(キョーリン)の「キャット」(キャットフードではない)を与えている。しかしながら魚も栄養のバランスを崩すとよくないので採集に行きたいところだが、結構椎名さんはなんだかんだで忙しいのだ。

 

 

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ギバチもうすぐ1年

2025年03月24日 14時20分33秒 | 魚介類飼育(淡水)

最近忙しすぎな椎名さんです。我が家にギバチがやってきて、もうすぐ1年になる。アリアケギバチと比べると全体的に色が黒くなっていて、白(あるいは黄色)の模様はほとんど目立っていない。これがギバチの特徴らしい。そしてある程度のサイズから飼育を初めると、全く慣れない。夜間餌をあげると食べているようだが、私の見ている前では捕食せず、いつも寝床の投げ込み式ろ過器の下で瞑想している。ちなみに餌は霞ヶ浦産の川エビなどを与えているほか、ヒメダカなども食べる。サイズも購入した時とくらべだいぶ大きくなり、格好いい。

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マホロバハタ

2025年03月13日 19時17分48秒 | 魚紹介

つい先日我が家にやって来た沖縄の魚。ハタ科・アカハタ属のマホロバハタ。昔はEpinephelusの標準和名はマハタ属とされたが、マハタは別属Hyporthodusに含められたため、Hyporthodus属の標準和名がマハタ属。一方Epinephelusの標準和名はアカハタ属とされたのだった。このマホロバハタは2021年に新種記載されたハタである。ホウセキハタやオオモンハタなどと誤同定されていたものであるが、そのへんが2021年に分類学的再検討が行われ、その結果本種は新種記載された。一方ホウセキハタについてはEpinephelus chlorostigmaとされてきたが、この種はインド洋にのみ生息する種とされ、ホウセキハタの学名はEpinephelus japonicusとされた。

マホロバハタは日本においてはおもに琉球列島に生息しているが、九州南部からの記録もあり、ホウセキハタとは分布だけでは識別することはできない。結構この2種は同定が難しいのである。しかし慣れてしまえばそれほど見分けに難儀するような種でもないだろう。

マホロバハタの腹部

ホウセキハタの腹部

この2種の見分けでもっともわかりやすいのは腹部の斑点の有無であろう。マホロバハタでは腹部にも瞳より細かい斑点が多数入るが、ホウセキハタでは腹部にはそのような斑点がほとんどないので見分けることができる。

マホロバハタの胸鰭

ホウセキハタの胸鰭

この2種については胸鰭の斑紋によっても識別することができる。マホロバハタの胸鰭には細かい明瞭な斑点が多数みられるが、ホウセキハタの胸鰭は赤みを帯びた色彩で、胸鰭に斑紋はないかあっても不明瞭であった。また胸鰭基部にも斑紋は少ないようである。この胸鰭の斑点の有無というのは、体に斑点があるハタ科魚類を見分けるのに重要な形質となりうるので、しっかりとチェックしてみてほしい。

さて、マホロバハタの同定&観察を行ったあとは食する。

マホロバハタのおさしみ。手前(腹部側)は普通に皮をひいた刺身。奥(背部側)は皮をひかず鱗だけ落としたあと、皮をあぶった刺身。こうすると皮下にうまみがあるハタ科魚類の特徴を生かすことができる。今回のマホロバハタは長崎 マルホウ水産 「魚喰民族」石田拓治さんより。いつもありがとうございます。ちなみに最初私はオオモンハタと誤同定をしていた。そんなオオモンハタとの見分けについてはまた別媒体で書こうと思っている。

なお例の「魚釣り」という中国人による盗用コンテンツオンリーのサイトであったが、これについては「美渚ちゃんの釣り日和」という名称にかわり、ページレビューもいつのまにか消滅しているため中国人がやっているとなかなか分からなくなってしまった。しかしながらやっていることは変わらない。さらに調査した結果、「WEB魚図鑑の部屋」においてもこのページについて警告を出していたことが判明した。ちゃんと、そういう対策はしていたようで少し安心。

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アカガレイ

2025年03月07日 11時36分24秒 | 魚紹介

最近入手した魚。つくば市内のディスカウントストア「トライアル」で購入したカレイ科の魚。実はつくばのトライアルには魚屋さんがテナントに入っていて、ディスカウントストアとは思えないほど魚のそろえがよい。過去に「マツカワ」や「アサバガレイ」などを購入したのもここであるが、何気にアサバガレイを入手できたのはここだけだったりする・・・。

