今日は息子がホームステイに出発する日。最寄駅から出るリムジンバスに乗ってもらうのが一番簡単だったのだが、集合時間に都合の良い便がなく、鉄男の息子には嬉しいJR特急利用になった。こちらもエコ・間引き運転のため、空港到着は3時間前となってしまった。
朝、3人でタクシーで駅まで向かい、私はいつもどおりの電車に。夫と息子は逆方向の電車に乗った。夫は午前中休みをとって息子が特急に乗り込むまで見届けてくれた。同じお宅にお世話になる坊ちゃんとターミナル駅で合流し、あとは空港まで高校生2人旅の始まりだ。
私は電車も遅れることなく、乗換もスムーズで予定通り病院入り出来た。今日は診察前に採血、レントゲン、点滴後に心エコーとフルコースのテンコ盛りだ。
月初めなので採血は混雑していると覚悟して行ったが、ラッキーにも僅か5人待ちだった。ものの5分で3本採取し、2階に上がってレントゲン撮影。これも5分ほどの待ち時間で無事クリア。内科に移動したのは病院に入ってから30分という速さだった。
中待合に入るまで小一時間待ち、診察室にはその後10分ほどで入れた。今日は研修中の医学生さんが同席。この2週間の様子をご報告しながら、検温する。前回は気持ち悪さと不眠があり、ナウゼリンを飲み足したこと、投与の翌日からひどくお腹を壊し、ふらついたこと、週末には頭痛でロキソニンを飲んだことと再び下痢をしたこと。週明けの職場の健診でバリウムを飲んだ後もかなり下痢が続き、さらには頭痛があったこと。この週末は胸痛があったが、今日はお腹も快調になり、元気である旨、お話しした。
気になる腫瘍マーカー値はまた若干上がって、とうとう正常範囲超え。先生がおっしゃるには「マーカーの正常範囲超えはそれほど意味がない。上がり方がとてもゆっくりなので、それなりに押さえてくれていると言える。CT撮影のタイミングを考えているが、4月に撮ったばかりなのであまりすぐには撮りたくない。レントゲンは左肺の腫瘍茎はあまり変わらず、右肺も明らかな変化はない。安定が得られている。」とのこと。
前回までのポートの逆血未確認について質問したところ、レントゲンの画像を2月のものと丁寧に比較して見てくださった。「ポートの位置、カテーテルの位置とも変わりないので、特に問題ない。逆血が確認出来なくても大丈夫だろう。」とのことだった。だが、看護師さんは逆血が確認できないことをとても気にされていること、ポートを入れ直してまだ1年経っていないのにまた入れ直しとなるのは・・・と食い下がったところ、「(特にナーバスになっているのは)ナベルビンがもし漏れたら大変なことになるから、だが、3度目は鼠蹊部に留置しなくても、1回目の鎖骨下の傷が癒えていてある程度時間が経っていれば、再度同じ所に留置することも出来るし、手から、という手段もあるがちょっと邪魔かな・・・」と言われ「3度目は勘弁してほしいです。」と思わず本音が出る。
白血球について話題にならなかったため、数値の確認をしそびれて診察室を出てしまった。
化学療法室に移動後、30分ほど待って席に案内された。今月から全ての点滴椅子のテーブルに液晶テレビが新しく設置されていた。でもしっかりプリペイドカード式。私は毎回の通院に文庫本を数冊持参しているが、確かに点滴が長ければ寝ているだけよりいいのかもしれない。
座った途端、息子から電話。無事空港に着いたという報告だったが、「今、病院なのだから電話でなく何かあればメールに」と小声で話してそそくさと切ったところ、その後一切の連絡が途絶えた。極端な息子である。
小一時間待って、ようやくベッドに移動して針刺。いつもの認定看護師Kさんのほかに、病棟からHさんが助っ人に入ってきた。ダブルで逆血確認をするためだ。頸静脈にループをかけて中心静脈までカテーテルが入っているので、微妙な首の向きでうまく入ったり入らなかったりするようだ。最初「左を向いてください。」と言われてやってみたが、ダメ。今度は仰向けになって、ダメ。首を若干左にした時に「大丈夫!確認できました。」と言われほっとする。
結局、点滴が開始できたのはお昼を回ってから。今日は2時に心エコーが入っていたので、10分前までに生理検査室に入ることになっていたが、これではとても間に合いそうになかった。
ハーセプチン、デキサート、ナベルビン、生理食塩水4本すべてが終わったのは2時半少し前。それから針を抜いてもらって、看護師さんから「遅れます」と連絡を入れて頂いていた生理検査室へ移動した。
さすがに空腹でくたびれてしまい、エコーの薄暗い部屋のベッドに横になりながらちょっとうとうとしてしまった。30分ほどで無事終了。既に3時を回っていた。看護師さんに採血結果をプリントアウトしてほしいとお願いしていたところ、白血球は2700だった。
会計を済ませ病院を出た。本日の病院滞在時間は6時間半。空腹かつ疲労困憊。
当然ランチタイムには間に合わず、小雨の中、駅まで急いだ。遅いお昼というよりもおやつの時間。買い物をしつつ帰宅したのは6時過ぎ。
夫のメールによると、息子の便は15分ほど遅れて無事離陸したそうだ。夫には、空港から飛行機の写真を添付したメールが何通か入ったようだった。今頃、機内でハイテンションで喋りまくっているのだろうか。とりあえずパスポートも落とさずになんとか出国が出来て良かった、と胸をなでおろした。
今日は4冊読めたが、長くなるのでその報告は明日にしたいと思う。
