ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.9.22 およそ1年3か月ぶり、瞑想ヨーガクラス満喫!

2019-09-22 21:47:15 | ヨガ

 連休2日目。今日はこれまで育休中だったSさんの瞑想ヨーガクラスに1年3か月ぶりで参加してきた。産休前最後のクラスは、大阪北部地震に遭遇して帰京出来ずに涙を飲んだのだった。

 先月の初め、「重要なお知らせ」という文章を拝見した時にはとても心揺さぶられた。坊やも1歳を過ぎ、そろそろ復帰、活動再開されるのだろうか、と待ち遠しく思っていた矢先のことだ。
「出産と育児のため1年ほどのお休みいただいておりましたが、いよいよ活動を再開すべく準備を進めております。そして新しい家族と共に、これからも長く活動を続けていくために2019年9月末日をもちましてスタジオをクローズし、活動を新たにする予定です。このスタジオは私自身の夢や愛が詰まった本当に大切な場所で、今回の決断に至るまでには様々な経緯や想いもありましたが、親愛なる皆々様と積み重ねてきた沢山の時間の中で、幼い頃の家族との関係から得たものがいかにその人の人生に影響を与えるのかを沢山学ばせていただいた経験と、また、家庭内の幸せが世界中の幸せをつくるという私自身の思いもあり子どもが私の手を必要としている間は、家族との暮らしを丁寧につむぐことのできる活動のスタイルを選ぶことにいたしました。今回の決断は、今後長く活動を続けていくためのものですのでスタジオは形を変えて再スタートできるように進んでおります!」というもの。

 そして待ちに待った今日。ゆっくり起きて、朝食の支度を済ませ、余裕をもってスタジオへ向かった。スタジオ最寄り駅近くで軽食を摂り、開始時間30分ほど前にスタジオに入ると、指導者養成コースでご一緒したKさんが入られたところ。受付ではAさんが笑顔で迎えてくださる。スタジオにはマントラカードが置かれたマットが24枚、びっちりと敷かれている。中には坊やを抱っこしたSさんの姿が。昨年のクリスマス会以来の再会である。

 年明けから体調が悪化したことでハラヴェンを含む3剤併用に治療を変更したが、副作用が酷く、3か月でハラヴェンを中止せざるを得なくなった。その後体調を整えながら今月初めにM先生のインテンシヴコースに聴講生として参加するまではスタジオにも足が向けられなかったが、こうしてSさんの復帰クラスに参加することが叶って本当に嬉しい。

 着替えを済ませスタジオに入り、ガネーシャ像にご挨拶。像の正面、後列に場所を取る。次々と受講生が入ってきて、あちこちで再会を喜ぶ歓声が上がっている。
 今日はクラスの間、Sさんのお母様が坊やを見てくださるという。ぷくぷくと赤ちゃんらしく太っているT君は、あんよも出来るようになったそう。ママであるSさんにはもちろん、パパにもよく似ている。ママに抱っこされていると本当に幸せそう。だが、いざ離れるとなると涙、涙、の様子。ああ、この様子ではとても預けて働くというのは辛いなあ、と納得する。

 冒頭、坊やを抱っこして参加者にご紹介くださり、今回のスタジオクローズに至る経過をお話しされる。今日初めて参加されたという方も数名、男性も数名、そしてお馴染みの方たちや卒業生皆がしみじみと聞き入る。

 先週の木曜日に復帰後初の瞑想ヨーガクラスが開催されたそうで、今日が第2回目であるとともにこのスタジオで最後となる瞑想ヨーガクラスがスタートする。
 初めのマントラを唱え、ॐ(オーム)を唱え、私がASHAREさんで担当させて頂いているクラス同様、帰命敬禮、五体投地の動きをマントラとともに繰り返す。

