ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.8.1 8月、2人の母を想う・・・

2011-08-01 21:15:27 | 日記
 2泊3日の旅行が無事終わり、義母は昨夜我が家に1泊した。今日は金曜日に引き続き夫が休暇をとって、都心のターミナル駅まで義母を送っていった。私は予定通り出勤。朝、家を出る時にご挨拶を済ませた。夫は、お昼を家で済ませてからターミナル駅まで送っていく算段だったが、出来れば午後早い時間に帰宅したい、という義母の要望で、午前中の早い時間に出かけたそうだ。

 今回の義母との旅行は、5月の義母お誕生会で、義母と住む義妹夫婦から、「是非に・・・」と言われて、普段何も役に立っていない名ばかり“長男の嫁”の私が計画したものだ(元来、計画することは好きなのだ。)。
 息子が生まれる前や赤ちゃんだった頃は、一緒に海外旅行にお連れしたりもした。また、息子が小さかった頃、年度末の繁忙期で家事と育児が回らなかった頃は、長逗留をして頂いていたので、合間を縫ってバス旅行や、国内旅行にもお連れしていた。が、私が頻繁な通院から逃れられない身になって数年。義母自身も、同じ年齢の方に比べれば元気とはいえ、以前より足が弱くなっていることもあり、一緒に遠出することはハードルが高くなっている。

 今回、私の休薬週と息子のホームステイの時期を調整したら、この週末でしかなかった。5月の誕生会から帰宅してすぐ、カレンダーと睨めっこをしながら手配。その時はまだずーっと先のことだと思っていたが、過ぎてみれば万事あっという間で、早くも8月になった。
 あの驚異的に暑かった梅雨明け以降が嘘のように、ここ数日は戻り梅雨のような日が続いているが、義母にとっては、旅先では雨にも逢わず、戻ってきてからも暑過ぎることなく良かったのでは・・・と思う。
 例年、義母は暑い夏の間の3ケ月を北海道で過ごすのだが、今年は受け入れ側の事情でそれも叶わなかった。本当なら長男の家である我が家で、せめて1週間くらいはゆっくりして頂ければよいのだろうが、明後日は早くも通院日、息子も出かけてしまうから、日中は全く一人になってしまい、相手をする人がいなくなる。そして投薬後、体調が悪い私はとても義母の相手をする自信がないし、具合の悪い姿を見せるのも忍びなかったので、1泊で勘弁して頂いた。夫には申し訳ないのだけれど・・・。

 無事到着した、という電話があったようだ。
 息子にお餞別を頂いた義妹とは、昨日御礼の電話かたがた少しお喋りしたけれど、ご主人がいて、実の親と同居する、ということは想像以上に大変なことなのだと改めて思う。私など、とても勤まりそうにない。最初から素直に白旗状態である。
 3泊4日の短い期間ではあったけれど、夫や息子と楽しい時間を過ごせた義母のみならず、日頃すっかりおんぶにだっこ状態の義妹夫婦にも、少しは水入らずの時間のプレゼントができたのであれば、ダメ嫁としては本当に嬉しいけれど・・・。

 これまたずーっと先だと思っていたが、明後日、息子はホームステイに出発する。2週間など、実際に出かけてしまえば、あっという間なのだろう。
 懸案だったホームステイ先へのお土産も準備がすることが出来て、ほっとした。さらには今回、裁縫好きの義母に夫が頼んで、手作りの和風巾着も作って持ってきてもらった。6人家族ということでお土産もあれやこれやとずいぶん沢山になってしまった。
 昨日はホストマザーの誕生日ということがわかり、ご挨拶かたがた息子にHappy Birthdayのメールを送らせた。

 日本の実の母は既にポンコツなダメ母だし、いつまで息子の成長を見守っていられるのか、神のみぞ知る・・・の心もとない状況である。けれど、彼にはこうして奇しくもカナダにも新しいお母さんが出来る。一期一会とは言うけれど、これからホストファミリーとどんな関係を築いていけるかは、何より息子次第だ。本当に息子にとっての二番目の家庭になりうるかもしれない、と私はこっそり期待している。

コメント
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