今回のカレイはアカガレイ属のアカガレイである。アカガレイは北日本太平洋岸や山陰以北の日本海岸に分布する種で、おもにカレイ刺網や底曳網漁業などで漁獲される普通種である。椎名さんもアカガレイを食べたのはもちろん今回が初めてというわけではなく、過去2回ほどネタにしている(それでも「魚のぶろぐ」初出は2016年だったりするのだが)。なおこの日のトライアルにはマツカワとババガレイも並んでいたのだが、いずれも安易に購入できるお値段ではなく、今回はアカガレイをチョイス。しかしながらそれでも安価なわけではなく、500円硬貨1枚では買えないのである。

前回のアカガレイは北海道産であったが、今回のアカガレイは福井県産である。先述のようにアカガレイはけっこう南、山陰地方まで見られ、しばしば漁獲されるのである。

アカガレイの無眼側

アカガレイの名前の由来は無眼側の色彩である。無眼側は白いとされるが、赤みをおびるところがある。これにより全体的に白っぽいソウハチとは容易に見分けられるだろうが(ほか眼の位置や胸鰭軟条が分岐するか不分岐かでも見分けられる)、同じ属の魚であるウマガレイやドロガレイとは歯の形や体高、頭部有眼側の鱗の分布などで見分けるしかないだろう。

アカガレイは重要な食用魚である。煮つけ、唐揚げ、干して焼くと美味しいが、新鮮なものは刺身が美味しい、とされている。ということでアカガレイの刺身を楽しみたかったのだが残念ながら今回のは「子持ち」ということで母のリクエストで煮つけとなったのである。アカガレイの身はやわらかく、卵はぷりぷりしていていずれも美味しい。尼岡邦夫氏の「日本産ヒラメ・カレイ類」という本では「塩漬けされた卵巣は珍味」との記述がある。食べてみたいが、プリン体は大丈夫だろうか。気になる。

 

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「魚釣り」からブロックされる

2025年03月05日 22時03分29秒 | 魚類とインターネット

お仕事が忙しい。今日はなんとかお休みをもらえたが、毎週毎週某所にいくのは疲れた。写真は我が家の淡水魚水槽のひとつ。アクアシステムのオールガラス水槽で、中にアリアケギバチがいる。残念ながら写真では尾鰭しか映っていない。

さて、悲しいお知らせがある。これまで2回にわたって問題をレポートしてきたFacebookの「魚釣り」なるページであるが、本日、ついに見ることができなくなった。理由はこの「魚釣り」の運営者が自分らの過ちに気が付いたのか、あるいはFacebookを運営するMeta社 CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏のもとに抗議が殺到し、ザッカーバーグ氏が削除したというわけでは決してなく、「魚釣り」運営者からブロックされただけであった。「魚釣り」にボロサクラダイなどがアップされみなさん驚いていたが、もとをたどれば「WEB魚図鑑の部屋」というFacebookグループからの無断転載されたものなので驚くべきことでもなんでもないのである。

この「魚釣り」、いくつかの投稿にはリンクが貼られているが、そのリンク先では怪しい動画サイトにつながることがある。これは当然ながらどこかのYoutubeチャンネルからパクってきたものであるが、この「魚釣り」が悪質なのは、そのパクってきた動画に新たに広告をつけている点で、筆者が確認しただけでも三井住友銀行とか、日本の大手企業の広告がついてしまっているが、この広告費用は本来オリジナルのコンテンツ作成者に支払われるべきであるし、その転載元を明かす義務もある。しかしながらこの「魚釣り」はそんなことを一切していない。

中国にはこの動画サイトと同じ系統のサイトが数1000もあり、それは(おそらく)ひとつの広告代理店により運用されている。そのサイトによれば自らを「世界最大の海外中国人セルフメディア事業者」と謳っているが、やはりそこは中国であり、この国の事情が事情なので、オリジナルコンテンツに乏しい。そのためYoutubeや、同じように中国の「Tiktok」などから動画をもってくるしかないという現状がある。この広告代理店の作る動画サイトへのリンクを掲載しているFacebookのページは10とか100とかそんな数字ではなく、もう数100規模で存在している。日本語のみでこれであり、おそらく海外のも含めると1000以上あるのではないだろうか。

結局ブロックされたということは、椎名さんの存在は「魚釣り」にとってはやばい存在であるという認識がなされており、「魚釣り」に都合が悪いからブロックされたのではないかと私は考えている。この「魚のぶろぐ」は日本政府にもどこの国の政府とも、どこの機関とも関係がない単なるマイナーな、場末ぶろぐであるが、そういうところまで監視の目が届いてしまったということになる。というわけで、今後はこのぶろぐでは「魚釣り」の問題をアップするのは厳しくなった。ただ同ページの監視についてはまた別のアカウントで監視していくつもりではある。

