草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

米中依存から脱却し国家として身構える日本にすべきだ

2025年01月12日 | 安全保障
 石破外交は日米関係に亀裂を生じさせる危険な暴走ですが、それはあらかじめ予想されたことでした。サミュエル・ハンチントンは、今から20年以上も前に『引き裂かれる世界』(山本暎子訳)今日の日本の姿を予言していたからです。石破内閣の登場は、まさしくその通りになっただけです。
 東アジアにおける中国の台頭を想定して、我が国の選択肢として①日本は中国の言うことを聞くべきか②日本は、中国の力とバランスをとり牽制するための連合の要として、日米同盟に新たな意味と活力を与え得ることを考えるべきか③日本は、中国の軍事力の対抗するために自前の軍事力開発に着手すべきか、といった三つを示しました。
 石破内閣は①を行おうとしています。政界、財界、マスコミの多くは中国の影響力が強まっているからです。普通であれば②を選択しますが、トランプの登場でそれも危うくなってきました。そうなると③しかないことになります。
 その決断ができなければ、石破内閣の外交方針が今後も受け継がれることになるはずです。それは日本が中国の属国になることを意味します。今問われていることは、③を決断する勇気があるかどうかです。それしか自由と民主主義を守ることができないからです。現実から目を背けてはならないのです。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 反証可能性を拒否する日本保... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安全保障」カテゴリの最新記事