抗がん剤治療を長く続けて行く上で、いつも絶好調の体調でいたい、というのは望み過ぎかな、と思う。
もちろん、薬が効いていて、副作用止めも最大限うまく使えて具合の悪い期間はせいぜい投与当日くらいで、翌日からはごく普通に次の投与日まで元気に過ごせる、というのが今思いつく一番有難い状況だ。
譲れない前提条件としては、“薬が効いている”こと。
それでも現実はそううまくはいかない。
となれば、具合が悪くてじっと我慢の期間と動き回れる元気な期間がほぼ同じくらい、というバランスを保ち続けていられるうちは、精神的にも身体的にもなんとか大丈夫な状況か。
こうして回を重ねるたびに強くなってくるように感じる副作用にその都度めげつつも、とにかく都合3日我慢すれば、昨日までの気持ち悪さが嘘のようになくなって、普通に食事が出来、普通に眠れる。そして、ああ、それじゃあまた頑張るか、ということになるわけだ。
いつもいつもその繰り返し。なんとか大丈夫いう段階の、一番低いレベルで辛うじて踏みとどまっている感じだ。
具合が悪くなれば、正直、ああ、もう次回の治療はお休みしてしまいたい、と思う。実際、休薬週の体の楽さ加減を想うと、その誘惑はいつもある。けれど、薬を辞めたら副作用の気持ち悪さやだるさから解放されるのと同時に、また悪い細胞が活発に動き出す、と考えるとそれは恐怖だ。
だから、なんとかかんとか自分で自分を鼓舞しながら、次回の投与に臨み続ける。
主治医や看護師さんたちは、投与日の朝には体調が復活して、一番元気な私しか見ていないから、投与後の具合が悪い週末を知らない。
けれど、いずれ薬は効かなくなって副作用だけが強く出て、具合の悪い期間が長くなり、復活するまでに時間がかかり、つまりは元気な期間が短くなり、すぐにまた投与日・・・という日が来るのだとしたら、正直なところ、やはり心身ともにかなりキツいだろうな、と思う。
もちろんいずれはそういうことも起きるのだ、ということは、どこかで受け容れないといけないのだろうけれど。
昨日ご紹介した「だから死ぬのは怖くない」というMOOKによると、「抗がん剤が効かなくなったら・・・最後まで闘いたがる男、スパッとやめる女」というように、女性と男性は止めどきが違うそうだ。男性は最後の最後まで頑張るという。たとえ抗がん剤投与の副作用で命を縮めることになろうとも。逆に、女性はこれ以上続ければ逆に命を縮めることになるという一歩手前のタイミングで、それは上手に潔く抗がん剤治療を辞めるという。結果として抗がん剤を辞めた方が寿命を伸ばすことになるわけだ。女性の方が現実的で、その死に時と、場所を自ら選びとることが出来るそうだ。
一昨日も採血の時に看護師さんから言われた。どうしても皆さん頑張っちゃうから、頑張り過ぎないことも必要よ、と。
自分の体の声をきちんと聴くことが出来れば、自然とその感覚・・・少しでも寿命を延ばしながら生きる感覚・・・が得られるものだ、と思いたい。
体調だが、やはり今日は辛い。歩いていても力が入らず、フラフラする。昨夜もぐったりとだるく眠く、早寝した。今朝は目覚ましが鳴る1時間前には目覚めたが、起き上がるのが辛い。食欲がないままお弁当づくり、朝食の支度で匂いを嗅ぐのが辛い。それでも仕事に行く、ということで何とか身支度を整える。働いていなかったら、夫と息子の二人を送り出した後は、一日パジャマで寝たり起きたりする生活になるのだろうな、と思いつつ。
そして、余り味が分からない中で最低限をお腹に入れて、イメンド80㎎、ロキソニン、マグラックス、トラベルミンを飲んだ。
今日は夫が宴会で夕食は不要という。部活で遅くなるという息子と2人、何も作る元気がないので、冷凍食品オンパレードでもいいか、と思っている情けない母である。何はともあれ、明日はお休み。本当に待ち遠しい週末だ。
