つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

(思い出)新国劇を愛する人たち

2021年09月14日 | 芸能
(思い出)新国劇を愛する人たち

 新国劇を愛する人たちが定期的に集まって、芝居談義にひとときを過ごしている。新国劇の創設者の澤田正二郎の芝居は実際に観てはいないが、島田正吾、辰巳柳太郎の芝居は戦前から観ているという荒井さん、赤上さん、清水さん、梶原さんらは凄い。どの芝居のあの場面が良かった。この台詞がいいとまねをして見せるくらい入れ込んでいる。
 石田さん、清水志津子さん、鶴巻さん、佐藤さん、袴田さんらも新国劇の芝居をよく観ていた人たち。新国劇のことなら何でも知っているという博識家たちである。芸能人では、辰巳柳太郎を心から尊敬するという若山富三郎、藤山寛美、藤田まことの三人の入れ込みようは凄かったと話す袴田さん。

 袴田さんは、芝居に関するライターとして、情報を豊富に持っている人です。座付き作家としても十分にいける才能の持ち主であります。この新国劇を愛する人たちの話は留まることがない。時間があればいつまでも話題に尽きない。本当に心から島田正吾、辰巳柳太郎、緒形拳などの新国劇を愛してやまない人たちである。(2011年)


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