 続いて座ったまま背骨を意識しながら捩じりのポーズ。ダウンドッグ、三角のポーズ等ピークポーズに向かってプラーナヤーマをしながら、瞑想へ。
 今日は7つのチャクラを意識するチャクラ・ハミング。胸、喉、眉間、お腹、丹田、頭とそれぞれの音をハミングしながら手を動かしていく。そのままくつろいで座り、最後はシャヴァーサナ。Sさんの美しい歌声で覚醒し、最後のキールタンはあらゆる障害を取り除いてくれるガネーシャのキールタンと皆に栄えがありますように、と祈るハレルヤ。
こうしてSさん直々の瞑想ヨーガクラス90分、たっぷり堪能し、シャーンティの気分を満喫した。ああ、何があっても大丈夫、とまた心を強くする。

そこへ坊やの泣き声が聞こえる。「ああ、帰ってきました」とSさんはフロントへ。お帰りなさいとママが抱っこすると、涙を浮かべたまま安心したようにぺったりとくっついて離れない。「やっぱりママがいい・・・」これは喋れるようになった息子も何度も言ってくれたっけ。坊やはまだお喋りは出来ないけれど、そんな声が聞こえてくる。赤ちゃんとの今の蜜月を楽しまないと、もったいないのである(と言いつつ、私は生後57日の何もわからないうちから息子を保育園に入れた母である。人見知りが始まるまでずっと一緒にいたら、それはお互い離れがたいに決まっている。)。

 結局、ママ以外のおばちゃんたちに抱っこされようものなら即泣いてしまうので、くびれが可愛い手足をチョンチョンさせてもらうだけで、抱っこは諦めてスタジオを後にした。坊やはママに抱っこされて気持ちが安心したようで、手を振るとバイバイをしてくれて、胸がキュンとした。Sさんには来週もまた参りますとご挨拶して、お別れ。

 こうして満ち足りた気分で帰路に就いた。夫が最寄り駅まで迎えに来てくれて、買い物タイムの前に夫がご馳走くれたお茶とスイーツで人心地つく。途中から小雨になってしまったが、夫のスーツと私のブラウスをゲットして帰宅した。

 今日はヨーガ優先で、OB・OG合唱団の練習はお休みしてしまったが、明日は第九の練習、また夕方から出かけて都内横断することになっている。


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2019.9.21 三連休初日、リフレと墓参と美整腸

2019-09-21 20:26:36 | 日記

 長月2回目の三連休。今日は月に1度のお楽しみリフレクソロジーの日。朝一番の予約なので、ベッドで”朝の連続テレビ小説”は叶わず。ノロノロ起きて朝食の支度をしようと思ったら夫が既に起きて準備を始めるところだった。バトンタッチして夕食の下ごしらえを済ませ、家を出た。

 いつものようにサロン最寄り駅前のロータリーでオーナーがピックアップしてくださる。先月は中欧旅行帰り翌々日でとても暑かった記憶があるけれど、1か月半が経ち、すっかり秋めいてきた。この三連休はどうもお天気があまり芳しくない予報だ。となると、いきなり胸骨痛が出る。本当に気圧に敏感である。

 母の入院手術のことや自分の体調等を伝え、ハンドリフレと下半身スッキリコースでお任せ。アロマオイルはオレンジ、イランイラン、ローズウッドのリラックス系ブレンドにした。
 手足の痺れや痛み、足爪の不調もあるが、しっかり事前にお話ししてあるので、安心だ。いちいち体調を説明するのは面倒だし、病気のことをいきなり言うのもハードルが高いので、飛び込みのサロンには行けなくなった。

 浮腫んでいるのか足裏も厚ぼったい感じ。やはり足首周りが滞っていたようだ。すぐに冷えてしまうともいわれた。それに比べて手は熱い感じだったとのこと。気が上に行って下まで廻り切っていないということか。いずれにせよ施術が終わる頃には随分スッキリした。本日のお薦めのフルーティブレンドのハーブティを頂き、じんわり汗をかいて次回来月の予約をし、サロンを後にした。
 午後一番でオーナー指名のお客様の予約というので、オーナーはサロンでお見送り。帰路はスタッフのM さんが駅前で送ってくださった。

