深海にすむ色鮮やかな魚、シキシマハナダイCallanthias japonicus Franzです。
シキシマハナダイは、「ハナダイ」の名がありますがハタ科ではなく、シキシマハナダイ科に分類されています。ハタ科魚類との見分け方としてはいくつかありますが最も簡単なものとしては側線の位置があげられています。本科魚類では側線は背鰭基底のすぐ下を通るのに対し、ハタ科では体側中央よりすこし上方にあるということで区別できます。
シキシマハナダイ科魚種は3属14種からなり、うち2属3種が本邦から知られています。本種をふくむシキシマハナダイ属は本種のみが本邦より知られています。
シキシマハナダイの雌雄差ははっきりしていません。これもシキシマハナダイと同定された個体なのですが、上の個体とはまるで別の魚のようです。これは雌雄差といえるのかも知れません。
シキシマハナダイはやや深い岩礁域や砂底に生息し、水深200mの深海からもトロールなどで漁獲されます。食味はまあまあで、塩焼きなどにして食べられます。
その頃のの荷姿は木箱の深箱で、一箱に20キロ近く入っていました。値段の方はというと、その頃で一箱3000円ぐらいだったでしょうか。安かったです。煮付けて食べると結構イケル魚です。
でも、色があまりにも鮮やか過ぎて、食用じゃない魚にみえます。
もう10年以上目にしていない魚なので、是非また
出会いたいです。手に入ったら連絡くださいね。
塩焼き・揚げ物のイメージもありますが煮つけもおいしそうですね。
この魚は土佐湾の200mニギス域で漁獲されています。だけどそのポイントでしか獲れなかったので
水深によって多い少ないが有るのでしょう。
手に入ったら、また連絡・・・といいたいところですが、網元の方に直接連絡されたほうがいいかもしれません。