ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.1.3 壁があったら突き破って進め!-タンタンの冒険・ユニコーン号の秘密―

2012-01-03 13:30:51 | 映画
 早くもお正月休みが今日で終了。
 2人の今日の予定は、市内観光の後、午後「新幹線さくら号」で岡山へ、マリンライナーで四国は坂出・高松にわたった後、夜遅くに「サンライズ出雲」で岡山を立つ。数少ないツインが取れなかったので、シングル2室だそうだ。

 私は明日が治療始め。年の初めで大混雑が予想されるので、病院最寄駅近くのホテルに前泊することにした。というのも、当初の予定では、2人の帰路が新幹線で、ちょうど今日の18時半に病院最寄駅に到着することになっていたから、お出迎え方々一緒に夕食をして、私は前泊、2人は帰宅・・・ということだった。
 だが、先日書いた通り、往きに予約できなかった「サンライズ出雲」が、復路は取れてしまった。結果として私の前泊だけが浮いてしまい、2人は明朝、東京駅に着くことに。私の前泊をキャンセルしても良かったのだが、後半はしっかり遊んでいたとはいえ、前半は体調が悪くずっと家にいたし、ちょっと気分転換ということでそのまま宿泊させてもらうことにした。

 さて、今回のお休みで観た映画が標題だ。
 ご存知のとおり、ブリュッセル生まれのエルジェ原作、あらゆる世代から愛されてきた少年と犬の冒険物語「タンタンの冒険」の映画化。ご多分に漏れず、息子も私もこの「タンタンの冒険」には随分お世話になった。

 それにしてもスティーヴン・スピルバーグはやっぱり凄い。語彙の貧困で申し訳ないのだが、本当に凄い。「原作の世界をパーフェクトに再現するために、フルデジタル3Dパフォーマンス・キャプチャーという最新技術を駆使して、全編驚くべきカメラワークで撮影された未体験の映像は、実写とアニメの境界を超越した奇跡の作品として結実!」という呼び声どおり、もう最初から最後までアドレナリン噴出。映像が本当に綺麗で、本物より本物のよう。身を乗り出して拳を握り、大興奮だった。免疫力アップ間違いなし。
 私は上映時間の関係で、2Dの吹替版で観たのだが、うっとうしいメガネなどなくとも、3Dと見まがうほど立体的な画像だった。そしてタンタンの声もなかなか良かった。

 メッセージは「勇気」と「希望」。くるっとはねたブロンドの前髪と、ニッカーボッカーがトレードマークの少年レポーター・タンタンと、愛犬、白のフォックステリア・スノーウィが大活躍。固い友情で結ばれたハドック船長と海へ、空へ、砂漠へ、どんな試練にもくじけることなく勇敢に乗り出していく。
 そして「壁があったら突き破って進め!」を文字通り実践して、秘密が解ける。うーん、今年も治療を続けていくうえで沢山の壁が立ちはだかってくるかもしれない。けれど、勇気をもって希望を捨てず、突き破って進むことが出来れば、また道は開けると信じたい。
 沢山の元気をもらい、満足して帰宅した。子どもだけでなく大人も十分ワクワクドキドキ出来るはず。息子も観たがっていたのだが、彼を待っていたら何時観られるかわからない。お先に失礼!であった。

 今朝もいいお天気。いざ、と初の大洗濯をして、初ヨガに出かけてきた。
 年末年始の閉店でスタジオが冷え切っていたことに加え、半月ぶりの参加で私の体の代謝が落ちていたのか、あまり暖まらず。いつもは途中からポタポタと滴り落ちる汗が、今日は後半じんわりと滲んだ程度。それでもシャワーを浴びて、すっきり出来た。
 今年もこうして無事参加することが出来た“今ある自分の心と体に感謝”である。

コメント (4)
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