 そのまま最寄り駅まで戻って夫と合流。駅前のスーパーで仏花を買って公園墓地行きのシャトルバスを待つ。予定時間より5分早く1台来たのだけれど、あいにく6名しか乗れないとのこと。「すぐに次の便が来ます」といわれたものの、待てど暮らせど車は来ない。待ちきれずに確認の電話をかけてしまったくらい。お彼岸なので道もやや混んでいるようだ。

 到着するといつもに比べて園内は混雑している。お墓にはまだ新しいお花が供えられているものが多い。リンドウや紫の孔雀草、黄色いスプレーマム等が秋らしい。お願いしていたお掃除も済んでおり、綺麗になっていた。2人でお参りを済ませ、再びシャトルバスで駅まで戻ってきた。帰りは9人乗りが満席。

 遅いランチを駅前で済ませてから夫と別れ、ヨガスタジオで美整腸ヨガのクラスに参加。治療後の週末、お腹の調子は今のところそれほど酷い下痢に見舞われてはいない。リラックスして小腸・大腸のマッサージをしていると、いつのまにかウトウト眠くなってくる。お腹周りを捩じったり、伸ばしたり、いい感じに気持ちよく好きな特別クラスだ。

 今日は三連休初日でお出かけの人が多いのかどうか、男性も1人で、全員で10人にも満たず、のびのびゆったりだった。レッスン後の10分ヨガも優しい腸マッサージということで、柔らかいボールを使ってお腹を解してまったり。シャワーを浴びてスッキリして帰宅してからは洗濯に勤しんだ。

 こうして三連休初日はリフレと墓参と美整腸とトリプルヘッダーで無事終了。痛みが和らぐことを祈りつつロキソニンを飲む。残す2日も“好きなこと”の予定が入っている。

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2019.9.19 乳がん患者さんのための瞑想ヨーガクラス10月、11月開講分キャンセル待ち受付中のお知らせ

2019-09-19 21:10:24 | お知らせ

 先日、10月、11月のクラスの残席がわずかになりましたとお知らせしたところですが、両クラスともおかげさまで定員に達し、現在キャンセル待ちを受付中だそうです。
 お忙しい中、多数のお申込みを頂き、どうもありがとうございました。

 暑さがぶり返したり、お天気が安定しなかったり、夏の疲れで体調が優れない・・・と仰る方は多いかもしれません。スポーツの秋や食欲の秋を楽しめるように、体調を整えつつ気持ちよく身体を動かせる機会をお届け出来たらいいなと思っています。決して無理することなく心地よく、穏かな気持ちでゆったりと過ごせるクラスを提供できるよう努めてまいります。

 当日、皆様にお目にかかるのを心待ちにしております。
 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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2019.9.18 採血後腫瘍内科診察、パージェタ・ハーセプチン10クール目

2019-09-18 22:11:56 | 治療日記

 昨夜は夫や息子と暫しLINEをしたが、ほどなくして眠りに落ちた感じ。4時間ほどよく眠ってお手洗いに起きた。それからはまだ眠いのに眠れない。なぜか第九の合唱が鳴り響いて2時間ほどまんじりとも出来ず。その後モーニングコールが鳴るまで少しトロリとしたか。ちょっと寝不足である。

 朝のうちはお天気でも午後から雨の予報だ。夫は珍しく早起きして朝風呂に入ったと連絡があった。だから雨が降るのだろうか。足湯を済ませるが、相変わらず手足の痺れと痛みがあり鬱陶しい。
 新聞を片手にまずは痺れ対策の漢方2種を飲む。焼きたてのデニッシュとスープ、ジュースの定番朝食。朝食後はビタノイリン、ロキソニン、タケプロン、ミヤBM錠を飲み、部屋に戻る。朝の連続テレビ小説を視てからチェックアウト。

 今月初めての通院だ。外はまだ青空が広がっているが、昨日より気温が低め。
 このところずっと調子が悪かった自動受付機がリニューアルしており、3台フル稼働中。IDカードを通す列は出来ていたが、すんなり進んだ。出てくるスリップも違っている。
 採血受付へ移動したら、待合い椅子は混雑中。なんとか椅子を確保して電光掲示板を見ると、待ち人数は10人以上で11分待ちと出ていた。それでも荷物を整理したりしているうちに自分の番号が出て、採血室に入った。

