草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

韓国の保守派を見捨ててはならない

2024年12月04日 | 国際問題
 ユン大統領の戒厳令はあっけなく潰えてしまった。これを日本のマスコミは民主主義の勝利であるかのように伝えている。しかし、今の保守政権が打倒されて左翼政権が韓国に誕生すれば、日本は深刻な事態に直面するのではないだろうか。
 朝鮮半島が北によって統一されれば、ロシアや中国の軍艦が自由に対馬海峡に出没し、日本海は彼らの海と化してしまう。対馬や壱岐への脅威が高まることになるだろう。
 韓国の存在があればこそ、日本は平和を保つことになったのである。韓国が自由と民主主義は失われることは、日本にとっても死活の問題なのである。朝鮮半島から難民が大挙して押し寄せてくることも想定しなければならない。なぜ日本が日清、日露の戦争に国運を賭したのは、地政学的な観点を理解していたからなのである。
 倉前盛通は「率直にいって、日本の国家的利益のためにも、朝鮮半島の南半分は、日本の友好国として断固として確保しておくことが、日本が生き残るための道である」(『新悪の論理 日本のゲオポリテックはこれだ』)と書いた。私たちは韓国の保守派を見捨てることがあってはならない。台湾の人たちのためにも後ろ盾となり、自由アジアを守り抜かねばならないのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尹錫悦が勝負に出たのは最後の賭けであった

2024年12月04日 | 憲法
 韓国の自由と民主主義を守るには、軍部の力に頼るしかないというのは、悲しい現実なのである。すでに何度かの左派政権が誕生して、ズタズタにされてしまった民主主義の根本は、もはや取り返しがつかなくなってしまっているのではないか。 
 尹錫悦(ユンソンニョル )大統領が3日夜に宣言した「非常戒厳」を4日未明には解除すると発表した。国会での解除決議を受けてのものといううが、もはや韓国軍も、クーデターをする力の失ってしまったのだろうか。
 北朝鮮がロシアのためにウクライナに自国の軍を展開し、中国は台湾の武力解放を公然と口にしている。まさしくその最前線である韓国が、そこまでのことをせざるを得なかったのは、韓国の保守政権が危うくなっているからであり、国家としての危機意識があったからだろう。
 国家の存立を維持するためには、憲法制定権力としての国家緊急権の発動が必要な場合もあるのだ。韓国はそれによって自国の赤化を阻止してきた過去がある。現段階ではどのような結果になるか分からないが、それが失敗に終わるようでは、もはや自由と民主主義国家であることはできないだろう。
 北朝鮮や中国のような全体主義国家に対峙するには、それ相応の覚悟が求められるのであり、軍隊が骨抜きになってしまった韓国は、中国の属国、さらには北の影響力の拡大は避けられないだろう。そうなれば、次は我が国なのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする