魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

オンブバッタ

2016年09月30日 19時11分28秒 | 昆虫・クモ

今日は長崎からすごーい魚が届いたのですがそれはまた後日。


今日は庭で少し遊んでいたらオンブバッタを発見。結構あちこちにいる。
ショウリョウバッタは大きいのはいたが、小さいのは見たことがない。


ブロッコリーの葉の上では大量のオンブバッタ。大きいのが雌で小さいのが雄。大きな雌が雄を何匹もおんぶしている。明日から10月、台風も来ています。

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ヤミテンジクダイ

2016年09月28日 19時39分59秒 | 魚介類飼育(海水)

一日開いてしまいましたが、この間のBBoxアクアリウム(八潮店)訪問で購入した魚その2。八潮店のぶろぐを覗いてみたら「ネンブツダイ」が入ってきたと書いてあった。

以前記事にしたが、ネンブツダイはフィリピンにも分布している。しかし観賞魚ルートではネンブツダイは見たことがない。ごくごくまれに近海産の個体が流通する程度である。念のためお店に電話してみたら、電話に出ていただいた方から「赤いですよ」とのこと。「赤いネンブツダイによく似た魚」・・・。なんだろうと思い、実際に見てみたら、こんな魚でした^^

ヤミテンジクダイという魚。テンジクダイ科の中のコミナトテンジクダイ属にふくまれるものである。この仲間は最近分子分類学の発展に伴い細分化されたものである。コミナトテンジクダイ属は世界で40種ほどが知られているが、日本には少なくとも10種が分布している。この属のものは体が赤みを帯びているものが多く、成魚のサイズが小さな種は半透明な体をしているのが特徴的である。ヤミテンジクダイは第1背鰭の棘条数が6であること、第1背鰭の第1棘がごく小さいこと、そして最も重要なこととして体側や頭部に目立つ黒い線があるのが特徴。

分布域は広く、インド―西太平洋に達する。日本では千葉県小湊以南の太平洋岸、伊豆諸島、沖縄諸島、慶良間諸島に見られる。日中は岩孔にひそみ、夜間は岩孔から出て遊泳する。水槽では昼間でも遊泳しているが、隠れ家をおいてあげるとそこに隠れるようになった。昼間姿を見られないのは残念だが、こういう魚は隠れ家がないとストレスを感じてしまう。

現在は前回のブログでもご紹介したイエローラインドカーディナルフィッシュと、7月に購入したシールズカーディナルフィッシュとこの種の合計3種のテンジクダイ科の魚を飼育している。イエローラインドカーディナルフィッシュとシールズカーディナルフィッシュはよく追いかけたり追いかけられたりしているが、本種はほかの2種とは属がちがうためかあまり争わない。上の写真はイエローラインドカーディナルフィッシュとシールズカーディナルフィッシュの争い。お互いに自らの大きさを誇示している。

餌は最初のうちはコペポーダやホワイトシュリンプからスタートし、だいたいは配合飼料までいける。今回購入した個体もすでにメガバイトを食っている。

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イエローラインドカーディナルフィッシュ

2016年09月26日 19時56分50秒 | 魚介類飼育(海水)

昨日の日曜日はちょっとB-BOXアクアリウム(八潮)へ。目的は海水魚コーナーのブログを拝見した際に掲載されていた、海水魚コーナーに新しく入ったテンジクダイ科の魚を見に行く。テンジクダイ科の魚はヤッコの仲間などと異なり、問屋も種類をよく確認していないで販売されている。だから販売名とは異なる種類であることも多く、それはそれでまた楽しみである。

今回尾はマニラから大量のキンセンイシモチが入っていたのも特徴的であった。マニラの縦線があるテンジクダイといえば赤い縞模様があるパーリーカーディナルフィッシュ(レッドストライプカーディナル、マルガリータカーディナルとも)が代表的である。しかもオレンジ色の色彩は日本のキンセンイシモチとはまた違う感じ。これもきれいで泳がせたかったが、今回はまた別の魚を購入。

イエローラインドカーディナルフィッシュという種である。マニラのキンセンイシモチ十数個体のなかにたった1尾だけいたもの。キンセンイシモチとは体のラインの色彩が違う。しかしあれだけの個体がいる中で私がのぞんでいる個体を選んで掬ってくれる。しかも網ではなくプラケースで。B-BOXアクアリウムのスタッフの方は素晴らしい。通販も行っているのだが、実際に見ないとわからないことも多く、訪問できたのはとてもよかった。

