政治家は腹が据わっていなければならない。その場限りの思付き発言をしていたのでは、最終的には辻褄が合わなくなって、自分の立場がなくなってしまうからだ。
維新の会の衆議院議員である足立康史氏が、CoLaboの不正会計疑惑を追及している暇空茜氏に対して、上から目線で物を言ったらば、逆に自らのいい加減さを暴露してしまった。
ネット民の多くは、当初は暇空氏に加勢することを期待していた。しかし、よくよく話を聞いてみると、足立氏が「モリカケサクラと同じ結果になる」と言い出したのだから、予想外の展開になった。
これまで足立氏に好意的だった人までもが批判的なツイートをして、暇空氏擁護に回ったのである。ネット民は賢い。どんな政治家であろうとも、単純に決めつけたりはせず、どんな意見を述べたかで判断するのである。
さらに、ネット民の一部からは「足立氏の双子の兄がNPOの理事長をしていることから、ネットで大炎上しているのを看過できず、火消しに走ったのではないか」と勘繰られる始末である。
足立氏が危惧したのは、まともなNPOまでもが、一緒くたのされることだったに違いない。そうであればなおさら、暇空氏と腹を割って話すべきであった。それができないのであれば、口先介入などはすべきではなかったのである。