大画面テレビになると、映画館まで見に行こうという映画はなかなかない。
でも、ケヴィン・スペイシーの映画は別。
この映画のことは、ケヴィンが映画化権を買ったときから知っていたが、
かなり長いあいだ、先へ進まずそのままになっていた。
それがようやく完成して公開されたと思ったら、
アメリカで興収2週連続1位になってかなり驚いた。
もっとじみな作品だと思っていたから。
でも、見て納得した。
実話を元にしていながら、中だるみしないテンポのいいストーリー展開。
ラストのオチまでフィクションのようにうまくできている。
登場人物もみな個性的で、そこもやっぱり実話っぽくない。
ケヴィン演じる大学教授も、ローレンス・フィッシュバーン演じるカジノの監視人も
ふたを開けてみると、最初の印象とはかなり違っていた。
そして、主人公のおたく友だちがまた、じつにいい味を出していて、
そっちのサイドストーリーのすてきな結末にも拍手。
=おまけ=
何年か前、ケヴィンにファンレターを出したら、
送られてきたサイン入りブロマイド。