写真は帰宅後に撮影したもの。左下に写っているのは7月にお迎えしたシールズカーディナルフィッシュ。丈夫で飼育しやすく元気ではあるが、同種同士、同性は喧嘩をする。イエローラインドカーディナルフィッシュのほうは少し尾鰭の先が切れてはいるものの元気そう。餌はもうすでにメガバイト レッドをよく食べている。


この種は西太平洋からアンダマン海にかけて生息している。日本では屋久島で本種の水中写真が撮影されているものの、水中写真だけで標本が得られていないため、標準和名はついていない。Fishbaseで使われているコモンネームはYellowlined cardinalfishであるが、成長すると第2背鰭がやや大きくなるという特徴があるため、High-fin cardinalfishとも呼ばれている。成長すると体側の縦線は薄くなるらしい。そして体全体が黄色っぽくなり、先ほども述べたように背鰭の形も変わってくる。大型個体は見事なオレンジ色で頭部の青い縦線がめだち、かなり美しくなる。


こちらの標本(フォルマリンで展鰭済)は「鈴鹿」さんからのいただきもの。ありがとうございます。これは一度冷凍してあった個体で斑紋は薄くなってしまっている。尾柄部の斑紋は生きているときには目立たないようであるが、標本にすると明瞭に出てくるものと思われる。また生きているときにも出てくることがあるようだ。

成魚は全長12㎝と、この仲間ではやや大きくなる。同じようにテンジクダイの群れの中から「混じりもの」を抜いて飼育しようと思っているかたは一応注意してほしい。気は若干つよいものの飼育は容易、ただし古い海水で飼育するのはよくない(テンジクダイ全般にいえる)。小さな甲殻類は捕食してしまうことがある反面、大きな甲殻類や大きな魚には襲われてしまうことがある。同属の魚とでは争うこともあるが他の魚とは比較的協調性があると思われる。サンゴとの相性は全く問題ない。

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キジ

2016年09月25日 19時45分09秒 | 未分類

今日は昼は久し振りに良い天気に。用事があって外出。帰宅後庭にキジを発見。
派手な色合いの雄。

意外とすばやく動き、尾が長いので恐竜のよう。もっとも、鳥類と恐竜は同じグループとされているが。

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キヌベラ

2016年09月21日 20時00分49秒 | 魚紹介

本州~四国の太平洋岸ならどこでも釣れるニシキベラ。琉球列島では少ないが、そのかわりによく似たようなベラが釣れる。その代表的なのがキヌベラという種だ。

上の写真はキヌベラの雌型。雄は全身が派手な緑色で頭部に目立つ赤い模様があるのが特徴なのだが、雌はやや地味な黄緑色で、体側に二列の斑点が並ぶ。雄では頭部の斑紋が目立っているのに対し、雌は黒い斑紋が少しあるだけ。



さて、このキヌベラの雌は近縁のリュウグウベラの雌と混同されていた。いや、もともと同定の方法はあったのだが、実際にこれを見てみると、案外難しい物なのである。従来は頭部に横帯や枝状斑があるのがキヌベラの雌とされているが、実際にはリュウグウベラの雌にも細かい斑紋があるのだ。一方、この間のベラ・ブダイ図鑑によれば、頭部、眼の前方にY字のような斑紋があるのがキヌベラ。不規則的な斑紋があるのがリュウグウベラ、だという。キヌベラとリュウグウベラの雌雄の見分け方は容易で、キヌベラの雄は頭部に赤い模様があるのに対し、リュウグウベラの雄は頭部に目立つ斑紋がないのが特徴だ。


キヌベラの分布域は広く、紅海、南アフリカからハワイ、イースター島まで極めて広い範囲に及ぶ。日本でも小笠原諸島、琉球列島はもちろん、八丈島でも大型の個体が見られるし、幼魚は千葉県館山湾や和歌山県などで採集されている。幼魚は潮溜まりに入り、ニシキベラと似た感じだが背鰭の黒色斑が二つあるのが他の種と見分けるポイントになるようだ。ニシキベラやリュウグウベラは背鰭に複数の斑紋がある感じ。釣りでは磯釣りのほか、大きな個体はルアーも追う。


ニシキベラの仲間は夜間は砂に潜らず岩陰で眠る。水槽でもライブロックの陰、岩やサンゴの隙間、さらに投げ込み式フィルターの中まで、色々な場所で眠る。

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