前回は単に採集した種類について言及したのみでしたが、今回はさらに突っ込んでみました。
高知方面は12回行き、14日間採集していました(2泊採集が1回)。日本海側は7~8月に5回行きました。採集回数は行った回数と同様。河川はかなり行きましたので、カウントしませんでした。採集に同行者といったのは2回でした。
アカオニナマコ
同行者のいる場合は何故か自分のバケツがさびしくなります。まず7月は同行者がオオスジイシモチ、オトメベラ、カゴカキダイなどを採集していましたが、私は・・・。
9月。仲間のバケツ
こんな感じです。キンチャクダイやミツボシ、ネズスズメなどが見えます。他にもクロホシフエダイ、マツダイ、クラカケモンガラ等々・・・ちなみに私はナンヨウツバメウオ、テンス等前回よりはましでした(笑)
しかし8月と10月には充実した結果を得られました。サザナミフグ、ハナキンチャクフグ、キンセンイシモチ、キリンミノ。10月にはツマジロオコゼ、イシヨウジ、ホンソメワケベラ、ワカウツボ、ハシナガウバウオ等。12月には良い大きさのクマノミを採集できました。採集は偶数月が良いのでしょうか。
「採集場所」について。
ここでは採集場所を具体的には明かしません。採集場所の環境(磯か、砂底か等)です。
まず大きな岩がごろごろした場所では採集は難しいです。ベラやヤッコなど、追いかけてもすぐ逃げられてしまうでしょう。逆に小さな岩が多数ある場所では、大きな岩があるようなところよりも採集は容易です。岩ノ下に隠れるので、その岩ごとタモで包囲すれば、簡単に捕らえられます。←シマハギに失敗したくせに
テグリなど縄張りの範囲が小さいものは採集がさらに容易になります。これらは大きな岩がある場所でも採集可能です。片手に網で、片手で追い込み、捕まえます。ホンソメワケベラやキリンミノなども似た方法で採集可能です。
ミノカサゴ類は動きがのろく、容易に採集可能。
砂底では隠れる場所が無く、採集は難しくなります。ゆらゆら泳ぐテンス幼魚、カミソリウオなどが採集できる程度でしょう。しかし砂底でも堤防脇では非常に採集しやすいのです。というのは、魚を堤防に追い込んで採集できるからです。
動きのすばやいベラも堤防追い込み法には敵わず。
初めて採集したコバンヒメジ。
堤防では、長い網でなければ話になりません。しかし私にはチョウチョウウオやツノダシ等をとるテクニックがありませんので、採集できるのは常にふぐ類、ツバメウオなど動きの遅い魚ばかりです(笑)夜間採集がいいのかも。
Vol.3は印象深かった出会いを振り返ります。