前の家の台所の窓を開けると、2mほど高くなっている隣家の擁壁が見えた。
そのコンクリートブロックの間にすごくかわいらしい青い花をつける草が生えていた。
灰緑色の繊細な葉っぱも可憐で、雑草らしくなかった。
そのときは名前がわからなかったが、後でオダマキだと知った。
名前がわかると庭に植えたくなったが、HCで売られている苗は300円もした。
やさしい風情なので、1株植えたくらいではさみしい。
そこで種から育てることにして、去年の春に種を蒔き、ようやく花が咲きだした。
咲くまで1年以上かかるのだから、苗が高いのもわかる気がする。
擁壁で咲いていたのは、昔から日本の野山に自生するオダマキだと思うが、
庭に種を蒔いたのは西洋オダマキのほう。色はこちらのほうがバラエティーに富んでいる。
最初に咲いたのはこの色。
まだ半開きの状態。昨日、開き始めたが、開くのがすごくゆっくりで、
完全に開くのは明日かあさってになりそうだ。