つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

第60回記念日府展「三鈴賞」受賞者・羽田壽恵子さん

2013年05月23日 | 芸術
                    羽田壽恵子さんの「富嶽湧雲」(120号)

大学の同窓生の八木秀樹さんの奥さんである義子さんから案内がありました。
第60回記念日府展に母親の作品が出展してあるとのこと。
この度羽田壽恵子さんの日本画作品が出展されて、最優秀作品に贈られる名誉ある「三鈴賞」を受賞された。
東京都美術館へ行ってきました。

日府展は、児玉三鈴画伯が創始した組織であります。
「日本画府」は1956年、日本画壇の巨匠(故)児玉三鈴等により設立された公募団体です。
当初は日本画のみの少人数の画壇でしたが、1964年に文部省から社団法人の認可を受け、活動分野も日本画・彫塑・洋画・工芸の4部門に広げ、現在では会員数約200人の総合画壇に成長しています。
毎年春に上野都立美術館において、日本画、洋画、彫塑、工芸4部門の公募展を開催し、自らの研鑽を深めつつ優れた作品を出品された一般応募者の会員登用を行っています。

羽田壽恵子さんは、大正9年生まれの93歳です。
今回の作品「富嶽湧雲」は120号の大作です。
今回の出品について、裾野市の牧場で富士山を何度もスケッチ。下図には周辺の木々など風景や空を描いたが、富士山に灰色の霧が立ち込めるのを見た瞬間、風景を消して富士山だけを描くことにしたとのこと。
本人も「力強く、気高い絵になった」と語っておりました。

93歳でよくもここまでの大作を描いたものであると感心をしました。

(5月23日記)

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