今月から通院日が水曜日に変更になった。
今日は月初めの採血の後、ゾメタを含み点滴4本で薬も処方して頂く日なので、長丁場を覚悟して病院に入った。病院前の桜はもう散り始めていて、花びらを踏まないように歩いた。
採血は50人待ち、30分ほど待ってから終了。その後内科受付も列を作っており15分ほど並んだ。ようやく診察室に入ったのは病院に入ってから2時間近く経っていた。
「ここのところどうも疲れやすいです。寒いので痛みとこわばりも少しあります。それでも良く眠れ、食欲もあります。」とご報告。採血の結果は尿酸値以外全て正常。尿酸値は「やけに低い」そうだ。たまにそういう人がいるそうだが、痛風にはならないし、特に心配はないとのこと。今回から先生の前で検温することになったようだ。本人が気づかず発熱していて点滴が出来ないケースを予防するためとのことだ。来週は診察前にレントゲンの予約が入った。
点滴椅子を確保して、相変わらず痛みに顔をしかめる刺針の後、お昼過ぎに点滴が始まった。終了後、会計で20分ほど待ち(今月から診療報酬が改定になっていた。)、薬局で30分近く待ち、雨の中頑張っている桜を見ながら帰宅したのは普段と同じ時間になった。やはり1日仕事である。
今日は2冊読めた。
1冊目は原田曜平さんの「近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と『新村社会』」(光文社新書)。先日、息子の携帯事件もあり、興味深く読んだ。「30代以上にはわからない人間関係の劇的変化 47都道府県1000人の調査から見えてきたのは、つながりすぎた若者のネットワーク社会だった!」という帯に惹かれて手に取ったが一気読み。筆者も私からすれば若者の部類だが、「つまらない世代論に踊らされ、若者を見下して気持ちよくなるのではなく、若者を知り、若者に感じる違和感に聞き耳を立て、時代の変化を感じるきっかけにすることが重要。私たち大人が、この新村社会でできる唯一無二のことは、「近頃の若者はダメだ!」と嘆くことではなく、この巨大な見本市の悪口を言うことでもなく、私たち自身が有機的なネットワークを積極的に構築し、充実した交流や活動を繰り広げ、それを多くの若者に示すことに尽きる」というくだりには素直に納得した。
2冊目はよしもとばななさんの「大人の水ぼうそう」(新潮文庫)。2009年1月から12月までの彼女の日記。彼女のサイトでも読めるのだが、やはり本になって1年を通読できるのが良い。40代半ばで高齢のご両親を抱え、息子さんは5~6歳のやんちゃ盛りということもあり、一つ一つの台詞ややりとりが息子を思い出し懐かしく可愛い。“チビ”と呼んでおられるのも我が家と同じ。(さすがに最近はそう呼ぶと「僕の方が大きいのですが」と言われるが。)「家族って楽しい。本当に子どもが小さいときが一番楽しいっていうのが自分をふりかえってもわかるから、あと数年はがっちり家族をやろう。」というくだりには実に同感だ。
さて、これまで”月曜日に出勤するとすぐに翌日が通院日、後半は3日間仕事”というペースが自分の中ですっかり出来あがっていたので、火曜日に出勤するのはハーセプチン投与を開始した昨年7月以来になる。このリズムに慣れるまでちょっとペース配分が難しいと感じている。昨日も午後夫から「病院は順調?」という携帯メールが入った。「だから今月から水曜日です!」と返信したところだ。
25年前に働き始めて数年間は週6日勤務だった。土曜日は半ドンだったけれど、朝9時から午後1時までの4時間だったから、その後お昼を食べて都心の職場から多摩西部の自宅に帰宅すると3時過ぎ、下手すると4時近くになってしまい、結局帰宅すると休息以外殆ど何も出来ないかなり中途半端な勤務だった。それでも土曜日は電話も少ないから静かで、集中して仕事をしようと思うと実にはかどる、というメリットはあったけれど。その後、隔週土曜日出勤となり、職場内で交替してなるべく土曜日はお休みにしよう、というやりくりがあり、大体月1度の土曜日勤務を経た後、完全週5日制になって20年近くになる。当時から水、木あたりになるとだんだん疲れがたまってきて朝起きるのも辛いな、と思うようになっていたので、“2日働き、1日通院、後半は2日”という働き方も、慣れれば体には優しいパターンなのかもしれない。
今の私の職場には非常勤職員の方も数多い。彼らは週のうち決まった曜日に一日休務日があり週4日勤務だ。私も今や実態は同じである。見ていると水曜日お休みを希望される方は結構多い。あとは木曜日、金曜日休みが続く感じか。それでも3日休んでしまうと月から木まで、は長く感じるかもしれない。
かつては定年まで働き、その後再雇用で月16日働く(・・・つもりでいたのだが、今ではとても現実味がない)とすれば、水曜日休みがいいかな、と思っていたこともある。水曜日はレディースデーだし、映画を見たり趣味の習い事をしたり、お買い物をしたり・・・、と勝手に夢を膨らませていた。思えば子どもの頃から水曜日は半日だったり5時間授業だったり他の日より短く設定されていたのは、ちょうど一週間の疲れがたまってくる時期、という配慮があったのかもしれない。
それでも実際私が手に入れた生活は、定年よりかなり早い時期からの週4勤務。うち1日は映画や趣味やお買い物、ではなくて通院日、というのだからちょっと皮肉なものだ。
早くこのペースに慣れよう。通院しながら水曜日に一度体調を整えて、後半2日は充実した仕事をして、土日の家事は最小限に、なるべく自分の好きなことをして心穏やかに過ごし、リフレッシュして月曜日を迎える、という日常生活を送りたいと思う。