もちろん、薬が効いていて、副作用止めも最大限うまく使えて具合の悪い期間はせいぜい投与当日くらいで、翌日からはごく普通に次の投与日まで元気に過ごせる、というのが今思いつく一番有難い状況だ。
譲れない前提条件としては、“薬が効いている”こと。
それでも現実はそううまくはいかない。
となれば、具合が悪くてじっと我慢の期間と動き回れる元気な期間がほぼ同じくらい、というバランスを保ち続けていられるうちは、精神的にも身体的にもなんとか大丈夫な状況か。
こうして回を重ねるたびに強くなってくるように感じる副作用にその都度めげつつも、とにかく都合3日我慢すれば、昨日までの気持ち悪さが嘘のようになくなって、普通に食事が出来、普通に眠れる。そして、ああ、それじゃあまた頑張るか、ということになるわけだ。
いつもいつもその繰り返し。なんとか大丈夫いう段階の、一番低いレベルで辛うじて踏みとどまっている感じだ。
具合が悪くなれば、正直、ああ、もう次回の治療はお休みしてしまいたい、と思う。実際、休薬週の体の楽さ加減を想うと、その誘惑はいつもある。けれど、薬を辞めたら副作用の気持ち悪さやだるさから解放されるのと同時に、また悪い細胞が活発に動き出す、と考えるとそれは恐怖だ。
だから、なんとかかんとか自分で自分を鼓舞しながら、次回の投与に臨み続ける。
主治医や看護師さんたちは、投与日の朝には体調が復活して、一番元気な私しか見ていないから、投与後の具合が悪い週末を知らない。
けれど、いずれ薬は効かなくなって副作用だけが強く出て、具合の悪い期間が長くなり、復活するまでに時間がかかり、つまりは元気な期間が短くなり、すぐにまた投与日・・・という日が来るのだとしたら、正直なところ、やはり心身ともにかなりキツいだろうな、と思う。
もちろんいずれはそういうことも起きるのだ、ということは、どこかで受け容れないといけないのだろうけれど。
昨日ご紹介した「だから死ぬのは怖くない」というMOOKによると、「抗がん剤が効かなくなったら・・・最後まで闘いたがる男、スパッとやめる女」というように、女性と男性は止めどきが違うそうだ。男性は最後の最後まで頑張るという。たとえ抗がん剤投与の副作用で命を縮めることになろうとも。逆に、女性はこれ以上続ければ逆に命を縮めることになるという一歩手前のタイミングで、それは上手に潔く抗がん剤治療を辞めるという。結果として抗がん剤を辞めた方が寿命を伸ばすことになるわけだ。女性の方が現実的で、その死に時と、場所を自ら選びとることが出来るそうだ。
一昨日も採血の時に看護師さんから言われた。どうしても皆さん頑張っちゃうから、頑張り過ぎないことも必要よ、と。
自分の体の声をきちんと聴くことが出来れば、自然とその感覚・・・少しでも寿命を延ばしながら生きる感覚・・・が得られるものだ、と思いたい。
体調だが、やはり今日は辛い。歩いていても力が入らず、フラフラする。昨夜もぐったりとだるく眠く、早寝した。今朝は目覚ましが鳴る1時間前には目覚めたが、起き上がるのが辛い。食欲がないままお弁当づくり、朝食の支度で匂いを嗅ぐのが辛い。それでも仕事に行く、ということで何とか身支度を整える。働いていなかったら、夫と息子の二人を送り出した後は、一日パジャマで寝たり起きたりする生活になるのだろうな、と思いつつ。
そして、余り味が分からない中で最低限をお腹に入れて、イメンド80㎎、ロキソニン、マグラックス、トラベルミンを飲んだ。
今日は夫が宴会で夕食は不要という。部活で遅くなるという息子と2人、何も作る元気がないので、冷凍食品オンパレードでもいいか、と思っている情けない母である。何はともあれ、明日はお休み。本当に待ち遠しい週末だ。