どうもこんにちは。栃木県某所の朝が寒くてたまらない椎名さんです。
さて、最近思うことがある。
サイトのコンテンツにインスタグラム(以下、インスタ)へのリンク画像をペタペタ貼り付けるようなサイトがやたらと目につくのである。具体的なサイトの名前をあげると「暮らしーの」などである。ただ、同じような、飼育していない魚などを飼育しているように見せかけているサイトも逝ってよし(何年ぶりに使ったんだろう)。
ニシシマドジョウ
「暮らしーの」はインスタへのリンクで図鑑サイトとしての体を保っているようだが、サムネイルだけはインスタへのリンクを貼って誤魔化す手法は使うことができない仕様になっているらしい。したがってサムネイルだけは自分で撮影した画像、であるはずもなく、さまざまな図鑑サイトからの無断転載であふれている。もっともこのサイトはライターが多数おり、個々の記事は別人が書いている。おそらくサムネイル画像もライターが用意しているのだろう。あるライターは魚の記事をいくつか書いているが、そのサムネイル画像は某図鑑サイトからのパクリばかりである。以前一緒に和歌山県方面へ採集に行った某氏のシマドジョウ類(湖産ニシシマドジョウか、オオシマドジョウ)のサムネイルまで貼ってあり、うーん、あんたいったい彼のなんなのさ。
キタマクラ
しかし中身は完全なオリジナルである。この手のサイトの常として、おもにwikipediaからパクるということがあるが、流石にwikipediaでも、アマダイやイシダイはタイの仲間、と書いたりはしていないはずである。他にも意味不明な記述あり、同じ魚の記事が2〜3個もあったり、果てはキタマクラを食べたりするアブナイ記事を掲載するなど、サイト運営者がチェックしていないのが明らかである。キタマクラは筋肉に毒はないとされるが皮に毒があるため、(すくなくともふぐ条例のある県では)食用禁止ふぐに入れられているはずである。魚図鑑なんてYMYL(金や健康などのような生活に大きな影響を与える、記事作成については慎重にすべきサイト)ではないなんて言っている人たちは本当にそうか考えてみてほしいところ。
そしてそもそも、インスタの投稿をペタペタ貼って作ったコンテンツ、権利的に問題はないのだろうか。一応インスタから引っ張ってきたものであることが明らかにわかるため引用基準は満たしているのかもしれないが、オリジナルの要素がほとんどない。これでは「いつか来た道」、つまりNAVERまとめ、あるいは某プロ野球球団運営のキュレーションメディアと変わるところがない。そしてこれらはいずれも故人である(前者享年10歳、後者享年1歳くらい)。というか、このようなインスタや画像素材サイトから引っ張ってきた画像ばかりのサイトはそろそろすべて焼き払われるべきだろう。
なお、私はインスタはやっていないので画像を使用されることはない。したがってこういうので写真が勝手に使われるなんていうこともない。というか、私の撮影した写真や画像ならばこのぶろぐから勝手に引用()しているだけであろう。神奈川県の某水槽レンタルサービスみたいに。なお、魚の写真と内容は関係がない。