昨日は市の国際協会主催のイングリッシュ・バスツアーに参加した。
ハイキングを楽しみながら、英語で会話しましょうという催しだ。
参加者は30人ほどで、うち6人が市の国際交流員・英語指導員を
しているネイティブだ。行先は馬籠~妻籠。この催しは行き先を変えて
毎年行われているが、参加するのは初めて。
馬籠・妻籠に一度行ってみたかったので参加した。
9時ごろ市を出発して、馬籠に着いたのが11時ころ。
馬籠宿にある料理屋さんで少し早い昼食を食べた。
写真を撮るのを忘れたが、メニューは素朴な土地の料理。
栗こわめし、五平餅、そばと主食がいろいろ。
それに、鮎の甘露煮、野菜の煮物、野沢菜などがついていた。
おいしくて全部平らげた。
その後、馬籠から妻籠に至る中山道ハイキングをスタートした。
全長9kmの「お元気コース」だが、これがかなりハード。
上りもきついが、下りもけっこう足に負担がある。
ここが頂上だが、ここまで全部上りで、あとは下りとはなっておらず
この前も後もアップダウンが繰り返された。
道端にはこんなに雪が残っている。
コースの途中にある女滝(めだき)。
この近くに大きなカモシカの死骸があって、内臓が食い荒らされていた。
じつはコースの途中には「熊出没注意」の看板がいくつも立っていて、
熊よけにならす鐘がところどころに設置されていた。
そして男滝(おだき)。
この滝は、吉川英治の「宮本武蔵」の舞台となっているそう。
3時間ほどかかって妻籠に到着。最後の方では足がつりそうだった。
馬籠が観光地っぽく整備されているのに対し、妻籠はずっと昔の風情を残している。
馬籠には大きなお土産屋さんがあったが、ハイキングのあと妻籠で買えばいいやと
思って買わずにいたら、妻籠にはそういうお店がなくて買えなかった!
あったのは曲げ物を売るお店ばかり。
3時過ぎに妻籠を出発して、市に戻ってきたのは5時過ぎだった。
こんなときだから中止になるかと思った人もいたようだが、
いたずらに自粛して被災地でない観光地の産業に打撃を与えないのも
また重要だという気がした。