寒い!真岡はいつも氷点下です。
さて、Twitter(Xとも)に釣果の写真を掲載している人には見てほしいFacebookページがある。それが、「魚釣り」というページである。実はこのページには、Twitterなどからの無断転載による画像が溢れており、その中にはフォロワーさん、もしくは相互フォローさんの画像も多数あるように見える。そしてメッセージを送るなどしても、改善される気配はない。
「魚釣り」Facebookページのスクリーンショット
トップ画像は写真のようなものである。このスクリーンショット写真は著作権的に問題あるかもしれないが、公益性のためそのままとする。夕焼けの中で釣りをしている人は素材サイトのものであり、うっすら見えるURLを入力してみると、中国語の素材サイトに辿りついた。つまりこの「魚釣り」のページは中国人が運営しているものなのである。ページ内の記事の日本語が全く違和感がないのは、画像だけでなく文章もぱくってきているもので違和感がないため、最初みても中国人が作成しているページとは気が付かないだろう。
「魚釣り」Facebookページのスクリーンショット。基本データ→ページの透明性
しかしFacebookのページは透明性の確保が行われている。「基本データ」をクリックし、「ページの透明性」を閲覧するとじゃーん。香港(中国)人が管理者である旨記されている。え、香港?中国じゃないの?と思う方もいるだろうが、実際にこの4000年の歴史を誇る大国はその長い歴史を築いてきたというプライドがあり、外国のサイトの閲覧を制限する「GFW」というシステムを導入しているのだ。したがって香港を経由してFacebookページを作成するのである。
実は香港人が運営している怪しげなページはこのほかにも多数ある。仕事の休憩時間に調べてみると、数百単位で出てきたのだ。そしてこのような怪しげなページにはFacebook外へのリンクが貼られている。ようは自分たちのサイトを宣伝するためのページなのである。日本のトレンドももちろんチェックしており、大谷翔平の妻が妊娠何か月であるとか、田中将大が中日ドラゴンズへの移籍が決まったとか、そんなしょうもないフェイクニュースを、工業廃水を垂れ流し放置しているような企業のごとく、垂れ流し続け指摘を無視している。
しかしなぜこのような権利的に問題があるページが放置されているのか。フェイクニュースを流すページがそのままフェイクニュースを垂れ流し続けられるのか。前々から、実業家・慈善家として知られる前澤友作氏らの肖像を用いたフェイク広告の存在はよく知られている。これらも中国人がやっていると考えられるが、Facebookを運営しているMeta社はこのような詐欺広告について、ろくな対応をしなかった。同社が4月なかばに発表した声明(https://about.fb.com/ja/news/2024/07/updates_on_tackling_scams/)は、かえってMeta社のサービス、つまりFacebookおよびInstagramを使うユーザーを苛立たせた(東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/748773)。それ以降は前澤氏、森永卓郎氏や、ホリエモン氏はFacebookでその姿を見ることができなくなったが、最近も小島よしお氏、タモリ氏、高市早苗氏、そして石破茂首相らを騙る偽広告が、NHKや読売新聞を騙った偽サイトの中に登場している。その多くが仮想通貨の投資をあおる広告だ。
また、Meta社のCEO、マーク・ザッカーバーグの妻は中国系の華僑であることもよく知られている。私は国籍でそのひとのなりを判断や評価をしたくはないが、あまりにもMetaによる中華系の広告や不正確な情報を流すページの多さから、その出自ゆえに中国系やベトナム系の詐欺広告への対応が甘いのではないかとも思ってしまうのである。
ちなみに先述の素材サイトについては明らかに某ねずみの映画会社が著作権を持っているようなサメやナンヨウハギ、カクレクマノミなどの画像も出てきたのだが・・・。さすがは中国の素材会社である。