ひさしぶりのぶろぐ更新となります。最近は例のアレのせいでなかなか外にも出られません。また持病の悪化もあり、ひきこもり生活が続きます。しかしそんな中でも魚は来ているので色々食べている。ホシガレイというのは高級なカレイなのだが、最近はアレの跋扈による飲食店の影響短縮などにより安価になってしまった。購入もとの石田拓治さんも現在の状況を嘆いて。安く美味しい高級なカレイが食えても喜んでばかりではいられないのである。
で、これがホシガレイの刺身。脂ののりが半端ない。縁側はこりこりで美味しい。その味覚と食感でいま起こっている平成以降未曾有の国難を頭の中では忘れさせてくれる。本当に美味しい魚といえるだろう。
さて、先日J.E.Randall博士が逝去された。残念ながら私はついにご対面させていただくことはできなかったが、いずれにせよ魚類学の大きな太陽が失われたことは間違いがない。これからの魚類学の世界はどうなってしまうかわからないのだが、大きな喪失感がある。謹んでお悔やみ申し上げます。生前は熱帯と温帯の沿岸魚を多数新種記載・再記載された。もとはニザダイの仲間を専門にされていたと記憶されている。なお中には彼のお名前が学名になったものがある。写真は彼の名前のついたフチドリハナダイPseudanthias randalliで英語名はRandall‘s fairy bassletである。