 今日の担当はあまりお見かけしたことのない女性。名札をしておられなかったので、お名前が不明。今月は今日の1回だけなので、マーカー等フル測定で5本。針刺の痛みが全くなく、びっくり。思わず「何ともありませんでした。素晴らしい!」と声に出てしまう。抜く時もノーストレスで止血も問題なし。幸先の良いスタートである。向かいの腫瘍内科の受付へ。

 待合い椅子はほどほどに混んでおり、定位置は確保出来ず。後方を確保して、受付へ向かった。電光掲示板の色もレイアウトも変わっている。貼り紙があり、「15日からシステムが変更になり、ご迷惑をおかけすることがあるかもしれません」とのこと。受付の方に「まだリニューアルから数日なのですね。」と言うと「実際は昨日からなので、結構大変で・・・」と言っておられた。
 
 本日のお伴は、堂場瞬一さんの「不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6」(講談社文庫)。帯には「それでも支援は必要か?もっとも傲慢な犯罪被害者が村野を苛む 娘を殺害された悪名高き男。部下への疑念が招く支援課分断の危機!文庫書下ろし警察小説シリーズ最新刊」とある。警察モノが実は好きである、といつかも書いた記憶があるが、書下ろしなら一度読んだのにも関わらず、それを忘れて気づかずに買ってしまい、読み始めてから既読感に?と思う・・・という間抜けな失敗がないので、安心して読める。最初からグイグイ読み進めていった。

 採血してから1時間が経ち、本の切りがよいところで血圧測定へ。89-61、脈拍は83。ちょっと低め。それから少しして「中待合いへどうぞ」に番号が出た。中廊下に入ってから先生に呼んで頂けるまで珍しくとても早く15分ほど。病院到着からまだ1時間半である。

 ご挨拶をして席に座る。今日も問診票は記入済みだ。「おかげさまで、ロキソニン減量計画は無事成功しており、朝一度飲んで痛みがあれば頓服で、の形に戻せています。頓服する回数もあまりなく、(がんそのものの)痛みは治まっています。けれど、(ハラヴェンの副作用である)手足の痛み、痺れが軽快どころかより酷くなってきていると感じることも多いです。家事をするにも痛み、足の爪も調子が悪いです。漢方もビタミン剤も真面目に飲んでいますが(改善しません)・・・」と訴えると、「ほかにも薬はありますけれど、リリカやサインバルタは眠くなって大変でしょうし、効かないということで量を増やすとまた副作用が出るし・・・」と仰る。

 いつかもサインバルタのことは書いたが、離脱症状が酷く、もう勘弁である。リリカもあまり良い話は聞かないし・・・。「結局我慢するしかないのかな、とは思うのですが、どのくらい続くのかと思うと、憂鬱です。また治らないうちに別の薬を重ねることになったらと思うと・・・」と愚痴る。

 採血の結果、マーカーは1割強の増加。「上昇傾向ではありますが、まだ正常範囲内ではある。いずれピークは来るだろうけれど、CTはレントゲンで見た通り、両肺の影はどれも縮小しており、とても良いです。胸骨は変わりありません。」とのこと。確かにPC上での画像は前回と比べて格段に小さくなっているように見える。ハラヴェンは良い仕事をしてくれたのは間違いなさそうだ。先生がぼそっと「副作用は長引きはするが、効果も続く・・」と仰る。それ以上なかなか愚痴れなくなった。システムが変わって、まだ使いこなせない・・・と先生がぶつぶつ独り言ちている。

 「それから、甲状腺は異常なし。目で見て腫れているように見えたけれど、腫れていないとのことで、定期的に調べる必要もないそうです。エコーの時、(こういう特徴の)男性でしたか。」と訊かれ、「はい。」と答えると、「内分泌科の部長直々(エコーを)やってくれたみたいです。」とのこと。「恐れ入りました。お騒がせしました。」とお辞儀をしてしまう。とりあえず不安が潰せてほっとした。これでまた治療に邁進出来るというわけだ。診察室での検温は37度丁度。

