草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

智民文明の幕開けを告げるひまそら候補の挑戦

2024年06月25日 | ネットの世界
 ひまそらあかね候補をどう評価するかで、ユーチューバーのなかでも見解が分かれている。智民の登場として位置づけるのは少数派かも知れないが、公文俊平が書いていたように、テクノクラート(知の所有者)、ハッカーズ(対抗勢力)、ギークス(オタク)、キッズ(智民)というように進化して、最終的には智民の文明が世界を席巻するのではないか。
 百田尚樹氏は「泡沫候補」と断言し、池田信夫氏は「選挙をおもちゃにするな」と馬鹿にした。しかし、それは智民が何たるかを知らない者の見方でしかない。
 ひまそら候補によって、石丸、蓮舫の両候補を中国のネットのトレンドに入っていることが明らかになったことから、中国による「超限戦」が可視化されることになり、戦争によらない日本侵略ということが話題になった。
 さらに、ひまそら候補を応援するネットワークが出来上がり、個を超えた共同意思が形成されつつあるのではないか。それは中央集権的な組織とはまったく異なる。ひまそら候補が信用しているのは、友人の「なる君」と顧問弁護士に過ぎない。しかし、それがかえって自由な思考を生み出し、多くのネット民の共感を得ているのだ
 ひまそら候補は「公金チューチュー」を徹底的に暴くことで、ネット民の支持を受けることになり、観念的な物言いに徹する知のヒーラルヒーを解体させつつあるのだ。
 今回の東京都知事選挙は、文明史的な大転換のきっかけになるはずだ。判断能力に長けた個としての智民がどこまでできるかなのである。当選はおぼつかないとしても、それなりの金字塔を打ち立てるのではないだろうか。投票日の7月7日が楽しみでならない。

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