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バラチゴダラ

2025年03月01日 16時32分01秒 | 魚紹介

3月に入りました。

相変わらず仕事が忙しく、どうしようもない。さて、今回の魚はタラ目・チゴダラ科・チゴダラ属のバラチゴダラ。確実に同定できるものとしては、私が触った2種目のチゴダラ属の魚である(エゾイソアイナメはチゴダラのシノニムとして消えてしまった)。チゴダラ属の中でも比較的新しく1989年に新種記載されたもので、学名をPhysiculus chigodaranusというが、種小名はチゴダラにちなむものなのだろう。この種は1989年にチゴダラ属や、ナガチゴダラ属の分類学的再検討の中で新種として記載されたものの1種だというが、その文献を見ることは叶っていない。この属は40種ほどが知られチゴダラ属の中で最も多くの種をふくむ属といえるだろう。

第2背鰭と臀鰭、胸鰭、尾鰭が赤みを帯びている。このことから「バラチゴダラ」という標準和名になるのであろうか。底曳網で漁獲されたものであるため、残念ながら鱗はほとんど脱落してしまっていた。なお比Fishbaseにおけるコモンネームで「Rosy cod」なる名前のチゴダラ属魚類は、学名でPhysiculus roseus Alcock, 1891と呼ばれるもので、ベンガル湾からオーストラリア、インドネシア、ニューカレドニア、台湾などに分布する。本種は鹿児島県のものをタイプ標本とし、ほか土佐湾や三重県尾鷲でも記録されている。またFishbaseによれば台湾からの記録もあるという。「日本産魚類検索」によれば生息水深は不明ではあるが、ヨロイイタチウオやキュウシュウヒゲ、オオメハタ属が混獲されていたことから、200~250mくらいではないかと思われる。おそらく鹿児島県内で盛んにおこなわれている、タカエビ漁の副産物であろう。

第1背鰭の形状は日本産チゴダラ属と違って、糸状に伸びている。以前このぶろぐでも紹介したソコクロダラなども背鰭が糸状に伸長しているが、ソコクロダラは臀鰭起部が背鰭起部の直下よりもだいぶ後方にあるため見分けられるようである。本種などチゴダラ属は原則、臀鰭起部は背鰭起部の直下にある。

腹面発光器は三角形で、左右の腹鰭基部を結ぶ線に達するとされるが、この個体は微妙なところである(写真も暗くなってしまった)。ただし、チゴダラのものとは違う独特な形状のものであることから、バラチゴダラと同定してもよいのだろう。今回バラチゴダラは2匹入手。鹿児島魚市 丸万 田中水産の田中 積さんに送っていただいた。いつもありがとうございます。なおバラチゴダラの食レポについては、また今度。

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こん活開始?

2025年02月25日 14時45分59秒 | 昆虫・クモ

相変わらず色々と忙しい。ヒトデの問題は少し解消されてはきたが、それでもまだまだ足りない。さて、今日は庭を歩いているとこんなのが。ガの仲間のマエアカスカシノメイガかもしれない。ガの仲間には冬季に活動するフユシャクなどもいるが、この種はフユシャクの仲間ではない。そういえばフユシャクなんて見たことないんだよなあ・・・。ということでこん活、今年もスタートなのかしらん。

こちらはカマキリ科のなんかの卵。チョウセンカマキリか、ハラビロカマキリとかその辺だと思うのだが、みなさんのご意見もコメントいただけたらとうれしい。ただし「魚のぶろぐなのに昆虫の記事ってどうなの」というご意見は一切無視しますのであらかじめご了承願います。

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「魚釣り」トラブルについて

2025年02月12日 21時37分22秒 | 魚類とインターネット

多忙につき、ぶろぐ更新が疎かになっている。申し訳ない。

さて、この間話題にした中つ国のFacebookページ「魚釣り」であるが、その画像の出所が不明なもののうち、いくつかの出所が判明した。某魚図鑑の部屋、というFacebookグループからであるというのだ。しかし筆者は残念ながらこの事実を確認するすべを持っていない。実は残念なことに、このグループや、その図鑑関係者から関連サイトについて、ブロックされているのだ。これまではChromeのシークレットモードを使えばアクセスすることはできたが、現在はそのやり方は封じられてしまった。
 
あのグループについては2021年ごろにはまだブロックはされていなかった。2021年の暮れの某日そのグループを見たら、中つ国の系の人がいっぱい写真をアップしていた。そして、管理人某氏はそれを消そうとしなかった。それが現状につながっているのではないかと、私は睨んでいる。その後、私はブロックされた。ブロックすべき相手を間違えているような気がするのだが。
 
