goo blog サービス終了のお知らせ 

草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

白虎隊と草莽の心

2010年01月29日 | Weblog

 潔い壮絶な最期によって、白虎隊は会津藩の名を後世に残すことになったけれども、政治家として卑怯かどうかということは、日本人の美意識とも結びつくんではないのかな。今の日本人は、生者のことばかりを考えて、死んでいった者たちの思いに耳を傾けることをしない。それって保守主義に反することでしょう。日本人が守り育ててきた国柄を破壊してしまえば、取り返しがつかなくなるよ。民主党の鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長が許せないのは、保守的な心情をまったく持ち合わせていないことだよ。だからこそ、法に触れても、人の道に反しても、先祖に申しわけないとか、名を惜しむということがないんだよね。会津では四季を通じて死者を祀っているよ。生ある者であれば、死は避けられない現実でしょう。死者に恥じない行動を求められるのは、いつか自分も黄泉の国に入るからなんだよね。三島由紀夫が自刃したのは45歳で、若くはなかった。でも、その熱情は白虎隊の少年たちと同じだったと思うよ。命よりも大事なものがあることを示そうとしたんだから。 散るをいとふ 世にも人にもさきがけて 散るこそ花と 吹く小夜嵐   三島由紀夫

                     にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
                   にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北一輝に学ぶ維新革命家のパトス | トップ | 小沢一郎の不幸 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事