魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

今日の魚 2008年1月31日 Vol.31

2008年01月31日 22時07分19秒 | 今日の魚(不定期更新)

1月も終わりますね。今年初めての「今日の魚」

クロホシイシモチ Apogon notatus (Houttuyn)を堪能あれ。

●名前の由来

漢字で書くと「黒星石持」になります。黒星というのは、頭部にある黒色紋か、あるいは尾柄部の小黒点でしょうが、イシモチとは何か。この魚は魚類としては大きな「耳石」を持っており、それにちなみます。ちなみに「イシモチ」というのはシログチと呼ばれるニベ科の魚のかつての和名です。これも大きな耳石にちなむものです。

●近縁種

本種によく似た魚に「ネンブツダイ」がいます。このネンブツダイは本種によく似ていますが頭部に黒色紋がなく、眼を通る太い帯があり、腹部が薄らと黄色くなるのが特徴です。

ネンブツダイ

この仲間はいずれも口内で卵を保護する、所謂「マウスブリーダー」です。似たような習性を取るのはほかにアロワナ、アフリカン・シクリッド、アゴアマダイ科、などです。

●生態

この種はオオスジイシモチに近いものですが、オオスジイシモチとは異なり、常に大群でいます。生息場所も多様で、岩礁、防波堤、砂底の中の沈み根、藻場、やや深いトゲトサカの森、サンゴ礁・・・。分布も広く、本州沿岸からサンゴ海にまで及びます。

餌は甲殻類、ゴカイ類、小魚など多種多様で、オキアミ、活きエビ、ヤドカリ、ゴカイ、アオイソメ、キビナゴ、カタクチイワシなど様々な餌に食いついてきます。オオスジイシモチは夜間に多いですが、本種は昼でも夜でも餌をとります。

●利用

食用としてはあまり利用されません。ネンブツダイやオオスジイシモチに比べると味は劣ります。アオリイカの餌に使われることもあるようです。

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寒い季節は・・・

2008年01月28日 22時43分23秒 | 魚介類飼育(淡水)

寒い季節はどうも魚の話題が少なくなります。昨日は休みだったので、思い切って淡水魚水槽のレイアウトを変更しました。

この水槽にいる魚が私の飼育している淡水魚の全てではありません。別の水槽にはアリアケギバチ、オヤニラミ、ヤリタナゴの大きいの(なぜか3匹とも雄っぽい・・・)、ムギツク、などがいます。この水槽にはやや小さめの魚を集めています。

カゼトゲタナゴが何匹かいますが、シジミに群がっています。この魚は二枚貝の中に卵を産みますがシジミには・・・

ポンプは水中ポンプ1基で、水流をおくり、水中に酸素を供給するという仕組みです。

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What is this?

2008年01月20日 21時36分59秒 | 魚紹介

これは何という魚のから揚げでしょうか。これはちょっと、「え!?」と思える魚のから揚げなのです。それでいて、とても上品な白身。

この魚の正体は・・・?

 

おしえな~い!

 

知りたい?しょうがないな~(笑 教えてあげますよ。

 

で~ん。この魚はハナミノカサゴといいます。ダイビングや水族館ではおなじみの魚ですね。じつはこの魚は鰭の棘に強い毒がありますので、注意しなければなりません。

だから料理前に胸鰭と尾鰭を除く全部の鰭を切ってしまいます。

そして皮をとって下ごしらえは完了!

あとはから揚げにして美味しくいただきます!刺身でもいけそうでしたよ。

肉は白身で柔らかく、最高に美味しいですよ!宇和島では本種に近縁のミノカサゴを売っていますが、結構高いです。季節によってはオニオコゼよりも高いです。次は何を食するか・・・?

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スベスベマンジュウガニ

2008年01月18日 23時51分17秒 | 甲殻類(昆虫等をのぞく)

だと思います。(まだ若い個体なので模様が出ていませんが)

前回紹介したケブカガニとは近い仲間で、オウギガニ科に属します。

美味しそうな名前ですが、絶対に食べてはなりません

 

このカニには極めて強力な毒が含まれています。毒性は主にテトロドトキシン(Tetrodotoxin:フグ毒)、サキシトキシン(Saxitoxin)であるといわれます。ハサミ1本で人をも殺せるほど強い毒だそうです。十分にご注意を。

しかし、ハサミ1本で人を殺すこともある種ですが、はさまれても別になにもありません(大きいとはさむ力が強くなるので痛い)。食べたら危険、ということです。予備知識で事故を未然に防ぎましょう。沖縄にはウモレオウギガニというカニがいて、これは極めて強い毒を持っています。オウギガニ科のカニを食するのは避けたほうが無難です。

そんなスベスベマンジュウガニは毒で身を守るのですが、このカニにはもう一つ、特技があります。

このように、手のひらにのせると死んだふりをするのです。手・脚を丸めて食べられないようにしています。二重防衛といえるでしょう。

飼育はすごく簡単です。水質にもシビアではありません。餌はオキアミやキビナゴなどの切り身を与えると、喜んで食べます。

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謹賀新年

2008年01月03日 21時28分17秒 | 未分類

 

あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いいたします。

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