つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

森田旭師範の想い出

2022年05月08日 | 躰道
 躰道の先輩である森田旭師範

 躰道の先輩でありよく指導を受けた森田旭師範の訃報が届きました。享年81歳。また親しい人が天国に逝ってしまいました。

(森田 旭師範の想い出)
 森田旭師範は、昭和41年当時、躰道の指導部長を担当していました。毎月第一、第三日曜日は、練馬で指導者研修会を開催していました。新設大学の国際商科大学(現東京国際大学)躰道部には、先輩もいなくて、指導者もいませんでした。そこで上級生たちは、この研修会に出席して新しい実技を習得していきました。大学の部活では、習ってきた躰道の実技を後輩たちに指導していました。毎回、この指導者研修会に参加することがとても楽しかったものです。

 その大きな要因は、森田旭指導部長の人柄でありました。稽古のときは厳しく、練習が終了すると優しく対応してくれる。更に尊敬をするようになったのは、第一回全日本躰道選手権大会は、昭和42年11月19日、町田市立体育会館にて開催された時です。森田旭選手は、法形競技の部に出場して優勝の栄冠に輝き、躰道界のトップに立ちその後の競技の歴史を飾りました。とても華麗にそして力強く演ずる森田旭選手の法形は、今でも目に焼きついています。

 その後、森田旭師範の法形演武を目標に私は躰道の修練に励んできました。
今でも継続して躰道の稽古ができるのも、その原点に森田旭師範がいたからと考えています。

 森田旭師範は、「祝嶺の型研究会」において、祝嶺正献最高師範の創作した法形を再度研修しています。ケータイに保存してある法形演武の動画を見せてもらいました。力は衰えていない素晴らしい演技に感心するばかりです。祝嶺正献先生が亡くなった後、いまや伝説となった「祝嶺正献の型」を自ら修練して、記録に残していこうとする森田旭師範の活動に敬服しております。

 久し振りにお会いした時、温厚な笑顔は変わらず、若々しい姿を保っている状況を確認したときに、祝嶺正献最高師範の理念と実技は永遠に継続していくことを確信しました。益々、精進されて一緒に演武をできることを楽しみにしたいと思っております。(2008年7月25日)



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