安倍元首相がテロリストによってこの世の人でなくなったのは、核による拡大抑止の強化ということを口にしたからといわれるが、高市早苗さんもまた、非核三原則の見直しを主張している。高市さん自身がどこまで踏み込めるかは別にして、いうまでもなくその先にあるのは、米国との核のシェアリングであり、日本の核武装である。それだけ東アジア情勢は切迫しているのだ。
麻生太郎自民党副総裁も、日本の安全保障環境の悪化を何度も口にしており、国民に向って警告を発してきた。自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済といった普遍的価値を重視し、中国を意識して「自由と繁栄の弧を形成していく」といった外交戦略は、麻生氏が外務大臣時代に打ち出したものである。政治学者の北岡伸一氏の発案であったともいわれる。
岸田首相は、そうした日本独自の外交戦略に背を向け、中国に物申すことをためらうような立場に終始してきた。これによって日本は大きく国益を損なってしまった。今回の総裁選で麻生氏の考え方に近く、「自由と繁栄の弧を形成していく」との立場で米国を説得できるのは、唯一高市さんしかいないのである。
今回の総裁選で高市さんが勝つには、麻生氏の支持が不可欠である。今は麻生氏に決断してもらう以外にないのである。そうでなければ親中派の小石河か、親中派の別動隊である小林鷹之氏が選ばれかねない。ユーチューブの動画で安倍氏の元政策秘書の方が「安倍さんが存命でおられたなら高市さんを支持したでしょう」と明確に述べておられた。局面を打開するには、麻生氏の決断に全てがかかっているのである。
麻生太郎自民党副総裁も、日本の安全保障環境の悪化を何度も口にしており、国民に向って警告を発してきた。自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済といった普遍的価値を重視し、中国を意識して「自由と繁栄の弧を形成していく」といった外交戦略は、麻生氏が外務大臣時代に打ち出したものである。政治学者の北岡伸一氏の発案であったともいわれる。
岸田首相は、そうした日本独自の外交戦略に背を向け、中国に物申すことをためらうような立場に終始してきた。これによって日本は大きく国益を損なってしまった。今回の総裁選で麻生氏の考え方に近く、「自由と繁栄の弧を形成していく」との立場で米国を説得できるのは、唯一高市さんしかいないのである。
今回の総裁選で高市さんが勝つには、麻生氏の支持が不可欠である。今は麻生氏に決断してもらう以外にないのである。そうでなければ親中派の小石河か、親中派の別動隊である小林鷹之氏が選ばれかねない。ユーチューブの動画で安倍氏の元政策秘書の方が「安倍さんが存命でおられたなら高市さんを支持したでしょう」と明確に述べておられた。局面を打開するには、麻生氏の決断に全てがかかっているのである。