 薬の処方では、ロキソニンを少な目に(3週間毎食後3回ずつを2週間分に減量)して頂き、それ以外はミヤBM錠含め5種類を3週間分。
 次回3週間後は採血なしで治療のみでよいとのこと。口腔外科の経過観察があるので、それほど時間は変わらないかもしれない。月末の2回目の治療日に採血とレントゲンの予約が入った。

 ご挨拶をして診察室を後にし、化学療法室へ入る。待合い椅子は一杯。入り口に近いパイプ椅子に腰かけた。いつものように夫やお友達にLINEで報告。20分ほどして看護師のMさんから窓側のナースステーション側の席に案内された。外は今にも雨が降り出しそうな気配。

 お手洗いを済ませ、かつらを外してケア帽子に替え、リラックスして読書の続き。
 10分ほどして刺針に見えたのはKdさん。お久しぶりだ。針が入るのになかなか落ち着かない感じでチリチリ痛んだがしばらくして落ち着く。
 その後20分ほどしてOkさんから薬が届く。こちらもお久しぶり。夏休みはずっと家にいて2人の小学生のお母さん役に徹したとのこと。お子さんたちの希望が「お出かけや旅行」ではなく「お母さんをしてほしい」だったそう。「ただいま」と帰宅した時に、お母さんがカギを開けて「おかえり」と言ってくれることに憧れるというのは泣ける話で、我が家の息子もそうだったことを思い出した。 

 2剤併用の治療10クール目。点滴棒にはいつものように2本の薬液パックと生理食塩水の小さなパック、シリンジ。点滴の順番はパージェタ、ハーセプチン、最後に生理食塩水である。

 最後の生理食塩水になったところで、Okさんが血圧測定にみえる。途中Kwさんにお願いした採血結果のプリントアウトをKrさんが届けてくださった。今日は血糖値も問題なし。終了時の血圧は119-66、脈拍は57。抜針はMさん。Kdさんがしっかりテープで固定されていたので剥がすのに一苦労。いつもながら衝撃があり、痛かった。

 今回も同じ列の反対側の椅子で点滴中ずっと咳き込む方がいた。まだ軽快していないのだ。私がそうだったように薬が奏功して楽になりますように、と祈る。

 化学療法室に滞在した時間は3時間半弱。順調だった。お手洗いを済ませ、ご挨拶して部屋を後にした。会計へ移動すると受付から長蛇の列。待合い椅子は大混雑していた。受付番号を頂いてから薬局へ処方箋を送信するのは並ばないで済んだが、小一時間待ってようやく会計番号が出た。今日も点滴代が35万円相当で、3割負担のお支払いはカードで11万弱。

 病院を出ると、小雨が降り出していた。寒いかしらとカーディガンを羽織ったが、結構湿気が高く、蒸している。薬局に到着し、「病院内から処方箋を送りました。」と申告すると、今日も10分ほどで呼んで頂けた。恩恵に被っている。「今日もいつもどおりですね?」と問われ、3,000円に満たず現金でお支払い。本日の病院と薬局の滞在時間は合計で6時間強。

 大荷物で駅ビルに辿り着く。今日も夕方までランチをやっているお店で野菜たっぷりの麺を頂いた。外は雨が強くなっていた。快速に間に合って、席も確保出来、2冊目の佳境を読み終えた。
 
 自宅最寄り駅に到着すると雨が小降りだったが、タクシーは出払っていた。仕方なく歩く。途中雨脚が強くならないうちに普段より少し早い時間に帰宅出来た。夫は出張先から直帰で、私が帰宅すると既に生協配達の食品の収納も終わっており、食事の支度をしてくれていた。まだ昼食を食べたばかりなので、遅くて良いとお願いし、洗濯物を片付けてリビングでお夕寝。
 明日は午前中仕事をして、昼前から会議のためまた東京横断だ。疲れを残さないように今日も出来るだけ早めに休まなくては・・・。

