魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

今日の魚 2007年10月31日

2007年10月31日 21時08分29秒 | 今日の魚(不定期更新)

もう10月も終わりです。今日の魚は・・・

クロオビマツカサ Myripristis kuntee   Cuvier

今回はイットウダイ科の普通種を紹介します。クロオビマツカサです。この魚は熱帯サンゴ礁域に多く見られ、高知県以南の岩礁域にもいます。高知県では夜間に釣りで漁獲されることが多いです。


●名前の由来

名前の由来は鰓蓋付近に長い黒色帯があることです。英名のShoulderbar soldierfishというのも、そこから来ているのでしょう。科の学名HolocentridaeというのはHolocentrus属という属から来ているのですが、この仲間は日本からは知られていません。ただし、ノボリエビス属という標準和名がつけられています。


クロオビマツカサ 2007年10月高知県で採集。

 

●分類

本種はキンメダイ目イットウダイ科に含まれます。このイットウダイ科にはイットウダイ亜科とアカマツカサ亜科の2亜科に分けられ、このうち、本種はアカマツカサ亜科のアカマツカサ属に属します。アカマツカサ属は日本からは15種類が報告されています。

本種と同じイットウダイ科に属するが、別亜科に含まれるニジエビス

生態

この仲間は総じて夜行性で、夜釣りで釣れますが、なぜか昼間はまったくといっていいほど釣れません。昼間は洞窟や岩の隙間などに隠れているといわれます。肉食性で小魚や甲殻類を捕食します。

●利用

イットウダイ科は本州ではあまり食用としての人気はありませんが、沖縄では塩焼きやから揚げにして食べられます。本種は観賞魚にもなります。

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近況

2007年10月22日 23時26分39秒 | 魚介類飼育(海水)

 

秋も深まってまいりましたが、皆様お変わりありませんか。今は時間の都合で、めっちゃ眠い

私の身の回りでは大変なことが色々と起こりました。そして、サザナミヤッコとテングハギが相次いで★になってしまいました・・・。死因はわかりませんが、とにかく悲しいです。さらにはお世話になっていたサイトの管理人さんが去られ、残念な気持ちです。

さて、私の家の水槽では、花が咲いております。

これがその花の正体。イボヤギだと思います。某所からいただきました。ありがとうございます!これは昼間の状態で、ポリプが開いていません。

夕方。ポリプが開きかけている状態です。

そして満開!
背景が前二つと若干違うのは、ハナビラダカラガイに蹴落とされたからです。この合間にピンセットで餌を与えます。そうするとポリプで餌をつかんで食べます。もっと大きく育ててみたいですね。

魚の方は最近ニューフェイスとしてベラ科2種を加えたのと、ヤッコとハギがなくなってしまった以外はあまり変化がありません。

あと一・二月は楽しめそうですよ。

では、お休みなさい・・・

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アジの仲間

2007年10月19日 22時50分50秒 | 魚紹介

アジの仲間を紹介します。

アジの仲間は標本にすることが多いですが、なかなか釣れないので、購入で済ますことが多いです(笑

ホソヒラアジSelaroides leptolepis   (Cuvier) です。メアジによく似たアジでマアジに比べて寸詰まりなのが特徴です。メアジとは眼の大きさで区別できます。沖縄県産

イトヒキアジAlectis ciliaris   (Bloch)の若魚です。価格は非常に安価で1匹50~100円ほどです。高知県産

リュウキュウヨロイアジCarangoides hedlandensis   (Whitley)です。イトヒキアジによく似ていますが別属です。イトヒキアジとは区別されず、「えば」として売られていました。もちろん安価です。高知県産

クロヒラアジCarangoides ferdau   (Forsskål)です。生時、または新鮮なときは体に縞模様があります。この魚もえばと呼ばれ、安価ですが、大きいものは高めです(でも200円ほど・・・)高知県産

 

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今日の魚 2007年10月18日

2007年10月18日 18時42分18秒 | 今日の魚(不定期更新)

 

今日の魚 2007年10月18日

ミツボシキュウセン Halichoeres trimaculatus   (Quoy and Gaimard)

秋も深まり、過ごしやすいシーズン到来です。私の場合はもう少し海に出かけます。四国の海にはオフシーズンはありません。

●分布

和歌山県以南、太平洋~東インド洋にかけて分布します。本種はこの海域に生息するキュウセン属の普通種です。本種沿岸でも幼魚は見られますが、成魚は紀伊半島以南に多いです。

●名前の由来

名前の由来は体側に黒色紋が3つあることからつけられました。しかしこの特徴は幼魚では不明瞭ですね。学名も、英名のThreespot wrasseも、これが由来となっています。

●生息地

サンゴ礁域の砂地に生息しています。しかし高知のような場所ではサンゴ礁のほかに磯にも見られます。防波堤の環境では未だ見たことはありません。

●生活

肉食性で甲殻類や多毛類を捕食します。一夫多妻の生活様式(ハーレム)をもちます。雄1匹につき、雌2~3個体が妻になります。本種はヒメジの仲間に付き添って、ヒメジの捕食する餌のおこぼれにありつこうとします。幼魚は死滅回遊魚とされていますが、高知では越冬します。ただし、冬は砂に潜るため見られません。

●味

から揚げは美味しかったです。

沖縄で採集した雄の個体

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我輩はウツボである。

2007年10月12日 23時13分57秒 | 未分類

WEB魚図鑑で、9月22日に採集したウツボを同定してもらい、結果が返ってきました。

ミナミウツボだったそうです。ありがとうございました。

 

高知でも、浅瀬で沢山のウツボを見ることができます。トラウツボ、ワカウツボ、ナミウツボ、ウツボ、ヘリゴイシウツボ、サビウツボ、クモウツボは見たことがあります。今度はヒレオビウツボが見たい!

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