カレイの中にも美味しいものはたくさんあります。しかし旬のマツカワVerasper moseri Jordan and Gilbertより美味しいカレイを探すことは難しいかもしれません。
カレイのおろし方は俗に言う「五枚おろし」。有眼側・無眼側の身を2つずつで計4枚、中骨も含め計5枚。
魚体が大きい分身の量も多く、大きめのお皿でも2枚分の分量でした。上にあるのは俗に言う「えんがわ」の部分です。脂がほどよくのった薄くて白い身は、かなり美味しいものです。
こちらは中骨の塩焼き。身をはがすのが難しいですが、これも美味しく食べられます。
マツカワは北日本から千島列島にすむ冷水性のカレイですが、近年、天然ものは激減し、現在では価格が高騰しております。養殖物、もしくは種苗放流のものがよく水揚げされています。この個体は天然か、種苗放流のどちらかは不明です。体長は大きいもので70cmになり、カレイ科の中でも特に大きくなる種です。