草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安全保障が米国頼みでは日本は国益を主張することもできない!

2020年01月20日 | 安全保障

日本はあまりにも米国に依存し過ぎたのではないだろうか。それがために安全保障の議論がなおざりにされてきたのではないか。改定された日米安保条約が調印されてから60年目を迎えた昨日、外務省飯倉公館で記念レセプションが開かれ、そこで安倍首相は「日米安保条約は、アジアとインド・太平洋、世界の平和を守り、繁栄を保証する不動の柱だ」(産経新聞)と胸を張った▼我が国にとっては、日米同盟は基軸でなければならない。しかし、それを頼りにして防衛力の整備を怠ってきたのも事実である。憲法9条によって交戦権が否定されているわけだから、陸海空自衛隊は手足を縛られているのである▼私たちは今こそカール・シュミットの言葉を噛みしめなくてはならない。「或る民族が政治的生活の苦労と危険とを恐れる場合には、彼の『外的に対する保護』を引受け、従って政治的支配をも受けることにより、彼からこの苦労を取去ってくれるような他の民族が存在することであろう。しかる時には保護と服従との永久的関係に基づいて、保護者が敵を決定することになるのである」(『政治的なるものの概念』清水幾太郎訳)▼片務的な日米安保条約を見直し、自主防衛力を強化しなければ、我が国は国益を主張せることはできないのであり、一日も早く不甲斐ない日本から脱皮すべきなのである。

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コメント (1)
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