魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

ヒイラギ

2011年02月19日 23時00分50秒 | 魚紹介

今日はスーパーでヒイラギNuchequula nuchalis (Temminck and Schlegel)が売っていたので購入して食べました。10匹以上、大きさがまちまちなのが入って300円とリーズナブル。

ヒイラギといえば、釣りをする方でしたらおわかりでしょうが、体表のぬめりが多くて嫌われ者です。でも今回の個体はすでによく洗ってあるのか、ぬめりなどはほとんどありませんでした。

内臓をとったら、あとは粉をつけてあげるだけです。

ヒイラギの仲間は、熱帯域にはたくさんの種類が生息しています。多くは沿岸域に生息し、釣り、刺網、底曳網などさまざまな漁法で漁獲されます。そして重要な食用魚になっています。日本の沿岸のヒイラギは小型で体長10cmほどですが琉球列島や東南アジアのものは15cmから25cmくらいの種がいたりします。今回は日本風のから揚げにしてたべましたが、東南アジア風の素揚げにしても美味しいかもしれません。

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同じ穴の中に

2011年02月12日 18時35分23秒 | 魚介類飼育(海水)

前回紹介しましたハゼ科の美種イザヨイベンケイハゼPriolepis nocturuna (Smith)です。

我が家の水槽では小型サンゴ水槽に入れています。同じイレズミハゼ属のイレズミハゼが同居しています。

入れてすぐ見えなくなるのかと思いましたが、ちゃんと水槽の端にある死サンゴの穴中に住まいをみつけたようで、そこで暮らしています。そこはハタタテハゼの寝床でもあり、夜間にはそこを離れているようです。

一方、イレズミハゼPriolepis semidoliata (Valenciennes)はどこへ?

こんなところにいました。同じ穴の中の天井にいます。イザヨイベンケイハゼも逆さ泳ぎするらしいですが、この水槽では普通のハゼっぽくしています。地位が高いと逆さ泳ぎをするのでしょうかね。

この同居によってすみかを追われたのがハタタテハゼNemateleotris magnifica Fowler。でも夜間には穴の中に戻ってきているようです。

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満月のハゼ

2011年02月10日 22時13分52秒 | 魚介類飼育(海水)

ブログを更新していませんでした・・・

本日ハゼ科のイザヨイベンケイハゼPriolepis nocturuna (Smith)を入れました。インド・太平洋にすむ種ですが結構局所にすむ種なのでしょうか。フィッシュベースではセイシェル、モルディブ、そして太平洋のマルケサス(マルキーズ)諸島となっています。

魚類検索によりますと日本では1996年に初記録(高知柏島)。その後も屋久島からも見つかっています。

英名のコモンネームは今のところないようで、「フルムーンリーフゴビー」とかと呼ばれます。満月の礁のハゼという意味でしょうか。

満月というところを「十六夜」として和名に採用するところにひねりがあり、よい名前ですね。

今我が家ではハタタテハゼと同じ穴に潜んでいるようです。

同じ水槽には同じイレズミハゼ属のイレズミハゼがすんでいます。この魚との同居の際の力関係も注目したいと思います。

サンゴ水槽に入れて姿を拝めないかも・・・と不安でもあります。

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ザラガレイ

2011年02月04日 22時39分06秒 | 魚紹介

みんな大好き深海魚。

ダルマガレイ科の深海性異体類、ザラガレイChascanopsetta lugubris lugubris Alcockです。

ザラガレイはダルマガレイ科の魚ですが、浅海にすみ定置網や小型底曳網で漁獲されるダルマガレイとは全く似ていません。

一般的なダルマガレイの仲間。ヤツメダルマガレイTosarhombus octoculatus  Amaoka

ヤツメダルマガレイと比較してみますと、口が非常に大きいです。下眼後端をはるかに超えます。対してヤツメダルマガレイは口が小さく眼後端を超えません。

ザラガレイ頭部

ヤツメダルマガレイ頭部

ザラガレイの仲間にウケグチザラガレイというのがいますが、この魚は下顎の床の膜が膨らむのだそうです。ぜひともお目にかかりたい魚です。

ザラガレイの仲間は体が長いのも特徴的です。無眼側には側線もあり、これは他の日本産ダルマガレイ類に見られない特徴です。

体は非常に柔らかいです。皮膚はもろく崩れやすいです。肉も水っぽく、美味しいものではありません。

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