今日は月初めの採血の後、ゾメタを含み点滴4本で薬も処方して頂く日なので、長丁場を覚悟して病院に入った。病院前の桜はもう散り始めていて、花びらを踏まないように歩いた。
採血は50人待ち、30分ほど待ってから終了。その後内科受付も列を作っており15分ほど並んだ。ようやく診察室に入ったのは病院に入ってから2時間近く経っていた。
「ここのところどうも疲れやすいです。寒いので痛みとこわばりも少しあります。それでも良く眠れ、食欲もあります。」とご報告。採血の結果は尿酸値以外全て正常。尿酸値は「やけに低い」そうだ。たまにそういう人がいるそうだが、痛風にはならないし、特に心配はないとのこと。今回から先生の前で検温することになったようだ。本人が気づかず発熱していて点滴が出来ないケースを予防するためとのことだ。来週は診察前にレントゲンの予約が入った。
点滴椅子を確保して、相変わらず痛みに顔をしかめる刺針の後、お昼過ぎに点滴が始まった。終了後、会計で20分ほど待ち(今月から診療報酬が改定になっていた。)、薬局で30分近く待ち、雨の中頑張っている桜を見ながら帰宅したのは普段と同じ時間になった。やはり1日仕事である。
今日は2冊読めた。
1冊目は原田曜平さんの「近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と『新村社会』」(光文社新書)。先日、息子の携帯事件もあり、興味深く読んだ。「30代以上にはわからない人間関係の劇的変化 47都道府県1000人の調査から見えてきたのは、つながりすぎた若者のネットワーク社会だった!」という帯に惹かれて手に取ったが一気読み。筆者も私からすれば若者の部類だが、「つまらない世代論に踊らされ、若者を見下して気持ちよくなるのではなく、若者を知り、若者に感じる違和感に聞き耳を立て、時代の変化を感じるきっかけにすることが重要。私たち大人が、この新村社会でできる唯一無二のことは、「近頃の若者はダメだ!」と嘆くことではなく、この巨大な見本市の悪口を言うことでもなく、私たち自身が有機的なネットワークを積極的に構築し、充実した交流や活動を繰り広げ、それを多くの若者に示すことに尽きる」というくだりには素直に納得した。
2冊目はよしもとばななさんの「大人の水ぼうそう」(新潮文庫)。2009年1月から12月までの彼女の日記。彼女のサイトでも読めるのだが、やはり本になって1年を通読できるのが良い。40代半ばで高齢のご両親を抱え、息子さんは5~6歳のやんちゃ盛りということもあり、一つ一つの台詞ややりとりが息子を思い出し懐かしく可愛い。“チビ”と呼んでおられるのも我が家と同じ。(さすがに最近はそう呼ぶと「僕の方が大きいのですが」と言われるが。)「家族って楽しい。本当に子どもが小さいときが一番楽しいっていうのが自分をふりかえってもわかるから、あと数年はがっちり家族をやろう。」というくだりには実に同感だ。
さて、これまで”月曜日に出勤するとすぐに翌日が通院日、後半は3日間仕事”というペースが自分の中ですっかり出来あがっていたので、火曜日に出勤するのはハーセプチン投与を開始した昨年7月以来になる。このリズムに慣れるまでちょっとペース配分が難しいと感じている。昨日も午後夫から「病院は順調?」という携帯メールが入った。「だから今月から水曜日です!」と返信したところだ。
25年前に働き始めて数年間は週6日勤務だった。土曜日は半ドンだったけれど、朝9時から午後1時までの4時間だったから、その後お昼を食べて都心の職場から多摩西部の自宅に帰宅すると3時過ぎ、下手すると4時近くになってしまい、結局帰宅すると休息以外殆ど何も出来ないかなり中途半端な勤務だった。それでも土曜日は電話も少ないから静かで、集中して仕事をしようと思うと実にはかどる、というメリットはあったけれど。その後、隔週土曜日出勤となり、職場内で交替してなるべく土曜日はお休みにしよう、というやりくりがあり、大体月1度の土曜日勤務を経た後、完全週5日制になって20年近くになる。当時から水、木あたりになるとだんだん疲れがたまってきて朝起きるのも辛いな、と思うようになっていたので、“2日働き、1日通院、後半は2日”という働き方も、慣れれば体には優しいパターンなのかもしれない。
今の私の職場には非常勤職員の方も数多い。彼らは週のうち決まった曜日に一日休務日があり週4日勤務だ。私も今や実態は同じである。見ていると水曜日お休みを希望される方は結構多い。あとは木曜日、金曜日休みが続く感じか。それでも3日休んでしまうと月から木まで、は長く感じるかもしれない。
かつては定年まで働き、その後再雇用で月16日働く(・・・つもりでいたのだが、今ではとても現実味がない)とすれば、水曜日休みがいいかな、と思っていたこともある。水曜日はレディースデーだし、映画を見たり趣味の習い事をしたり、お買い物をしたり・・・、と勝手に夢を膨らませていた。思えば子どもの頃から水曜日は半日だったり5時間授業だったり他の日より短く設定されていたのは、ちょうど一週間の疲れがたまってくる時期、という配慮があったのかもしれない。
それでも実際私が手に入れた生活は、定年よりかなり早い時期からの週4勤務。うち1日は映画や趣味やお買い物、ではなくて通院日、というのだからちょっと皮肉なものだ。
早くこのペースに慣れよう。通院しながら水曜日に一度体調を整えて、後半2日は充実した仕事をして、土日の家事は最小限に、なるべく自分の好きなことをして心穏やかに過ごし、リフレッシュして月曜日を迎える、という日常生活を送りたいと思う。