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2019.9.17 母の入院前面接、入院支度を終えて・・・

2019-09-18 21:58:57 | 日記

 午前中で仕事を終え、母が来週入院する病院での入院前面接に付き添った。朝一番に提出締め切りにしていた書類がなかなか出て来なくて、ようやく手にしたのはお昼を回ってから。それからその処理をして、結局お昼休みを大きく食い込んでから職場を後にすることになった。

 急いでいる時に限って私鉄とJRの接続も悪く、途中駅ビルで少しゆっくりランチを摂る予定が、叶わず。ドタバタとかき込み、余裕をもって到着出来るバスに乗るつもりでバス停に急いだものの、目の前で行かれ、暑い中20分待ちというトホホの事態になった。

 それとは対照的に、20分後に乗ったバスの運転手さんは「発車します」の合図の後、3度もドアを開け閉めして駆け込んでくるお客さんたちを乗せてあげていた。そんな調子だったのと信号待ちが続いたため、ギリギリで間に合う予定が病院入口のバス停に到着したのが面接開始時間丁度。走ることは出来ないが、最速早歩きでエスカレーターを歩き、待ち合わせの泌尿器科前に到着したら、3分遅刻であった。母と看護師さんが私を見つけて、会釈した。

 息切れしながら申し訳ないとお詫び。せっかく2階に上がったのだけれど、案内されたのは1階の入り口脇すぐの面接室だった。最初からこの場所が分かっていれば、1分の遅刻で済んだかも・・・と思うも結果論である。

 先週書き終えた厚い問診票に従って看護師さんからのヒアリング。基本は母に答えてもらって・・・のつもりが、なかなか埒が明かず、だんだん助け船を出すより私が答える部分も多くなる。1時間20分くらいかかって、ようやく終了。それでも退院後のショートステイの希望やら何やら言いたいことはお伝えすることが出来たので、付き添った甲斐はあったと思う。

 売店で呼吸練習のための器具等を再び買い(前回の手術の折にも買ったのだけれど、こんなものはあまり縁起が良くないとか父に言われて処分したらしい。結構高額なのに・・・。)実家に戻ったのはもう勤務時間終了の時間だった。

 前回別れる時に入院用品の支度をしておくようにと言って、今日はチェックするだけのつもりだったが、まだ何もしていない母である。横について一つ一つ準備。なんだか昔息子の修学旅行の支度を手伝いながら、いつも間にか本人がお客様状態になり、全部私がやる羽目になった・・・のデジャヴのようである。叱咤激励しつつ、なんとか準備完了。後は、退院後そのままショートステイ先に移れるように、その着替えなども準備しなくてはならない。

 そんなこんなで実家を出るのはすっかり遅くなってしまった。夫は出張で箱根一泊なので、夕食不要。明日の通院に備えた前泊お泊り道具は持参しているので自宅に寄る必要もなく、途中で夕食を摂ってからホテルを目指す算段だったが、母が一緒に夕食をしても良いというので、では、と駅方面に繰り出した。

 落ち着けるというので、従姉や息子とは来たことがあるというショッピングモール内の和食レストランへ。母はお魚御膳を、私は天ぷら御膳を頂き、そこで別れて私はJRを乗り継いで前泊するホテルに移動した。

 移動する車内では白石一文さんの「ここは私たちのいない場所」(新潮文庫)を読み始めた。帯には「救いと光に満ちた長編小説 この小説をたくさんの人、とくに大切な人の死や喪失にかかわった全ての人に読んでもらいたいです。―中瀬ゆかり(編集者・解説を担当されており、4年前にパートナーを突然失くされている。)」とあったが、読みやすく出てくる舞台もなんとなく土地勘があり、するすると引き込まれて最後まで読み終えた。

 ホテルに到着。暑い中動き回ったせいか、かなり疲れていたので、母に無事チェックインした連絡をしてからは湯舟に少し熱めのお湯を貼り、早めに休むことにした。
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