つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

奇術の登竜門(和田奈月さん)

2021年09月12日 | マジック
 女流プロマジシャンの和田奈月さんからの案内で「奇術の登竜門マジックショー」を観覧しました。会場は旧東海道にある東海道かわさき宿交流館です。東海道川崎宿の歴史や文化を後世に伝える施設です。そこの4階にあるステージ付きの集会室でマジックショーは開催されました。
 今回は「和妻(わづま)」の特集です。日本古来の伝統奇術であり、西洋から伝わった「洋妻」と使い分けています。手が稲妻のごとく素早い動きをするので「手妻」とも呼ばれております。
 和田奈月さんは、得意の日本舞踊を披露したところから始まりました。二つの引き出し、傘出し演技などで魅了しておりました。後半は紙片の曲、袋玉子、こよりで両手を固く縛ったサムタイの演技を刀の通り抜け、輪っかを投げてもらったものを腕の中に通して受け取るなどかなり高度な作品を演じていました。フィナーレは、傘出しや壷の中から布地を出したり花を咲かせるなど華やかな演目もあり和服姿から瞬間変身で法被姿になるダイナミックな演技がクライマックスでした。
 その他の出演者は、石井裕さんの「五色の砂」「まゆつば」「金輪の曲」、花島けいこさん「南京玉すだれ」、ダンディ西村さんの「どじょうすくい」などが披露されました。
 今回のマジックショーを開催するにあたり、コロナ感染防止対策として、観客の予約人数制限もあり、消毒と検温の徹底、マスクの着用、席の間隔を空けての開催でした。休憩の時間には、会場の窓を開けて換気をしておりました。
 なお、和田奈月さんはTAMCのメンバーの都築幹彦さんがマジック発表会で和妻を演じた時に共演者として出演をしてくれたこともありました。和妻の継承と発展のためにも益々の活躍を祈念しております。

(9月12日記)
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