草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

心の闇に振り回されないためにも常識の復権を

2023年07月27日 | 世相
 殺伐とした事件が相次いでいる。札幌すすきのホテルで起きた首切断事件は、あまりにも衝撃的であった。しかし、そこで浮き彫りになったことは、LGBTを自任することで、変質者が紛れ込む危険性である。性同一性障害というのは、本人しか分からないことであり、本当のことは医師であっても分からないことが問題なのである。
 どのような経過で今回のことが起きたかは明らかになりつつあるが、あまりにも登場人物がそろい過ぎている。実際に犯行に及んだ女性の父親は精神科医であった。それこそ心の闇を解明するのが仕事である。思想的には左翼で、娘に対しても良き理解者であったようだ。その妻は夫の言いなりのような立場であった。
 被害者はトランスジェンダーと自称しながら、その女性に接近し、ラブホで本性をさらけ出して男としての行為に及んだようだ。これで女性が傷ついてしまい、一度は解決したかのように思えたが、被害者が付け回すので、やむにやまれず家族が一致して今回の犯行に及んだということらしい。しかし、それだけのことで、あえて頭部を切断するということを行うのだろうか。これまた理解に苦しむ。
 多様性ということで、少数派の人たちの人権が尊重されるべきだろうが、それはくまでも、法律や一般常識の枠内のことでなければならない。つまり、他人や社会に迷惑をかけないことが原則なのである。いくら羽目を外しても、その一線だけは守る必要がある。
 さらに、注目すべきは、犯行を計画したというのが、精神科医の父親と見られていることだ。知的レベルが低いわけではなく、そんなことをすれば、どのような結果を招くかを予想できたはずだ。それでも突っ走ったというのは、常人にはうかがい知れない心の動きである。
 日頃自分が口にしている主義主張と違ってしまうことを恐れたのではないだろうか。そんなことを勝手に想像してしまう。ミイラ取りがミイラになってしまったのではないだろうか。
 人間が自問自答を始めると深い闇に突き落とされかねない。あたりまえの常識の意味を今こそ噛みしめるべきではないだろうか。それを無視してしまうと、とんでもない落とし穴が待っており、人生の破滅につながりかねないからである。
 

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