ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.1.23 みちのくphoto caravanで

2012-01-23 20:59:58 | 日記
 勤務している大学内で、「東日本大震災写真展 みちのくphoto caravan-東北のキセキー」が開催された。初日にチラシをもらい気になったので、昼休みを利用して最終日までの2日間、2つの会場を見学してきた。

 第一会場は「フォトジャーナリストが見た奇跡」で、渋谷敦志さん、佐藤慧さん、安田菜津紀さんら三人のプロのフォトジャーナリストによる写真の展示。第二会場は「学生ボランティアの東北での軌跡」で、学生が撮影した被災地の風景やボランティア活動の写真の展示だった。

 東日本大震災からの1日でも早い復興を願う学生により結成されたという団体「みちのくcaravan」は、ホームページも持ち、この写真展への想いは次のように記されていた。

※  ※  ※(転載開始)

2011年3月11日、午後2時46分。
千年に一度といわれる大地震、大津波によって、
街が、思い出が、そしてたくさんの命が失われた。
 
そんな中、メディアに流れる凄惨な映像を前に感じた無力さ、もどかしさ。
力になりたい。ただその思いを胸に東北へ飛び出していった。
 
ボランティアとして力になれたのはほんの僅かかもしれない。
でもその中で芽生えた確かな気持ち。
「学生の自分たちにこれから何ができるのか。」
 
仲間たちと悩みながらたどり着いた答え。 
震災から半年以上が経った今だからこそ伝えたい。
 
“写真家”として。
“ボランティア”として。
 
人々が一歩一歩着実に歩んできた、東北の軌跡を。
未曽有の大震災にも負けず、着実に復興へと歩んでいる奇跡を。

                     「みちのく caravan」運営メンバー 一同

(転載終了)※  ※  ※

 昨年10月の国際基督教大学を皮切りに、既に10大学での展示が終わっている。アンケートも書かせて頂いてきた。ありきたりだけれど、学生たちの若い力、行動力を頼もしく感じ、被災地の子供達の笑顔に癒され、沢山の元気と勇気をもらった。見に行って良かった、と思う。
 一方、プロのフォトジャーナリスト、佐藤さんは震災でご両親が住む街を失い、お母様を亡くされていた。ご遺体との対面等が写真とは別に文章で綴られており、あまりの現実にその場から動けなくなった。

 結局、今、自分に出来ることを躊躇わずに迷わずに続けること、なのだろうと思う。これは治療もしかり、だ。
 そしてこの震災のことを決して忘れないこと、いつもどこかで何か出来ることはないか、と気にかけていることが、今の私に出来るささやかなことである。

 食欲は旺盛。珍しく甘いものを体が欲している感じだ。けれど、目がとても疲れてだるくて眠い。やはり白血球が下がっているのかどうか。夜半から雨が雪に変わるという。このお天気のせいで頭も重いのかどうか・・・。あっという間にまた明後日が治療日だ。


コメント (2)
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