カネがない、リソースがない、スパムではないと思ってた。しかし、そんなことはもはや言い訳にならない。いまや中つ国の人のような名前の人物が一人、ページやグループ関係者に入っていただけで疑わねばならない時代が来てしまった。
 
世界の人と仲良く、とか、人物が特定の国籍を持っているというだけで差別してはいけない、というのは正しいことであるし、ごもっともである。しかしながら悲しいことに現状、中つ国という国の人を信用できなくなったのもまた事実である。なお例によって、写真は本文とは関係がない。写真の魚はサビハゼといい、Sagamiaなる属学名で相模湾にいっぱいいるというのだが、私はいまだに見たことがない。というか市川美織ちゃん、31歳おめでとうございます。2016年の年末の「夢の紅白選抜」で松井珠理奈を抑えて10位になったのはもはや伝説である。
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AI動物動画

2025年02月03日 16時06分38秒 | 魚類とインターネット

早いものでもう2月。職場は相変わらず大忙し。やはりヒトデが足りないのだそうで。

さて、最近Facebookを見ていると、妙に目につくのが、AI技術を使った生き物の動画。Facebookのリールムービーである。

主に北極海の生物、例えばホッキョクグマやアザラシ、シロイルカなどが怪我をして、治療を受けている動画だとか、クジラがフジツボやら貝やらに覆われて、それをはがして助けようとしている動画である。こういう「動物感動ポルノ」というのはもともと世界中で見られたものであるが、従来から、これらの中には「ヤラセ」の動画も数多く含まれているという批判もなされている。ようは、動物をだしに金儲けをしているということであり、みながシェアする感動動画の正体は動物虐待で小銭を稼ぐyoutuberやらインフルエンサーと同じようなレベルの人間たちであった。

注目を集めるために「偽の動物救出動画」を作成することが世界中のSNSで流行中 (Gigazine)

https://gigazine.net/news/20241004-fake-animal-rescues-posting/

 

一方で今Facebookで流行っているのはAIにより製作された動画である。これならば動物が傷つくことがないからいいんじゃない、という意見もあるのだが、私としてはこれは逆に動物たちのリアルさがなくなり、また別の意味で危険だと思うのであるこのような動画をみて感動している人たちは、これがリアルな世界だと思い込んでしまうかもしれないし、逆にこれらは良いことと思い込み、実践してしまうかもしれない。

もちろん、体に網が引っかかってしまったシロイルカを助けるのは良いことだと思うし、海洋をただようごみは生物多様性の観点からも、食品衛生上も問題になるといわれ久しいが、クジラの体からフジツボを剥がしたりするのは良いことと思えないし、ましてやホッキョクグマにフジツボが寄生するとも思えない。もし万が一、いや億が一にもそのようなことがあり、そんなホッキョクグマを助けようとすればその人はホッキョクグマのご飯になる可能性もある。野生動物というのは、種、としては水族館や動物園の動物と同じであっても、実際には違う動物なのである。

最近は日本の海水浴場においても「人にかみつくイルカ」というのがいて、それにある人、まあ「動物搾取反対」を訴えるゔぃーがにずむの実践者であるが、その人はこのイルカの例を持ち出し、「動物園や水族館は動物との距離感をおかしくさせる」と述べた。正しいことだと思うが、私はそれにAIの存在をつけ加えたい。野生動物との距離感は大事である。そうでないと必ず人も動物も不幸になる。AIは野生動物に対して大きな脅威になりつつある。Facebookには、本物と偽物、区別がしにくいようなものもすでに出現している。早いうちになんとかしなければ

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CVE+

2025年01月30日 23時30分08秒 | 魚介類飼育(海水)

ご無沙汰です。久しぶりにお休みということで、今日は消耗品の調達。「コーラルタウン」さんに豪「コーラルエッセンシャル」の添加剤が入っていたので購入。同社添加剤はいつか使ってみたいと思っていたのですが高価でなかなか手がでず。しかし今回は手が届きそうなお値段でしたので、いつ使うんだ、今でしょ!と10年前に流行ったネタが頭に思い浮かび、購入したというわけである。これにより色揚げや活性が期待できるとのことで、楽しみ。

店舗は今年の夏前に移転とのこと。Googleマップによると移転先は稲敷郡阿見町阿見621-1で、大体現店舗から10分ほどとのこと。現在はだいぶ店舗は完成しているようで、楽しみ。

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