ムシガレイEopsetta grigorjewi (Herzenstein)です。
2009年3月27日福岡県福津市の「お魚センターうみがめ」で購入。体がやや長いのと、有眼側の体側に大きな斑紋があるのが特徴です。
このムシガレイは日本海側や西日本でも見られる種で、底曳網や定置網で採集されます。ただしあまりメジャーではないようです。
肉は美しい色で鮮度がいいと刺身でもOKです。肉には甘みがあり、歯ごたえもよいです。
ムシガレイEopsetta grigorjewi (Herzenstein)です。
2009年3月27日福岡県福津市の「お魚センターうみがめ」で購入。体がやや長いのと、有眼側の体側に大きな斑紋があるのが特徴です。
このムシガレイは日本海側や西日本でも見られる種で、底曳網や定置網で採集されます。ただしあまりメジャーではないようです。
肉は美しい色で鮮度がいいと刺身でもOKです。肉には甘みがあり、歯ごたえもよいです。
27日金曜日は、福岡県の福津市のほうに磯採集に出かけておりました。大潮で、えらい海面が浅かったです。一番浅いところで1cmくらいでしたが、朝は2~3m位はあった場所です。やっぱりこの季節は潮がよう引きます。
早速採集魚の紹介といきたいとこですが、魚は人間とは別の便で送ってしまいました。後日の紹介となるでしょうが、1種類だけ撮影済みですので、それを。
クロウシノシタです。採集場所は完全な砂底。うーん。磯採集ではなく、「砂地」採集だな。こりゃ。
側線数が3本で、口唇に触鬚があることで日本産のほかのウシノシタ科魚類と区別可能です!
この日の採集の目的は「カジカ科魚類」の採集でした(これは愛媛ではめったに手に入りません)。サラサカジカ(おそらく。あとで同定します)やクジメの幼魚、なぞのカズナギ類なども採集しました。
その後午後7時半に高校時代の同級生が「飲み会」をやるということでその場所まで移動。一応、みんな20を過ぎてたので、まあOKでした。豚腹、鶏皮がうまかったです。私はビールをジョッキ1杯を何とか、何とか飲むことができました。
帰りは元同級生の方に駅まで送っていただきました!ありがとう!(その方は酒のんでないので、大丈夫でした 飲酒運転はだめですよ)
オオモンハタ Epinephelus areolatus (Forsskål)
ハタといえば、大きくて、力持ちで、怪物のようなイメージがあるかもしれない。しかし、防波堤にもその「怪力の怪物」は潜んでいる。しかし、それらは幼魚であることが多い。マハタ、クエ、そしてこのオオモンハタが多い。では、オオモンハタとは、どんな魚なのか。これはあまり知られてはいない。
●特徴
オオモンハタの成魚は全長70cmにもなる大型種。幼魚のころは本州や四国、九州の防波堤の、足元直下の海にも結構いる。幼魚は赤い斑模様をもつ。関西で「あこう」九州長崎で「あこう」と呼ばれるキジハタEpinephelus akaara (Temminck and Schlegel)に似ているが、キジハタでは尾が丸くなるのに対し、本種の尾は截形をしている。尾鰭の後端がまっすぐなのである。よく似たものにホウセキハタEpinephelus chlorostigma (Valenciennes)というのがいるが、ホウセキハタでは尾鰭の後端が白くならないのに対し、本種は白い。
オオモンハタでは幼魚・成魚での顕著な差というのは見られないが、幼魚の斑紋は成魚のものに比べて大きいことが多い。
●生態
オオモンハタの成魚は岩礁に見られ、船釣りでも釣れる事がある。沖縄などのサンゴ礁にもよくいる。ハタ科魚類はいずれも肉食性で、本種も小魚や甲殻類などを主食としている。熱帯域にも、本州の温帯域にもよく適応しており、四国の海では一年を通してよく見られる。
●利用法と漁法
釣り人の間で「オオモンハタ専門の釣り」というのはあまりない。おそらく、マハタなど他のハタ類全般に防波堤から、船から狙うのであろう。また、本種はルアーでもよく釣れ、ソフトルアーにも果敢にアタックする。
商業としての漁では、定置網によく掛かる。秋ごろの入網が多いが、周年いる。また、愛媛県では養殖も行なわれており、「点ハタ」「点クエ」などと呼ばれるようである。
●飼育
飼育は容易。何でもよく食うが、オキアミの単食は禁物である。他の魚を一緒に入れると食われてしまう。
きのう、九州からこんなものが届きました。
これはアオハタEpinephelus awoara (Temminck and Schlegel) というハタの仲間です。長崎県で漁獲されました。学名の種小名はおそらく長崎の地方名である「青あら」からとったのでしょう。しかし実際は長崎では「黄あら」と呼んでいるようです。ちなみに関西で「あこう」という超高級魚のキジハタの学名はEpinephelus akaara (Temminck and Schlegel)ですが、今でも長崎の地方名は「あかあら」のようです。キジハタの写真は残念ながらなし。ごめんね。
これは、夕食のおかずになります。
クエEpinephelus bruneus Blochにも一時テンミンクとシュレーゲルによる学名がついていたことがありました。
Epinephelus moara (Temminck and Schlegel)
オリジナルではSerranus moara Temminck and Schlegelとなっています。後にセルラヌス属 (いわゆる「コンバー」などの仲間) からマハタ属に移されました。moaraとは「藻アラ」のことでしょうが、長崎でそう言っていたかは、わかりません。通常、九州では大型のハタ科魚類はみな「くえ」「あら」です。
まず、鱗をおとします。鱗は細かく、丁寧に包丁でこそぎ落とします。この手の魚は皮も美味しいので、このようにして調理するのがベスト!
お鍋からだして。ちょっと肉は脆いけどとても美味しいものでした。
前回紹介したドブガイと同じ場所で採集したフナの幼魚です。おそらくギンブナではないかと思われます。しかしすごいのがこの暗色斑点。これは寄生虫によるものですが、ここまでびっしりとへばりついているのを見たのははじめてです。この魚を採集した場所では洗剤の膜が川の表層を覆っていましたが何らかの因果関係が有るのでしょうか。