ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.1.2 お年玉の一日

2012-01-02 22:09:34 | 日記
 例年、この日は息子からのリクエストで、都心の百貨店の初売りで鉄道模型の福袋を買ってくることになっている。お年玉と今月末の彼の誕生日プレゼントを兼ねて。
 息子は、それを楽しみに年末から旅行に出かけたが、事前に百貨店に確認の連絡を入れたところ、なんと先月でお店が撤退してしまったという。残念ながら購入出来ない旨、息子に連絡した。

 そうはいっても一日中家にいると、また家の中の片付けで終わってしまいそう・・・。ナベルビン投与から5日経ち、せっかくお腹の調子も良くなってきて、唯一元気な今日と明日なのに、と欲張りな思いがムクムクともたげ、思い切って百貨店に出かけてきた。鉄道模型は買えなかったが、メンズとレディスの福袋を何とか1つずつ確保することが出来た。
 荷物持ちがいればあと1つ買えそうだったが、何分、力のない私のこと、それでおしまい。でも、メンズはガサばるし、重くて何度も途中で置いて帰りたくなった。去年までは、息子は子供服売り場の170㎝モノが買えたのだが、既に181㎝。メンズのМサイズを飛び越してのLサイズ。ここ数年10㎝ずつ伸びている勘定だ。中身はダウンとニットとシャツとフリース。夫か息子かどちらが着ても悪くないなかなかのモノだった。私のお目当てブランドは既に完売で、2番手になったが、こちらもジャケット、ニット、スカート、インナーと外れはなかった。
 そしてもう一つ、鉄男の息子からのリクエスト“駅弁福袋”にも家族3人分応募し、ハズレなしの新春おみくじ抽選会に参加して帰ってきた。500円相当の大吉、300円相当の中吉、100円相当の小吉の3種類で、結果は小吉。まあ、こんなところであまり運を使い果たすのも・・・と静かに頷く。

 あまりの人出にぐったりきて(白血球が低くなっているのだから、そもそも人混みに長くいるべきではないだろうし・・・、というより来るべきではないのかもしれないが)、そのままフラフラとフットマッサージのお店に入ってしまった。こんなふうに数日間、家事から解放されることなど、次にいつやって来るかわからない。実はこのお正月休みにはネイルサロンに行ってみたかったのだが、はて、そんな綺麗な指先にしてしまったら、手袋をしなければ断捨離はおろか、片付けものが出来なくなる、と諦めた。貧乏性な私だ。けれど、年末と昨日の片付けもので手はすっかりかすり傷だらけで荒れ放題。フットマッサージの間にオプションでハンドパックをしてもらった。極楽。殆ど呆けた状態で、お店を後にした。

 さて、今日の夫と息子は、起きたら雪景色だったという津和野を出て、新山口まで「特急おき」に乗り、さらに新幹線こだま号に乗り継いで、岩国で錦帯橋観光。昼前に美しい橋の写真が送付されてきた。良いお天気だそうだ。その後、宮島口に向けて普通列車の旅。昼過ぎには、宮島口駅で大人気の「うえののあなご弁当」を順番待ちしている息子の写真も。厳島神社で参拝したが、これまた大混雑だったようだ。
 まだ息子が保育園児だった時に、“全国の路面電車制覇”と称して広島を旅したことがある。当時、沢山の鹿が餌を目がけて突進してくる中、私の陰に隠れて逃げ回っていた小さかった息子だ(今回、鹿たちはアパシー(息子談)で、餌やりは出来なかったそうな。)。その宮島観光以外は殆ど電車にばかり乗っていたので、市内観光は殆ど出来なかった。今や時代が時代なら出征もありという齢になった息子に、是非とも、原爆ドーム、原爆記念館を見学し、戦争と平和についてきちんと考えてきてほしい、と言って送り出した。もし年始で閉館であれば、せめて平和記念公園には行ってほしい、と。

 そんなわけで、家族揃ってテンコ盛りの一日。早くも明日で年末年始休暇は終了だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする