もはや「日記」をあらためて「不定期連載」と改名したほうがいいかもしれないウスコモンサンゴの水槽日記。初めてのSPSで不安もありますが、我が家にやってきてからもうすぐ2か月がたちます。そして2か月、ちゃんと水槽でくらしています。
最近になって、ウスコモンサンゴもようやく我が家の水槽になじんできた感じがしてきたように思います。
2か月前に我が家の水槽にやってきたばかりのウスコモンサンゴです。最初の写真に比べて薄い色をしており、なんだか不健康なようにも見えます。
今の色のほうがずっとよいです。LEDを使用しており、メタルハライドランプを使用しているわけではないのに、色も美しい茶色になっており、また、成長さえもしているのです。
こちらは本日撮影したウスコモンサンゴ。黄色の矢印が、成長したように思える箇所です。
フラッシュ撮影ですと、どうしてもうまく立体的に見えなくなってしまいます。フラッシュなしで撮影してみます。
先ほどの矢印で示した場所が少し伸びてきています。ウスコモンサンゴは、ユニークな伸び方をするサンゴです。この部位がこれからどのように成長するのかを見ていこうと思います。ポリプも小さいのがわさわさと出てきております。ウスコモンサンゴは、環境がうまく合えば、すごくよく伸びる種類。今後の成長が楽しみです。
ウスコモンサンゴの横のサボテングサ?域。一度大胆なトリミングをしたのに、再度成長してきております。写真の中央の葉っぱからは新芽が出てきております。これは明日にはもっと大きくなっているはず。成長を阻害するとなると問題ですが、栄養塩を吸収する役目もあります。水槽内に緑があっても楽しいものなので、サンゴの成長の邪魔にならない程度にキープしたいと思います。
ウスコモンサンゴ以外では、この鮮やかな青のディスクコーラルが増殖しています。マリンデラックスやクリーンワムシをこのディスクにあたるようにスポイトで吹き付けると捕食します。このサンゴもウスコモンサンゴと一緒にいただいてきたものでした。
このほか、同じときにいただいたキクメイシ、ウミアザミも健在。また今度レポートします。
サンゴたちはこの夏の間も問題はなさそう。水温は25-26度の間をキープし、水替えも毎週のように行うなど、悪い条件を極力除くようにしました。そのため、無事に夏を乗り切れそうです。
ウスコモンサンゴのほうはキープはできているのですがなかなか成長しない感じがします。写真はいまいち色が伝わらないのですが、本当はオレンジ色の美しい個体。ポリプもよく開いております。この水槽にはサンゴをつつくチョウチョウウオやキンチャクダイの類がいないせいか、夜・昼問わずよくポリプを出しています。
サボテングサ?の類は、ウスコモンサンゴの横についていたものは刈り取りました。成長していく様子は見ていて楽しいのですが、サンゴの成長を阻害しているようにも見えたのです。自然界ではこういうサボテングサの類を餌にする動物もいるのでしょうが、水槽では天敵がほとんどいないので、人間が適当に刈り取ってしまいます。
メンテナンスは基本的に水換え、添加剤4種添加。添加剤は以前に紹介しましたアキュリのエクストリームシリーズと、ライブシーのアイオダイン。最近はそれにマリンデラックスも添加しています。マリンデラックスは給餌の際、魚の餌と一緒に与えます。餌は魚の様子を見ながらほぼ毎日、多いときは1日2回くらい与えます。これらの餌は水を汚す可能性がありますので、多めに水換えをします。
次回は硝酸塩をチェックしたいと思います。
実に20日ぶりのウスコモン日記です。見た目でウスコモンサンゴはほとんど変化なしという感じ、逆に横に生えてるサボテングサ?が勢力を拡大しつつある感じです。
7月22日の写真です
ごらんのように7月の時点からウスコモンサンゴは全く育っていません。もしかしたらカルシウムやストロンチウムなどの元素をサボテングサに奪われてしまっているのかも・・・サボテングサは適度にトリミングしてみたいと思います。上の方の、別の株の方はまだ大丈夫かな??
ウスコモンサンゴと同じライブロックについていたディスクコーラルとマメスナギンチャク。ディスクは濃いブルーがとても綺麗。マメスナギンチャクは、やっとよく広がってくれました。
ウミアザミ。最初は「ぱくぱく」しないタイプかと思っていたのですが、これはするタイプでした。やってきた当初からかなり良くポリプを開いていましたが、最近ぱくぱくするようになったのです。
逆に調子が悪いのはムラサキハナヅタ(スターポリプ)。最近突然開かなくなり、コケが覆うようになってしまいました。いったん別水槽に移動しようかと思います。