我が家のサンゴの中でも青いディスクコーラルは美しすぎるのでお気に入りです。

今月の半ばに新しくコモンサンゴを水槽に導入しました。蛍光緑色がとても美しい個体。
しかし・・・
何やら下のほうのポリプが調子悪そう。光が原因?それとも・・・?サンゴの下のほうを見てみると、白いカタマリが・・・なんじゃらほい。
サンゴを水槽から出して・・・まず海水をスポイトでかけるがびっしりこびりついている。
しかたなくピンセットではずす。
よくわからず、顕微鏡でのぞいてみました。

出たー!
コモンサンゴを食害するミノウミウシの種類だそう。純白でひらひらドレスの美しいウミウシですが、サンゴを食われるのは困ります。

シャーレと、実体顕微鏡で観察してみました。昔、テレビでミノウミウシの仲間を捕食するウミウシの仲間のことを放送していました、そういう生物兵器を導入しないといけないのかしら・・・。とりあえず今度駆除のための薬品を購入します。

左のサンゴはキクメイシ、右のサンゴはハナガタサンゴ。いずれもL.P.Sと呼ばれる、イシサンゴの1種です。
ハナガタサンゴの体から、なにやら細い糸のようなものが出ているのは上の写真からでもおわかりでしょう。これは毒の触手で、これに触れると弱いサンゴはとかされてしまうのです。

アップの写真です。キクメイシも毒は決して弱くはないようですが、ハナガタサンゴは結構毒性が強いようです。自然の海では、サンゴもこのように触手で相手をとかしたりして、争うのです。

無残なキクメイシ。このキクメイシは静岡在住のお友達からの頂き物でした。申し訳ない気持ちでいっぱいですが、まだ生き残っている部分も多く、ここから復活させたいとおもいます。