魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

キジハタとオオモンハタ

2010年11月19日 23時44分14秒 | 魚介類採集(海水)

沿岸の浅所にすむハタ科のキジハタEpinephelus akaara  (Temminck and Schlegel)です。

キジハタの特徴は何と言ってもその橙色の斑点が体側にあること。また体側中央に暗色斑があるのも本種の特徴です。

尾鰭は斑紋が見られません。よく似たもので、正体が不明なのもいますが、それは尾鰭の色彩や形状が異なります。ここではまだ申し上げられませんが・・・

キジハタは私にとっては初めて釣る魚でした。同様に初釣果となったのは他、カエルアンコウ。久しぶりに釣ったのはマアジで、5年ぶりのものでした。

キジハタは味噌汁に入れて食べました。京都ではあこうと呼ばれる高級魚ですが、九州では小ぶりなものなら結構釣れます。ただ宮崎では少ないのだというお話をお伺いしました。。

逆に宮崎県の沿岸ではこのオオモンハタEpinephelus areolatus (Forsskål)が勢力を伸ばしているそうです。この種は近年なぜか多いのですが、これはもう全国的に多くなってるのでしょう。今回天草ではみなこれの小ぶりのものを釣っていました。キジハタは日本~香港までの東アジア固有種ですがこのオオモンハタはインド・太平洋に広く分布します。

もっともこのオオモンハタも古くから日本にいたもので、「最近は多い」という程度ですので特に問題視はされていないようです。オオモンハタは大きいのでは50cmを超え、成長すると深みにうつります。


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2 コメント

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Unknown (相模湾)
2010-11-20 09:55:59
三浦ではハタ類が少ないですね。キジハタも、なかなか見られません。オオモンハタも少なく、今のところ、増えた感じはしませんね。

以前、キジハタをいただいたので、酒蒸にして食べました。小ぶりだったのですが、身にうまみがあって、美味しかったです。
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Unknown (椎名)
2010-11-20 18:28:08
三浦は湾奥だからではないでしょうか。ハタはやや外海に面した小さな湾の中にいるというイメージがあります。この個体も東シナ海に面した小さめの湾内で釣りました。キジハタは刺身で美味しそうですがこのサイズではまだまだ小さいですね。
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