帰宅後、息子の部屋のものの大洗濯をし、夫と2人の夕食は簡単に済ませた。それにしても僅か半月前に比べて本当に日が短くなった。あと5日もすれば早くも立秋だ。今日も夕立があり、涼しくて有難いが、週末はまた暑くなるようだ。
朝、3人でタクシーで駅まで向かい、私はいつもどおりの電車に。夫と息子は逆方向の電車に乗った。夫は午前中休みをとって息子が特急に乗り込むまで見届けてくれた。同じお宅にお世話になる坊ちゃんとターミナル駅で合流し、あとは空港まで高校生2人旅の始まりだ。
私は電車も遅れることなく、乗換もスムーズで予定通り病院入り出来た。今日は診察前に採血、レントゲン、点滴後に心エコーとフルコースのテンコ盛りだ。
月初めなので採血は混雑していると覚悟して行ったが、ラッキーにも僅か5人待ちだった。ものの5分で3本採取し、2階に上がってレントゲン撮影。これも5分ほどの待ち時間で無事クリア。内科に移動したのは病院に入ってから30分という速さだった。
中待合に入るまで小一時間待ち、診察室にはその後10分ほどで入れた。今日は研修中の医学生さんが同席。この2週間の様子をご報告しながら、検温する。前回は気持ち悪さと不眠があり、ナウゼリンを飲み足したこと、投与の翌日からひどくお腹を壊し、ふらついたこと、週末には頭痛でロキソニンを飲んだことと再び下痢をしたこと。週明けの職場の健診でバリウムを飲んだ後もかなり下痢が続き、さらには頭痛があったこと。この週末は胸痛があったが、今日はお腹も快調になり、元気である旨、お話しした。
気になる腫瘍マーカー値はまた若干上がって、とうとう正常範囲超え。先生がおっしゃるには「マーカーの正常範囲超えはそれほど意味がない。上がり方がとてもゆっくりなので、それなりに押さえてくれていると言える。CT撮影のタイミングを考えているが、4月に撮ったばかりなのであまりすぐには撮りたくない。レントゲンは左肺の腫瘍茎はあまり変わらず、右肺も明らかな変化はない。安定が得られている。」とのこと。
前回までのポートの逆血未確認について質問したところ、レントゲンの画像を2月のものと丁寧に比較して見てくださった。「ポートの位置、カテーテルの位置とも変わりないので、特に問題ない。逆血が確認出来なくても大丈夫だろう。」とのことだった。だが、看護師さんは逆血が確認できないことをとても気にされていること、ポートを入れ直してまだ1年経っていないのにまた入れ直しとなるのは・・・と食い下がったところ、「(特にナーバスになっているのは)ナベルビンがもし漏れたら大変なことになるから、だが、3度目は鼠蹊部に留置しなくても、1回目の鎖骨下の傷が癒えていてある程度時間が経っていれば、再度同じ所に留置することも出来るし、手から、という手段もあるがちょっと邪魔かな・・・」と言われ「3度目は勘弁してほしいです。」と思わず本音が出る。
白血球について話題にならなかったため、数値の確認をしそびれて診察室を出てしまった。
化学療法室に移動後、30分ほど待って席に案内された。今月から全ての点滴椅子のテーブルに液晶テレビが新しく設置されていた。でもしっかりプリペイドカード式。私は毎回の通院に文庫本を数冊持参しているが、確かに点滴が長ければ寝ているだけよりいいのかもしれない。
座った途端、息子から電話。無事空港に着いたという報告だったが、「今、病院なのだから電話でなく何かあればメールに」と小声で話してそそくさと切ったところ、その後一切の連絡が途絶えた。極端な息子である。
小一時間待って、ようやくベッドに移動して針刺。いつもの認定看護師Kさんのほかに、病棟からHさんが助っ人に入ってきた。ダブルで逆血確認をするためだ。頸静脈にループをかけて中心静脈までカテーテルが入っているので、微妙な首の向きでうまく入ったり入らなかったりするようだ。最初「左を向いてください。」と言われてやってみたが、ダメ。今度は仰向けになって、ダメ。首を若干左にした時に「大丈夫!確認できました。」と言われほっとする。
結局、点滴が開始できたのはお昼を回ってから。今日は2時に心エコーが入っていたので、10分前までに生理検査室に入ることになっていたが、これではとても間に合いそうになかった。
ハーセプチン、デキサート、ナベルビン、生理食塩水4本すべてが終わったのは2時半少し前。それから針を抜いてもらって、看護師さんから「遅れます」と連絡を入れて頂いていた生理検査室へ移動した。
さすがに空腹でくたびれてしまい、エコーの薄暗い部屋のベッドに横になりながらちょっとうとうとしてしまった。30分ほどで無事終了。既に3時を回っていた。看護師さんに採血結果をプリントアウトしてほしいとお願いしていたところ、白血球は2700だった。
会計を済ませ病院を出た。本日の病院滞在時間は6時間半。空腹かつ疲労困憊。
当然ランチタイムには間に合わず、小雨の中、駅まで急いだ。遅いお昼というよりもおやつの時間。買い物をしつつ帰宅したのは6時過ぎ。
夫のメールによると、息子の便は15分ほど遅れて無事離陸したそうだ。夫には、空港から飛行機の写真を添付したメールが何通か入ったようだった。今頃、機内でハイテンションで喋りまくっているのだろうか。とりあえずパスポートも落とさずになんとか出国が出来て良かった、と胸をなでおろした。
今日は4冊読めたが、長くなるのでその報告は明日にしたいと思う。
帰宅後、息子の部屋のものの大洗濯をし、夫と2人の夕食は簡単に済ませた。それにしても僅か半月前に比べて本当に日が短くなった。あと5日もすれば早くも立秋だ。今日も夕立があり、涼しくて有難いが、週末はまた暑くなるようだ。