つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

(記録)板山昌司範士について

2020年10月30日 | 日記

                   手前後向きが板山昌司範士

 躰道の良き仲間であります板山昌司八段範士の訃報がありました。享年73歳。人生の大半を躰道の指導と普及に尽力されていた方です。多くの弟子たちを育成していて、各種大会での優勝体験者も多数輩出した実績も残してきました。板山昌司範士が祝嶺正献最高師範の墓参りをしていたことを記録に残します。

 その日は、祝嶺正献最高師範が逝去してから10年目の命日でありました。(2011年)
◆10年前の11月24日は全日本躰道選手権大会が東京武道館で開催されていました。祝嶺正献最高師範は大会会長として開会式での挨拶は、参加していた選手たちを激励する力強いスピーチであった事がとても印象に残っています。皆で「今日の祝嶺正献最高師範のスピーチは一段と力強くて素晴らしいものであった」と話していました。翌日の25日には伊豆高原の祝嶺正献最高師範の家(岳雲荘)には、全国の指導者たちから多くの電話がかかってきて「昨日の全日本大会は素晴らしい大会でよかったですね!」との称賛の声が多くありました。電話を受けた祝嶺正献最高師範はとても気分が良く一日を過ごしておりました。その翌日の26日早朝に体調を崩してあっという間に天国に召されて逝ってしまいました。その時の伊豆の山々の樹木の葉は紅葉に満たされていました。

 祝嶺正献最高師範のお墓の前には、熱海の大川公男先生夫妻と山梨県の板山昌司先生がすでに墓参を終えておりました。祝嶺正献最高師範と一緒に食事をするとのことでバーベキューの準備をしているところでありました。線香を手向けて墓地の最高師範に話しかけて報告をしました。奥様の和子様も一緒に眠っている墓所であります。高台にあるお墓なので、伊東の海がとても良く見えます。板山昌司範士の祝嶺正献最高師範に対する想いを垣間見させてもらった記憶が蘇ります。

(10月30日記)

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